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VTuber 2018.12.31

【VTuber業界編】キーパーソン20名が語る2018年と2019年

2018年ももう大晦日。そろそろ2019年がやってきます。本記事はMogurLiveとして2018年を締めくくる最後の企画となります。

2017年末から盛り上がり始めたVTuberのムーブメントは2018年に急成長しました。業界企業も次々と増えている中、活躍するキープレイヤーは2018年をどう振り返るのか、また2019年にどのような展望を見ているのでしょうか。

目次
・大鶴尚之(IVR CVO)
・大坂武史(Activ8株式会社 代表取締役社長)
・岩永太貴(いちから株式会社 COO)
・株式会社17 Media Japan
・茨城県営業戦略部 プロモーション戦略チーム
・川崎大和 (株式会社カスタムキャスト 代表取締役社長)/ 助田徹臣(株式会社ドワンゴ 『カスタムキャスト』担当)
・谷郷元昭(カバー株式会社 代表取締役CEO)
・秋山広行(株式会社Candee プロデューサー)
・三上昌史(株式会社シーエスレポーターズ 専務取締役 Gugenka事業統括)
・宋 知勲(Akira Sou – Shinta VR 代表)
・小沼 将馬(株式会社Smarprise VTuber事業責任者 局長 )
・塚本大地(株式会社DUO 代表取締役CEO) / 荒木友治 (株式会社DUO VR事業本部長)
・みゅみゅ(株式会社バーチャルキャスト CVO )
・清水智雄(ピクシブ株式会社 執行役員 VRoid Studio開発責任者)
・二宮明仁(Ficty 共同創業者 & プロデューサー)
・赤川隼一(株式会社ミラティブ 代表取締役社長)
・伊藤将雄(株式会社ユーザーローカル 代表取締役社長)
・荒木英士(株式会社Wright Flyer Live Entertainment 代表取締役社長 / グリー株式会社 取締役 上級執行役員)

この場を借りて、年の瀬のお忙しい中コメントをいただきました皆様に感謝の意をお伝えいたします。

VTuberご本人30名以上によるコメント記事はこちら。

VTuber34名が語る!2018年と2019年

VR/AR/MR業界編はこちら。
【VR/AR/MR業界編】キーパーソン36名が語る2018年と2019年

IVR CVO
大鶴尚之

Q1 2018年のVTuber/VR事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

今年の一番のニュースは、キズナアイちゃんのNHK出演、と言いたいところですが、本当の一番は、ねこますさん(けもみみおーこく)のVtuber 業務引退?撤退?卒業宣言。
これはVtuber がVtuber であるうちは、その存在を超えられない。その存在を越えるためにはVtuber を卒業しなくてはいけない。その決断を実行したことに大変驚きながらも、さすがに凄い人だなと改めて認識しました。

Q2 2019年のVTuber/VRはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ  

2019年に注目するのは、バーチャル歌手(Vsinger)の台頭です。バーチャルと歌は相性がとても良く、2019年はバーチャルを活用して誰でもどこでも歌声を披露できる機会が広がる年だと考えています。また、そのように仕掛けていきたいです。
今私が注目している 星乃めあ ちゃんを始め、沢山のVsingerに注目していきエールを贈りたいです。

Activ8株式会社 代表取締役社長
大坂武史

Q1 2018年のVTuber事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

・バーチャルタレント(以下、VT)プロダクションの立ち上がり
各社がVTを束ねた芸能プロダクションのような組織を立ち上げた。Activ8では「バーチャルタレントをブームから文化に」すべく、音楽アーティストの「バーチャルねこ」や服役系VTuver「懲役太郎」など多種多用なVTの活動を応援するプロジェクト「upd8」を主催しています。その他「にじさんじ」など投げ銭主体かつ箱推し化に成功しているプロダクションなど、ビジネスの裾野も広がりをみせた。

・バーチャルタレントならではの価値の商用化
VT専用ライブプラットフォーム、やVTならではの生配信ができるツール・サービスが複数企業からロンチされた。なかでもAnicastではVR空間の特徴を活かし、3Dオブジェクト化できるギフティング(投げ銭)を導入。それにVTが干渉することを可能にした。会話の応酬に限られていたコンテンツ幅に拡張可能性を示した。
「輝夜月 LIVE @ Zepp VR」(8/31)を始めとし、YuNiがVRライブ体験プラットフォーム「VARK」上で行った「YuNi 1st VR LIVE! ~VeRy Merry X’mas~」など、VR空間で行う音楽ライブが開催された。VTのコンテンツは、それまでモニター上で観賞するか、VRであってもアーカイブコンテンツ止まりであった。VRライブでは「データ(かつ3D)である」、「生きている」というVTの特色が活かされた。キラーコンテンツ不在のVR市場にとってポジティブであり、VTにとってはビジネスにおける将来のポテンシャルを感じるに十分な体験であった。

・バーチャルタレントの多様化
キズナアイ等、アーカイブコンテンツをメインとし、スポンサーの提供によるマネタイズを行うYouTuber型からはじまり、にじさんじ等、ライブストリーミングコンテンツ及び投げ銭マネタイズをメインとするライバー型などが台頭。その中でも力をつけたVTはYouTubeなどのプラットフォームの枠を越え、TVなど大衆向けメディアへの出演、自主イベント開催、大型タイアップ等、タレント型への挑戦が見られた。音楽活動ではキズナアイが9週連続楽曲リリースを実施し、9週連続でiTunesエレクトロニック部門1位を取った。年末にはZeppで2Daysリアルライブも開催する。自身がメインパーソナリティを務めるBS日テレ「のばん組」では5時間生放送の「のとく番」が放送されたが、Twitterワールドトレンド14位に食い込む話題性を見せた。

Q2 2019年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ

2019年は「海外におけるVTブーム」「ゲームやアニメへの“出演“など大型コンテンツ化」「VRコンテンツ化」などが進むと考えています。
upd8およびActiv8としては、VTの新たな可能性を切り開き、VRが生きる世界の選択肢となるよう、2019年も既成概念、常識にとらわれず、社会にとって価値のあるタレントとその周辺ビジネスにトライしていきます。

いちから株式会社 COO
岩永太貴

Q1 2018年のVTuber事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

VRChat内で開催されたバーチャルマーケットにて、VR空間の中で経済が非常にわかりやすい形で存在していたというのが印象的でした!

Q2 2019年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ  

2018年は歌やゲームなどのカテゴリーを中心に活動するVtuberが多かったですが、2019年は「バーチャル × 新カテゴリー」で新世代と呼ばれるようなVtuberが登場するのかなと思っています。
いちから株式会社としては、2019年も引き続きエンタメテック企業として、新たなテクノロジーを利用することで、ユーザーのみなさまへ魔法のような新体験を届けられるよう邁進してまいります!
引き続き応援よろしくお願い致します!

株式会社17 Media Japan

Q1 2018年のV-Liver(ブイライバー)事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

弊社を含んだライブ配信におけるバーチャルのトピックスは、大きく2点。
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1. 2018年8月、約100名のV-Liverとともに事業開始
2. 月間ギフトポイント100万超の V-Liver誕生
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【2018年8月、約100名のV-Liverとともに事業開始】
数多くの動画・ライブ配信プラットフォームがバーチャル業界へ参入するなか、2018年8月6日、「17 Live」でもV-Liver(ブイライバー)カテゴリを新たに追加。約100名のV-Liverが集結し、すでに動画配信アプリで活躍していた結 心愛(むすび ここあ)さんを筆頭に事業スタートからライブ配信を盛り上げていただきました。
「17 Live」でライブ配信を行っているV-Liverの特徴は、従来の動画配信サービスとは異なり、ライブ配信ならではのリアルタイムコミュニケーション。好きなキャラクターとライブで繋がれることから、今まで以上に親近感を抱くことができ、多くのユーザーから好評をいただいています。

【月間ギフトポイント100万超の V-Liver誕生】
「17 Live」では、V-Liverも含め17 ライバー(ライブ配信者)がなりたい職業として、幅広い世代の方に目指してもらえる世界を創りたいと考えております。 そして2018年11月、V-Liverのむらゆきさんが開始1ヶ月目で約100時間のライブ配信を行い、ファンのみなさんから贈られた電子ギフト(有料)が100万ポイントを超え、V-Liverが職業として成立することを証明しました。 この実績を元に、アーティストやパフォーマンスだけじゃなく、お話好きなあらゆる表現者の才能が輝き、世界をワクワクさせるというミッションを掲げ、今後も日本全国に笑顔と元気をお届けします。

Q2 2019年のV-Liverはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ

ライブ配信市場はこれからですが日本No.1ライブ配信アプリとして、今以上にV-Liverのみなさんがトレンドを創り、大きなブームを起こしてくれることを期待しています。そのためにはバーチャル業界を盛り上げたいという熱い思いを持ったV-Liverのみなさんの力が必要です。 ライブ配信を職業としたい方、V-Liverとしてさまざまな世界で活躍したい方に向けては、アプリ内イベントやリアルイベントなど夢を実現できる環境を展開していく予定なので、今後もご期待ください。V-Liverとしてライブ配信をしてみたいみなさん、ぜひ日本No.1ライブ配信「17 Live」で挑戦してください!

茨城県営業戦略部 プロモーション戦略チーム

Q1 2018年のVtuber事情を振り返って,印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

茨城県の新しいチャレンジとして,2018年に自治体初の公認Vtuber「茨ひより」を誕生させることができました。
数千体いるVtuberの中でも,MoguraVRさんをはじめ,たくさんのメディアに取り上げていただき,大変ありがたく思っています。
Vtuberとしては駆け出しの存在,アナウンサーとしても(漢字が読めなかったり,噛んでしまったりと(汗))まだまだひよっこですが,彼女を通して,茨城県の魅力を多くの方に伝えてこられたと考えています。

Q2 2019年のVtuberはどうなりそうか,展望や抱負,読者へのメッセージ

2019年は「茨ひより」の活動の幅をより一層広げ,自治体公認Vtuberとして,新たな道をどんどん切り開いていってもらおうと考えています。
茨城県内の観光地からのリポートや,海外に向けた情報発信などにも取り組んでもらう予定です。
皆さん,今後の「茨ひより」の活動に,ぜひご注目ください!

株式会社カスタムキャスト 代表取締役社長
川崎大和 /
株式会社ドワンゴ 『カスタムキャスト』担当
助田徹臣        

Q1 2018年のVTuber/VR事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

この1年を振り返ると「VTuberブーム」をきっかけに数多くの印象的な「出会い」がありました。

まずは、みゅみゅさん(現・株式会社バーチャルキャストCVO)との出会いです。
とあるVTuberさんからの紹介で2018年の年明けに初対面しました。その時にはみゅみゅさんの手で、すでに「バーチャルキャストの原型」が作られていました。完成していたと言っても過言ではないです。彼?彼女?なくして、今のVRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」は存在していませんでした。
そしてもう一人が、S-court 代表取締役・川崎大和さん (現・株式会社カスタムキャスト 代表取締役社長)。ドワンゴとS-courtが共同開発した3Dアバター作成アプリ「カスタムキャスト」の基となる「カスタムメイド3D」は、すでに長年の人気を誇っているソフトだったので、ドキドキしながら新サービスの提案を打診しました。すぐに理解していただけて「むしろ同じことを考えていた」と、ものすごいスピードで話が進み、お陰様で想像以上の早さで「カスタムキャスト」をリリースすることができました。そして多くのユーザーさんからも好評をいただくことができました。
お二人の共通点はそもそも「ニコニコ動画・生放送」のプラットフォームを利用して、配信をしていただいていたことがあります。(悔しいですが私以上にニコニコやユーザー文化に詳しかった場面も)。だからこそ、一緒にユーザーさんに楽しんでもらえるサービスを考えることがスムーズでした。
来年もみなさんの期待に応えられるように走り続けます。(助田徹臣)

Q2 2019年のVTuber/VRはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ

2018年はいわばVTuber元年。VTuberタレントの爆発的な人気を受けて、会社としてそのブームに乗って何ができるかを模索し水面下で動いていた年でした。
各社そのような状況だったと思いますので、2019年はその努力が身を結ぶ年かと思います。
より手軽にいろんなバリエーションのVTuberが出てきて、企業がそれをサポートする。
もっと表現の幅が広がり、画面の枠を超える年になると思っています。
「その一員、あわよくばリーダーとなって業界を企業の側から引っ張って行きたい」という抱負があります。「キャラクターカスタマイズ✕配信ツール」だけでは終わらない、終わらせない「カスタムキャスト」の今後に是非ご期待下さい。(川崎大和)

カバー株式会社 代表取締役CEO
谷郷元昭

Q1 2018年のVTuber事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

昨年末は数人だけだったVTuberですが、VライバーやVSinger等の新ジャンルが登場し、数多くの人気タレントが誕生しました。
輝夜月ライブ、YuNiライブ、ときのそら×銀河アリスのTUBEOUTが実施され、VTuberがVRやARのキラーコンテンツとなり得ることも証明されたように思います。
また、当社では白上フブキのbilibiliでの登録数がYouTubeを上回ったことで、中国市場の可能性を感じることができました。

Q2 2019年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ

VTuberはYouTubeを抜け出しテレビや劇場等のリアルの場で見かける機会が増えていく他、海外展開も本格化していくと思います。
当社では、YouTube上でのライブ番組、VRライブやARライブ等、ライブエンターテイメント分野に注力していきます。
ときのそらを筆頭にホロライブ所属タレント、AZKiのイベントを数多く実施し、ファンの方々と接する機会を増やしていきたいと考えていますので、引き続き応援よろしくお願いします!

株式会社Candee プロデューサー
秋山広行

Q1 2018年のVTuber事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

YuNiをはじめとした多数の歌特化キャラクターの登場、アイちゃんや輝夜月さんのライブ、歌番組の人気など、音楽の力とVTuberの魅力が掛け算されて一気に広まったのが印象的です。
また、ゲーム部を始めとする、「YouTuber的コンテンツ」×「キャラの世界観を広げるストーリーコンテンツ」がVTuberならではの新しい可能性を見せているのも印象的です。

Q2 2019年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ

2018年は世界的にもボヘミアン・ラプソディやアリー・スター誕生などの音楽映画の大ヒットがありましたが、2019年のVTuber界もますます音楽との掛け算を推し進めたエンターテイメントが広がっていくと思います。それが、世界にも届くレベルに昇華させていけるように全力で頑張っていきたいです。

株式会社シーエスレポーターズ 専務取締役 Gugenka事業統括
三上昌史

Q1 2018年のVTuber事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

すべてが刺激的で革新的な一年でした!ずっとARやVRをやってきたなかでVTuberが起爆剤になるとは夢にも思っていませんでした。でも考えてみるとバーチャルの住人が登場して「自分もそこに行ってみたい、なってみたい」と思うのは当然のことですよね。
これからバーチャルの住人となった人たちへ向けた様々なサービスが登場することでしょう。そのとき「リアルもバーチャルの一つ」と発想するとイメージしやすかもしれません。これから生まれる世界はバーチャルであり、もう一つの世界になりえるのです。このワクワクする世界を一緒に創っていきましょう!

Q2 2019年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ

ロケーションのアセットやワールドを活用したバーチャルなドラマやテレビ番組、VR上のコンサート会場で歌ったり、表現の幅が広がり、活躍できる場が格段に増えると思います。リアルとバーチャルの垣根がどんどんなくなっていきます。

Shinta VR 代表
宋 知勲(Akira Sou)

Q1 2018年のVTuber事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

主にインドネシアで活動してまいりましたが、現地で10代20代の方々を中心に、想定以上の反響があったことが印象的でした。日本だけでなく、海外にもVTuberが受け入れられる土壌があると確信しました。

また、インドネシアから日本の様子をウォッチさせていただきましたが、YouTubeだけとどまらず、オフラインやVR上でのイベント活動など活躍の場を広げられていたのが印象的でした。特にVR空間内で、新しい形でファンと交流ができたり、キャラの世界観を没入感をもって体験することができるといった点で、VTuberの新しい可能性を感じております。

Q2 2019年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ

現状のファンの方に加え、より広い層に興味を持って頂くための取り組みやコンテンツが増えると思ってます。また海外での活動も増えていくと思ってます。

私たちとしましては、インドネシアだけでなく、日本や東南アジアの各国にも活動範囲を広げていく予定です。現地のクリエイターや日本のVTuberさんとも積極的にコラボしていきたいと思います。

また、YouTubeだけの活動にとどまらず、VTuberを使ったアニメやドラマ制作や、VR上やオフラインでのライブ活動などもしていきたいと思います!
今後とも応援よろしくお願いいたします。

株式会社Smarprise VTuber事業責任者 局長
小沼 将馬

Q1 2018年のVTuber/VR事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

キズナアイさんからはじまり、2017年12月より盛り上がりを見せたVtuberですが、
2018年本当に多くのVtuberさんが配信を始められました。
たくさんの方が配信をはじめてくれたことが、この市場と文化を創り上げてくれたといっても過言ではありません。
すべてのVtuberの方に感謝を、この場を借りて申し上げたいと思います。

その中でも個人的に印象的だったのは、『燦鳥ノム』さんです。
サントリーさんという大きな企業から生まれたVtuberでありながら、といっては怒られてしまうかもしれませんが、そのコンテンツ量と質には毎回驚かされております。
特に、歌の動画も出されておりその動画のクオリティーには、いつも驚きと負けられないというライバル心も芽生えてきます笑
こちらもとても個人的にですが、『雨き声残響』を歌うノムさんの動画が大好きです。
もしよかったら見てください。

弊社に所属している富士葵も『檄!帝国華撃団 by燦鳥ノム・富士葵・ときのそら【歌ってみた】』にてコラボをさせていただいておりますので、こちらもよかったらみてください笑

Q2 2019年のVTuber/VRはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ

2019年はリアルイベントへの出演機会やリアル×バーチャルのコンテンツが2018年以上に増えてくると考えております。
特に、弊社所属している富士葵や奏MiMiは、二人とも音楽大きな範囲で密接しているので音楽イベントやフェスなどの機会などで出演できる機会を増やしていきたいですね。

富士葵も申し上げておりますが、ソロライブは弊社としての2019年のひとつの目標でございます。富士葵もしかり、奏MiMiに関しても大きなステージでライブが行えるように私たちも精進し、Vtuber界を2018年以上に、そして世界に認知してもらえる日本のコンテンツとして業界の皆さんと一緒に育てていきたいと考えている所存です。
ここまで応援してくださった方々にも恩返しできるように、2019年も驚きと感動を与えられるようなコンテンツ作りをがんばります。これからもよろしくお願いいたします。

株式会社DUO 代表取締役CEO
塚本大地 /
VR事業本部長
荒木友治

Q1 2018年のVTuber事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ
・VTuberの隆興と各社VTuber事務所・プロジェクトの設立
・各社Vライバー専用ライブ配信プラットフォームをリリース
・VRMコンソーシアムの設立

Q2 2019年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ 
IRIAMをリリースして一層、才能を表現するツールとしてバーチャルになることに可能性があると感じています。

ブームで終わらせずに、持続的なコンテンツにしていくことが使命だと思っています。ユーザーと共にこの熱量の高い市場を育て、「二次元でなら表現してみたい」――そんな人にとってよりチャンスがある世界を作っていけたらと思っています。
(塚本大地)

Q1 2018年のVTuber事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ
・30人以上のVTuberが登場する地上波アニメの放送決定
・レーベル所属やリアルイベントの開催などの活動の多様化
・VTuberの総数が6000人を突破

Q2 2019年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ 
今年はオリジナル楽曲の公開や、リアルイベントの開催など、エンターテイメント方面で飛躍的に活動の場を広げていきました。

2019年のVTuberは、ファン層を拡大するために、活動の幅がもっと広がっていくでしょう。その動きの中で、各社海外展開を本格的に行うかと思います。

弊社も日本発のコンテンツとして、VTuberを一層盛り上げていき、世界中に愛されるキャラクターを作っていきます!
(荒木友治)

株式会社バーチャルキャスト CVO
みゅみゅ

Q1 2018年のVTuber/VR事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

バーチャルキャストをリリースして会社を作っちゃったこと
そしてVTuberが一部の企業や技術力のある人間のみではなく一般まで普及したことです。

Q2 2019年のVTuber/VRはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ  

VRはスタンドアローン機器が主流になると思います。
わたしたちもそれにあわせてみなさんにいつまでも楽しいこと・コンテンツを提供していきます。

VTuberはリアルのテレビと同じようにアイドル時代から歌やトークの時代になると思います。
そんな時代に対応できるようにバーチャルキャストをどんどんバージョンアップしますのでみなさんご期待下さい

ピクシブ株式会社 執行役員 VRoid Studio開発責任者
清水智雄

Q1 2018年のVTuber/VR事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

VTuberがひとつのメディアとして確立したこと。アニメ・ゲーム・漫画などに匹敵するメディアになった。そしてそれはVTuberという新しいクリエイターの形が誕生したとも言える。
特に個人VTuberに関しては一人でキャラをつくって動かして編集して、これはもう完全にクリエイターである。今まで「表現したい・発信したい」と思っていたけど、キッカケがなかったり、顔出しが嫌だった人たちに、VTuberという器・レールが与えられた。これは見る側もそのレールに乗ることで楽しみやすくなっている。作る側と見る側の両方に利点があるメディアになっているので、今後も増え続けるだろう。

Q2 2019年のVTuber/VRはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ
 
VTuberに関しては、大手はアーティスト化し、VR空間とリアルで行うライブイベントがより活発に、そして大規模になっていく。リアル空間では武道館・幕張メッセあたりが実現するのでは。
VR周辺については、アバタープラットフォームの確立。VRoid HubやTHE SEED ONLINEなどVRMを活用して交流するのが当たり前になる。
ハードではやはりお手軽に6DofのVRを楽しめるOculus Questに期待。VR普及にはお手軽さが何よりも重要なのでQuestが出てからが本当のVR元年!(笑)発売後すぐに100万台ぐらい売れてほしいが、結局ソフト次第。そこでVTuberブームにより世界より数年未来を行ってる日本のコンテンツ力の真価が問われる。
そしてその重要なコンテンツ作りを我々ピクシブはVRoidプロジェクトはもちろんBOOTHやFANBOXなどを通してサポートしていきます!

Ficty 共同創業者 & プロデューサー
二宮明仁

Q1 2018年のVTuber事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

2018年はVTuberにはじまりVTuberにおわる1年だったと思うのでどの出来事も印象的でしたが、特に印象的なのはVTuberというカルチャーを他業界と結びつけるようなコンテンツでした。弊社とWFLEさんでプロデュースしているKMNZ(ケモノズ)の活動では、m-floさんやCAPSULEさん等のリアルアーティストとともにライブを行った「OTAQUEST」の出演や、「C3AFA」での海外ライブ、Snail’s Houseさんの楽曲で話題になった1st single「VR」、独自グッズストア「KMNSUPPLY」の即日売り切れ、またTOKYO MXさんのTV番組「VIRTUAL BUZZ TALK」のホストを務めたことなどが印象的です。

弊社以外のものでは、VTuberのVR/リアルでライブ興行を成功させた輝夜月さんの「ルナライブ」、個人/企業の方々を大きく巻き込んだ大イベント「ぽんぽこ24」、VTuber好きのための音楽の祭典となったクラブイベント「VIRTUAFREAK」の盛り上がり、次世代のコミケとして話題をつくった「バーチャルマーケット」等。その他にも本当に多くの様々な取り組みがあるのですが、2018年は様々な方々が様々な方法論でVのカルチャーの可能性を押し広げた素晴らしい1年だったなと実感しています。

Q2 2019年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ  

2019年はより多くの人達にこの文化の楽しさが広がる1年になるように動いていけたらと考えています。そのために必要なのは「ファンの拡大」と「Vで活動する人の拡大」です。

「ファンの拡大」という観点では、先の質問の回答のように、ファッション・音楽・マンガ・アニメ・ゲーム等の他エンタメ領域とのコラボをしていくことが大事だと考えています。純粋なアニメファンのみならず様々な切り口からVのファン層を拡大できる余地があるはずです。またすでに日本以外の国からの注目度も高いVTuberですが、2019年以降は様々なVTuberが海外プラットフォームと協力し、国際展開を活発にしていくと考えています。

「Vで活動する人の拡大」という観点について、ツールなどはすでに整備されてますが、自分の仕事につながるのかという疑問がある方もいてそこを解消するのが大事だと思っています。VTuberをやることはビジネスにならない、という声もありますが、完全に各VTuberのビジネスモデル次第。収益を十分にあげてる企業もありますし、リアルの仕事をやめてVの仕事のみで食べてる個人の方もいます。またVの仕事自体ではそこまで収益がなくても活動を通して、技術力をあげリアルの転職先を見つけた方もいます。VTuber自体はやってなくてもキャラクターデザイナーとして関与したり、楽曲をプロデュースして話題になった方もいます。

こういう事例が増えることでVで活動する人が拡大しより業界が広がると思うのでそのような環境づくりを業界のみなさんとやっていけたらと考えています。

株式会社ミラティブ 代表取締役社長
赤川隼一

Q1 2018年のVTuber/VR事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

日進月歩で進化が続く怒涛の1年でしたが、「タレントとしてのVTuber」については
土壇場12月のTUBEOUT!でのARライブ(銀河アリス・ときのそら)で大きな可能性が提示されたと思います。

生身のライブ以上のライブ体験・双方向体験がARでスタジオ発で提供できうるという事実でもって、もはや「VTuberって市場あるの?」というような意見は一掃されると感じるインパクトでした。
(観客席視点がインパクトあるので、まだ未見の方は弊ツイートで恐縮ですがこちらぜひ…)

輝夜月のVRライブ、TUBEOUT!のARライブ、そして年末のキズナアイのZEPPワンマン(執筆はライブ前ですが大インパクトと期待)からNHKへ、と、
コンテンツサイドは1年で圧倒的な進化と広がりがあったな…プラットフォーム側も負けてられないな…と、振りかえっても1年の速さに驚くばかりです。

Q2 2019年のVTuber/VRはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ  

タレントサイドが音楽を中心に成立していく一方で、より普遍的な「誰もが当たり前のようにアバターを持つ時代」=人類総アバター化への流れが2019年は加速していくはずで、こちらもとても楽しみです。
(Mirrativでエモモを着て配信を行っている人は既にVTuberの数十倍に至っているので、実は2018年も静かに進んでいたとも言えそうですが)

プラットフォームであるMirrativが未来を提示できる領域はこちらにつき、エモモの更なる進化等を通じて、人の可能性の解放に引き続きコミットしていきます。

その過程で、VTuberの活躍の場としても進化して、もっとダイナミックにVTuberや、バーチャル領域で才能を花開かせていく方々の後押し・応援ができるよう頑張っていきます。
2019年もよろしくお願いいたします。

株式会社ユーザーローカル 代表取締役社長
伊藤将雄

Q1 2018年のVTuber事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

衝撃的だったのは、にじさんじです。「2DのVTuberを大量デビューさせる」というニュースを最初聞いたときは、まず流行らないだろうなー、と思ったんですがスタートしたらまさかの快進撃。まだ1年も経っていないのに、各社がLive2D勢に力を入れ、ここまで市場が伸びたことにびっくりしています。もう一つは、GREEの100億円投資発表です。

Q2 2019年のVTuberはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ  

どっとライブのアイドル部のように、2Dで実力が認められたVTuberの3D展開がますます進んでいくと思います。
現状VTuberは「オタク向けコンテンツ」という認識ではありますが、2019年はより裾野が広がり、老若男女から、そして、グローバルでも愛されるVTuberが増えていってほしいと思います。

株式会社Wright Flyer Live Entertainment 代表取締役社長 / グリー株式会社 取締役 上級執行役員
荒木英士

Q1:2018年のVTuber/VR事情を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

あまりにたくさんの事が起きすぎて思い出すのに一苦労ですが、以下の点は業界にとって重要だったと思います。

●にじさんじやアイドル部等、2D&生配信メインのグループの躍進
VTuber本人の人間性と関係性そのものがコンテンツ価値となること。そして低コスト・高頻度・自由度の高い活動形態により収益性を担保しながらコンテンツ提供量と頻度を飛躍的に増したことで、一つのビジネスモデルを確立したと考えています。

●輝夜月VRライブ
VR音楽ライブ体験の衝撃とライブビューイングを組み合わせた商業性を両立し、今後のVTuberビジネスにとって重要なマイルストンになったと考えています

●Vカツ、カスタムキャスト、エモモ、REALITY Avatarなど
従来高価な機器や専門知識が必要だったVTuber活動を大衆化・一般化しようとする試みは、今後の市場拡大に大きく貢献していくと考えています。

●バ美肉
マグロナちゃんがただひたすらにかわいい

Q2:2019年のVTuber/VRはどうなりそうか、展望や抱負、読者へのメッセージ  

2018年に起きたトレンドが、着実に大きくなっていくと考えています。
バーチャルタレントという存在が当たり前のものになっていき、VRライブが一つのエンターテインメントとして定着、アバターを身に纏って活動するユーザーの増加。またこれらを支える各種ツールやプラットフォーム、エコシステムが発展していくと思います。
デバイス面ではOculus Questを始めスタンドアロン型VR HMDの進化が着実に進みますし、深層学習をベースにしたモーションキャプチャ技術やAR技術の発展も着実に進むも、爆発的に普及とまではまだいかないでしょう。

こうしたトレンドの芽が本当に広く浸透し大きな影響を持つまでには時間がかかるのが常ですから、勝手に盛り上がりすぎたり勝手に幻滅したりせず、淡々と長期視点で育んでいきたいと考えます。
当社としては引き続き「なりたい自分で、生きていく」世界を実現すべく、VTuberプロデュース事業とREALITYプラットフォーム事業を着実に進展させていきます。


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