VRや360度動画は、日常ではあまりできないような体験ができます。今回、おそらくほとんどの人にとっての非日常となる「木桶の中に入る体験」ができる異色のコンテンツが、東京・秋葉原にある「日本百貨店しょくひんかん」にて展示中です。いったい、どんなものなのでしょうか…。
『VR KIOKE』は、VRゴーグル「BotsNew VR」を装着することで、まるで自分が木桶の中にいるような体験ができるコンテンツとなっています。この斬新な展示を行っている店長の蓑島学氏にお話を伺いました。
蓑島氏によると、『VR KIOKE』は2017年3月に小豆島の醤油蔵であるヤマロク醤油株式会社が立ち上げた「木桶職人復活プロジェクト」の一環で醸造用の木桶を展示したことが始まりとのことです。しかし、見た目のインパクトはあるもの中々思うようなリアクションが得られなかったそうです。
そこで「もっと木桶に触れてもらいたい!」という思いから生まれたのが『VR KIOKE』。日本百貨店しょくひんかんは、若い人からお年寄り、外国からの利用者も多いため、誰でも楽しみやすいシンプルなコンテンツを作ったとのことです。
コンテンツの隣には、蓑島氏の思いと、なんとも微笑ましい注意書きのコメントが添えられています。なお『VR KIOKE』の展示期間は特に決まっていないとのことです。