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にじさんじ 2021.09.01

VTuber樋口楓インタビュー 二次元と三次元の壁をどう壊していくか?

TVアニメ「100万の命の上に俺は立っている」の第2シーズンオープニングテーマ「Baddest」が、にじさんじ樋口楓のメジャー2ndシングルとして8月25日にリリースされた。アニメ内にも樋口楓は本人役で登場し話題になっている。

以前から「二次元と三次元の壁を破りたい」という目標を掲げている彼女。さまざまなジャンルの橋渡しを担う存在になりうる「VTuber」での活動ついて、今考えていることを語っていただいた。

VTuberを広めるきっかけづくり

――ニューシングル「Baddest」について、初めて曲を聴いた時はどう感じられましたか?

樋口楓:

「シャウトせなアカンの!?」って思いました(笑)。今までやったことのないジャンルの曲にしようと1stアルバムを作り終わった段階でスタッフさん達がお話をしていて、アルバムの曲を録り終わった月には、もう録音をしてましたね。

――実際にTVアニメ「100万の命の上に俺は立っている」のOPとして、自分の歌が流れたときはどう思いましたか?

樋口楓:

あんまり実感がまだなくて。Twitterで「へーこの人、VTuberなんだ」っていうツイートを見て、やっと実感がわきました。アニメの曲から樋口楓を知ってくださった方のツイートを見ると「ほんとにちゃんと歌ってたんだ」という気持ちになりますね。

――他にアニメから来たファンの反応で印象に残ったものはありましたか?

樋口楓:

第1話にアニメ出演させていただいたんですけど、「(樋口楓さんの姿を見て)このキャラクターってなんか派手だな……。ああ、VTuberなんだ」とか(笑)。曲が良くて、Spotifyでさっそくダウンロードしたという音楽ファンの方もいらっしゃって、うれしかったですね。

――アニメ視聴者が「純粋に歌がいい」と捉えてくれたということですね。

樋口楓:

そうですね。言い方に迷うところですけど、年々VTuberを好きになる人のための新しい入り口が狭まりつつあるなぁって感じていたので。最近にじさんじライバーの場合は「
Apex Legends」配信をきっかけに、外部のストリーマーさんと絡む機会が増えてきていて、そういう中で私にはアニメのタイアップのお話がきて「あーこうやってVTuberって広まっていくのか」と思ったりしていました。

アニメタイアップの不安

――アニメの主題歌の話が来た時の素直なお気持ちはいかがでしたか?

樋口楓:

他の媒体さんのインタビューでは「頼むアーティスト間違ってない?」って笑いながら話してたんです。「VTuberがアニメのオープニングを歌って本当にいいのかな?」っていう気持ちがありましたね。

VTuberの良いところは、アニメやマンガのキャラクターと違って、一人ひとりに心と感情があって、原作者が自分自身だから、台本もなくリアルタイムの話ができるところ、って私は普段言ってるんです。

けれど、逆にアニメのファンの方々って、ちゃんとブレない原作のキャラクター性があるとか、声優さんが発するきれいな声が好きだとか、好きになるきっかけが多分違うと思うんですよ。VTuberが地上波の、まだまだ未開拓のところに入っていくっていうのは、やっぱり荒波みたいなものと思っていました。

――「自分がこの場に混ざってもいいのか」という不安ですか?

樋口楓:

「認めてもらえないかもしれない」が大きいですね。VTuberファンは喜んでくださると思うんですけど、どうしても内輪ノリみたいになってしまうこともあるので。VTuberのオリジナル曲って、自分たちの活動の背景とか配信内容とかに関連している事柄じゃないと、いまいち意味を見いだせないっていう方もいると思うんですよね。

――キャラクターソング的に楽しんでいる方が多いということでしょうか?

樋口楓:

ですね。アニメのタイアップだからこそ、VTuberファンの方には樋口楓らしさが伝わってほしいし、アニメファンの方にもアニメのよさを知ってもらいたい。両方の気持ちがありました。「二次元と三次元の壁を壊しにいく」というのが私の目標でもあるので、私にしか出来ないこともきっとあるんだろうなと思ってタイアップを受けさせていただいたんですけど、不安の方が大きかったですね。

――とても慎重に考えられていたんですね。

樋口楓:

VTuberが盛り上がった初期の方からいる身としては、「視聴者のVTuberの見方」は年々変わってきてると思います。だからこそ今ここで、VTuberファン以外の層にアプローチしていく必要があるんだろうと考えました。

その一方で、VTuberにはとても繊細なところがあります。例えばメタなところだとか、ファン層の違いとか、俳優さんや声優さんとの立ち位置の違いだとか。一見、表現として尖っているようで、視聴者の一部からは色んなジャンルの良いとこどりをしているようにも見られがちです。「誰でもVTuberになれる!」っていう言葉の意味を「VTuberブームに乗っかったらいいと思って入ってきたんだろう?」と、受け取ってしまう人も、きっといらっしゃると思うんですよ。

――なるほど。もちろん、そういった流れになっていくことは良いことのはずですが。

樋口楓:

そうですね。新規参入していただく分にはすごくありがたいことなんです。今は良い意味で、VTuberとリアルのストリーマーさんとの壁はどんどんなくなっているんです。そうすると「VTuberって一体何なんだ?」っていうところに多分考えが行き着くと思うんですよ。

多くの人にVTuberの文化を伝える難しさ

――樋口さんから見て、「VTuberとは何?」と感じている世間の人は多いと感じますか?

樋口楓:

多いと思います。ランティスでアーティストとしての活動を行わせていただいていると、最初に皆さん疑問に持たれるのが「VTuberってなんですか?」です。「キャラクターじゃないの?」とかって聞かれたりもあります。元々曖昧ではあるんですけど、その曖昧を明確に説明するのがとても難しいと思います。

――その曖昧なところこそが面白いと思うのですが、まだVTuberを知らない多くの人に向けて活動していく場合は難しいですね。

樋口楓:

VTuberには、良い意味で「察する文化」があると思うんです。曖昧さを察してもらう能力って、VTuberのリスナーさんは次第に身についていくけれど、大勢の場に出ると、初見さんにはなかなか理解してもらうのが難しいなと。

VTuberってものを定義づけしないのが正解なんだと思うんですけど、それでは知ってもらうきっかけづくりとなると難しいです。最近は顔出しをされない歌手の方も多くいらっしゃるから、時代の流れには合っているんだろうなとは思うんですけれども。

――これまでバーチャルのシンガーだから良かったと思ったことはありますか?

樋口楓:

生配信を元にしたストーリーが自然にできあがって、視聴者に曲が生まれる文脈を感じ取ってもらえるところですね。カバー曲も自分のキャラクター性に合った曲を歌うと喜んでもらえることも多いです。個性をわかってもらいつつ、曲を聴いてもらえますね。

――特に樋口さんの場合は、活動初期の頃にファンの方々が作ったイメージソングを歌っていらっしゃったので、なおのことそういう部分が大きいんでしょうか?

樋口楓:

ストリーマーが主体になってから入って来られたファンの方は多分特に何も思わないと思うんですけど、3年半以上前、にじさんじがデビューする前からのVTuberファンの方々って、VTuberに対しての理想とハードルが高いので、「バックグラウンドがあってこその歌」という部分に私が囚われているというか……大事にしなきゃいけないところの一つだって常に思っています。

――「VTuberの歌」というものへの強いこだわりが感じられますね。

樋口楓:

実際は多くのファンの方はそこまでのことを考えていないと思うんですけどね。私が勝手にプレッシャーを感じているのかもしれないです。

もともとデビュー前から私もVTuber見てました。(富士)葵ちゃんとか(電脳少女)シロちゃんとか。その方々の走ってきたところを見てきたので、彼女たちが創り上げてきたVTuber像をなるべく崩したくないんです。

それでも私は動画を作るのが苦手だし、二次元と三次元の壁を壊すためにストリーマーさんとも絡むようにもしたりと、にじさんじライバーとして、どうしても取り入れたい、譲れない部分もあります。そこがせめぎ合っているのを自分自身でも感じますね。

二次元と三次元の壁を壊すために

――樋口楓さんは常々「二次元と三次元の壁を壊したい」と発言されていますが、その発想はどこから生まれたものでしょうか?

樋口楓:

きっかけは一番最初のニコニコ超会議のお悩み相談の「超バーチャルYouTu”BAR”」ですね。こんなにファンの方がいるんだって。「本当に画面の向こう側にはちゃんと1人の人間がいるんだ」っていうことを初めて体験しました。そこで握手すらできなかったのが、心残りだったんですかねぇ……。

――にじさんじのライバーさんの中には「ファンと握手したい」っておっしゃる方も少なからず見られますね。

樋口楓:

やっぱり距離感が近いからこそ、「そこにいるのに触れられない」って、ちょっと不思議ですよね。直接その熱を受け取って実感したいっていうのはあるかもしれないです、曖昧な存在だからこそ。

――いつか実現すると思いますか?

樋口楓:

いつかは来ると思います。けれどそれを受け入れられない人もいると思います。だからこそ今のうちに壁を壊していかないとって思っています。

――樋口さんは以前「2.9次元」という言葉を配信で度々発言されていて印象的でした。これはどういう意味なんですか?

樋口楓:

多分リスナーさんがイメージするのは、メタな発言だと思うんです。例えば、私はモーションスーツを着たときの話やVTuber活動をする上での収益の話とかも配信で話しています。バーチャルで夢を見せてほしい存在だけど、リアルを感じさせるところが「2.9次元」なんだろうなと思います。あと良い意味で感情をあらわにするからじゃないですかね。

――それは具体的にどういった状況でしょう?

樋口楓:

今はVTuberそれぞれにプロフィールがあって、それを破ったらみんながネタにするみたいな風潮がありますよね。もちろんバックグラウンドを大切にして自分なりのストーリーがあるVTuberさんもいます。

私は普通に「パワプロ」や「ポケモン」の大会で終わった後泣いちゃったりするし。理想の樋口楓を100%は見せないところじゃないですかね。不器用というか。

樋口楓さんの公式プロフィール
VR関西に住む高校2年生。長身でスタイルも抜群。幼い頃からトランペットが好きで、現在は吹奏楽部に所属している。オシャレをすること、猫と暮らすことが生きがい。好きなものについてもっと知ってほしくて、ライバー活動を始めた。

――たしかにプロフィールからイメージする存在とは違うかもしれませんが、血が通っている感じはしますね。

樋口楓:

そうですね。遠い存在に感じてほしくないので。本当にどこにでもいるような17歳の女子高生・樋口楓なんだよっていうのを、一人でも多くの人に知ってもらいたいなと思っているからこそ、メタい発言もしてきたんだろうなって、振り返ってみれば思います。あと実写の写真を使うことですね。

――樋口さんは実写を活用した初期の一人でしたね。

樋口楓:

VTuberの先輩方がバーチャルの世界をずっと大事にしてきてたからこそ、実写の利用をやってもいいのか悩んでいて、あるとき代表の田角(陸)さんに相談したんです。「にじさんじのメンバーがリアルの写真をアップして、三次元の旅行やライブに行ったっていうツイートするのは問題でしょうか?」と。

田角さんは「ざっくりした情報ならいいかもですね」という回答で、「私は二次元と三次元を行き来が可能な身体になりましたって言って良いですか?」と返したら「問題ないです」って返事がきました。

――にじさんじ初期の自由な空気を感じさせますね。

樋口楓:

そういった空気感に、にじさんじのメンバーみんな助かっていると思います。心が広い。

みんなとそんなに変わらないんだよ

――樋口さんが配信の中で「東京駅でこの服着て銀髪の女子高生いたら、それ私だから」みたいな発言をされていた時に、驚かされたことがあります。

樋口楓:

当時から特別な存在に感じてほしくなかったんです。私は友達を作るためににじさんじに入りましたから。ネトゲの友達を作って、ネトゲやYouTubeのコメントに集合する、というのを理想で考えてたからこそ、距離の近い存在に感じてほしかったんでしょうね。

――現在はメジャーアーティストとしての活動が多くなっていますが、ファンとの距離感は変化したと感じますか?

樋口楓:

昔から追ってきてくださっている方々からも「でろーん、遠いとこいっちゃったなぁ」とかは特に言われないですね。クラスメイト的な感覚でコメントしてくれるから、私もあんまり不安には思ってないです。なめられちゃ困るけど(笑)。いい塩梅じゃないかなと私は思ってます。

――今の距離感がちょうど良いということでしょうか。

樋口楓:

もっと、崇めて欲しいところはありますよ!(笑)。まあねー……私、ただでさえ「圧が強い」とか「超先輩っぽい」みたいな感じで言われてるからこそ、「そんなことないよ」って思いながら活動している面はありますけどね。ネタで言ってくださっているのはわかるんですけど、私の言葉が強いのは事実ではあるんです。でもみんなと同じように、活動以外の人間関係でも悩むし、お財布でも悩むし「みんなとそんな変わんないんだよ」っていうのは、ずっと感じてほしいです。

――「二次元と三次元の壁を壊す」というテーマにも繋がる話ですね。

樋口楓:

そうですね。アニメや三次元のアイドルのちょうど真ん中のような立ち位置にいるからこそ、それぞれのジャンルの偏見や壁を崩していけるんじゃないかと思っています。二次元と三次元の両方に溶け込めるような存在になりたいなと思って活動してます。

――橋渡し的な存在になるということですね。

樋口楓:

声優さんファンも、アイドルさんのファンも、アニメファンも見てくださって、それぞれが入り混じっていく様子も見ているので、VTuberをきっかけに良い意味で壁が薄れてるんじゃないのかなぁと思っています。

――もし、これまで全く交流の無かったジャンルの方たちと話すことになるとしたら、どういった方々とコラボしてみたいでしょうか?

樋口楓:

葛葉くんは、先日ジャニーズの方と交流してましたよね。叶くんと速水もこみちさんとか。あと女性声優さんとはリゼ(リゼ・ヘルエスタ)ちゃんとかと交流しています。そうなると、あとは女優さんじゃないですかね。

――確かに女優さんとVTuberの交流はまだ珍しいかもしれません。

樋口楓:

そうですよねえ。多分リアルのYouTuberさんも、HIKAKINさんとかはじめしゃちょーさんとか東海オンエアさんとか、何百万登録という方とはVTuberも絡んだことあるけど、ちょうど女子高生とか男子高校生が見ている、古川優香さんとかエミリンさんとかパパラピーズさんとか。

――あぁ確かにファン層が重複していなさそうですね……。

樋口楓:

そうなんですよ。私も文化放送で関わるチャンスがあったんですけど、合いそうで合わないんすよ。ただ、もし関わったとしたらVTuberのファンは嬉しいと思ってくれるでしょうけど、コラボをしてくださる方のファンの皆さんがどう思うか分かりません。YouTubeのつながりがあるからこそ、私はそういう層にも関わりたいなあって思っています。大関れいかさんのようなSNSきっかけで躍進した方々も、すぐ隣にいるはずなんだけど、超遠いですね。

――コラボの障壁はまだまだ高い印象がありますね。難しい。

樋口楓:

私たちVTuberとコラボをしてくださる方々としても、めちゃくちゃ繊細なところだと思います。VTuberファンもリアルの方々が苦手とか、陽キャなノリが苦手って方もいらっしゃるから、全員が喜んでくれるかわからないです。でも私は面白いものをみんなに共有したいので、面白いYouTuberさんの名前を配信で出すこともあります。まだまだ、それがうまく伝わらないなっていうのはこの活動を続けていて感じますね。

生ライブで熱量の交換がしたい

――樋口さんはこれまでリアル会場だけでなく、ARライブやVRライブなど、さまざまな形式でのイベントを経験されています。今、VTuberのバーチャルライブをどのようなものと捉えていますか?

樋口楓:

今のご時世ネット配信が当たり前になってるし、これまでの自分のライブを今振り返ってみると「もしかしたら最先端を走ってた?」みたいなプラス思考にはなります(笑)。

先日のARライブみたいな形が理想のひとつではありました。舞台を大きく使えるZeppツアーなども、演出にすごくこだわっていて、VTuberならでは強みがあると思います。先日行われた富士葵さんのライブでも、草原や青空が瞬間的に見られる演出が施されていて、VTuberのバックグラウンドやストーリー性をより強調できる演出だと思いました。

一方で、VTuberのライブは良い意味でも悪い意味でも映像作品になってしまう点が気になりますね。演出の幅が広いようで、まだまだ狭いところもあると思います。例えば、細かい表情だったり汗だったり、どうしても伝わりづらいところがあるんです。

音楽ライブを楽しみにしている方の中には、リアルのアーティストさんの些細な表情や首元に浮き出る血管ににエモを感じている方もいらっしゃると思うので。すっごい綺麗なお肌なのは良いところでもありますが、リアルなアーティストさんに比べると、没入感という点でまだまだ「うーん」と悩んでしまうところがあります。

――今後のライブでは、どういった部分にこだわりたいでしょうか?

樋口楓:

まずは声を出しても害のない世界になることですね。そうすればみんなが感情を交流できる元の世界に帰ってくると思います。熱量の交換をしたいです。

――リアル会場で「Baddest」を歌うとしたら、どんな状況が理想ですか?

樋口楓:

一緒に歌いたいですね。みんなに首は振ってほしくないです、ちょっと危ないんでね(笑)。

――リアルライブが難しい状況が続いているのは、実に歯がゆいですね。

樋口楓:

リアルライブならではの楽しさを経験しちゃってるからこそですね……。リアルなアーティストさんはもっとそう感じているんでしょうね。

ただARライブができたのは今のご時世だからこそだと思うので、今のうちにそういう経験を積んで、融合させる技術っていうのを開発して欲しいなぁ。

――ARライブでは「現地に行きたかった!」というコメントも見られました。実際「現地」は存在しないのですが共感できる感想でした。

樋口楓:

私も1日目に歌ってましたけど、2日目のライブを見て、あの空間に入りたかったですもん。ただのオタクですけどやっぱりね、あの技術はすごいですよね! ライブの舞台裏を担当した3Dチームと仲がよかったので、実際の話を聞いたんですけど、リアルとバーチャルの空間にオンオフのスイッチが入るような仕組みができていたんです。寝てるのかな? あの人たち(笑)。お盆もお披露目会や3Dライブの準備を頑張っていたから、本当に休んでほしいですけどね。

聴いてもらっている自分は救われている

――アーティストとして、ライバーとして、これから挑戦したいことは何でしょうか?

樋口楓:

今後も二次元と三次元の壁を壊すための活動を引き続きやっていきたいです。まず個人的にしたいのはやっぱり野球の始球式ですね。

――今なら実現できそうですね!

樋口楓:

できると思います! それを認めてくださる球団さんがいるかな(笑)。 興味を持ってくださる方はきっといらっしゃると思うので、やってみたいです。

――ありがとうございました。最後にシングル「Baddest」を聞いてくださった人にメッセージをお願いします。

樋口楓:

VTuberがアニメの曲を歌うっていうのは、本当にありがたいことですが、どう思われるかは未だに分からないし、実感が湧かない部分もまだまだあります。だから皆さんに「良かった」って言ってもらえて、自分は救われてるなぁって感じています。

「Baddest」は樋口楓らしいところやTVアニメ「100万の命の上に俺は立っている」のストーリーをモチーフにした所もあって、すごくいい曲になっておりますので、たくさん聴いていただければと思います!

――ありがとうございました。

発売情報


樋口楓『Baddest』【通常盤】
品番:LACM-24125
税込価格(10%):1,540円
発売日:2021年08月25日
レーベル:Lantis
販売サイト:https://www.amazon.co.jp/dp/B08ZJK6PNT/ref=cm_sw_r_tw_dp_S2HRP6SC12Q9ZM60HCYN


樋口楓『Baddest』【初回限定盤】
品番:LACM-34125
税込価格(10%):2,420円
発売日:2021年08月25日
レーベル:Lantis
販売サイト:
https://www.amazon.co.jp/dp/B08ZJMQGTY/ref=cm_sw_r_tw_dp_3C9YM1H38Q6224RPJ7D3

ランティス公式サイト
https://www.lantis.jp/artist/kaede_higuchi/

執筆:たまごまご


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