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Felix & Paul Studiosの新作「GYMNASIA」 – VR映像プロデューサー・待場勝利の「VR映画の夜明け前」第14回

日本が令和を迎える中、世界中では映画祭が熱いです。サンダンス映画祭、SXSW、カンヌ映画祭などのメジャーな映画祭が今年もVR映画を取り上げています。

その中でも先日、終了したトライベッカ映画祭も大盛況だったと聞いております。そのトライベッカ映画祭で、また1つ魅力的な作品が紹介されていました。この連載でも何度か取り上げていますが、私が当初から注目しているFelix & Paul Studiosの新作です。

Felix & Paul StudiosはコンスタントにVR映画作品をリリースし続けており、現在25作品ものVR映画を制作しています。webサイトで過去の作品情報を見ていると、彼らはリリースするたびに新たな挑戦をしているように思います。

彼らの新作も、VRの可能性を広げる挑戦をしています。今回はそれを紹介したいと思います。

ストップモーションアニメVR「GYMNASIA」


先日、終わったばかりのトライベッカ映画祭2019で話題になった「GYMNASIA」。制作したのは2007年にアカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートした「マダム・トゥトゥリ・プトゥリ」の監督クリス・ラビス氏とマチェック・シェバウスキ氏の2人です。

「マダム・トゥトゥリ・プトゥリ」はとても人形とは思えない表現と、生きているかのような生々しい目の表情が話題になった作品。今回、ストップモーションアニメの巨匠2人が初めてVR映画作品に挑戦しました。そんな2人の巨匠にVR技術のサポートをしたのがFelix & Paul Studiosです。

Felix & Paul Studiosは当初から様々な業界のトップランナーたちとVR映画を制作しています。VR映画と一括りにしようとしても映像表現には様々な手法があるため、VRの知識だけではVR映画は表現しきれません。VRの映像表現の可能性を広げるためにも様々な業界の人たちと一緒に作品作りをすることはとても重要なことだと思います。そんなストップモーションアニメの巨匠とVR映画のトップランナーのFelix & Paul StudiosがどんなVR映画作品を制作したのか、ご紹介しましょう。

待場の見所①:夢なのか?現実なのか?不思議な人形の世界

古いピアノから聞こえるような音楽。薄暗い廃墟になった体育館。前情報無しで体験した私は、まさかこんな不気味なVR映画だとは思っていなかったので、一気に背筋がゾゾゾっとなりました。ただすごくリアルな空間なので、ストップモーションアニメの世界だということが分からないぐらいです。

子供のような笑い声がしたかと思うと、子供がボールで遊んでいる影が壁に映るのですが、どこを見渡しても誰もいないので、さらにゾクッとしました。

突然、床一面に転がっているバスケットボールが生きているかのように跳ね回り、自分に向かってボールが飛んで来ます。今まで私が見てきたストップモーションアニメと違い、非常に滑らかな動きだったこともあり、その瞬間思わず仰け反ってしまいました。その後も、ゴスロリファッションをした赤ちゃんの人形が出てきたり、顔色の悪い男の子の人形が歌い出したり不気味な空間の中で不思議なショーを体験するような作品です。全編に渡って独特な世界観が作り込まれており、その空間を体験できる今までに無い作品だと思います。

待場の見所②:光と影の巧みな演出

この作品の中で非常に印象的だったのが、光と影の使い方でした。冒頭は窓から溢れてくる光だけの明るさなので、自分がどこにいるか分からず不安な気持ちを煽ります。また体育館の壁に子供の影を映すことによって、色々な想像をさせられます。壊れた蛍光灯がついたり消えたりする演出も嫌な気持ちにさせられるのですが、蛍光灯の電気がついた瞬間に、気色の悪い男の子の人形が突然現れた時には思わず声が出そうになりました。

廃墟になった体育館だけが舞台になった作品ですが、光と影を使うことによってより不気味な雰囲気を出すだけで無く空間の奥行きを出すことができ、360度3Dを非常に効果的に体験させているなと感じました。

待場の見所③:不気味なインタラクションの意味

作品の中で象徴的に出てくるのが紫色の蝶です。その蝶が自分に向かって飛んできます。ふっと足元を見ると、自分自身には足が無く、気持ちの悪い赤ちゃんの人形の頭が置かれています。蝶はその赤ちゃんの人形の目元にとまります。この人形の頭は蝶が現れるのと同時に出現し、自分が頭を動かすと一緒に頭を動かします。

このインタラクションの意味を色々と考えたのですが、最後まで私は分かりませんでした。ただただ気味の悪い感じだけはあり、この作品を体験をして意味が分かった人は教えていただきたいです。

まとめ:VRに向けてよく練られた作品

この作品はストップモーションアニメと360°3D、CGIを組み合わせた野心的な作品です。この作品がいかに手が込んでいるのかはBehind The Sceneをぜひ見ていただきたいと思います。

Gymnasia - behind the scenes

Gymnasia - behind the scenes

Vimeo

私の率直な感想として不気味な雰囲気、不思議な空間の体験は十分できたのですが、ストーリーは少し薄かった気がしました。ただ2分間のシーンを制作するだけで数ヶ月かかったそうなので、6分の作品を制作するのに大変な時間と労力を費やしたと思います。そうなるとストーリーをきっちりと描く作品を制作するにはもっと大変になるだろうと想像します。

Felix & Paul Studiosは「シルク・ドゥ・ソレイユ」のVR作品もそうでしたが、何度も挑戦し続けて、VRならではの映像演出を見つけてきました。ストップモーションアニメは「Isle of Dogs Behind the Scenes (in VR)」で最初に挑戦し、今回が2度目ということもあり、ストップモーションアニメにおける、VRならではの演出の完成度が上がってきている……と感じました。

次のこの技法を使った、VRならではの映画を制作するのを楽しみにしていたいと思います。

今回紹介した「GIMNASIA」はGearVR、Oculus Rift、Oculus Goで購入可能です。作品に関する詳細情報は下記をご覧ください。

Felix & Paul Studios – GYMNASIA

※本記事の内容はあくまで私見に基づくものです。ご了承ください。



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