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VRゲーム・アプリ 2023.04.16

VRサバイバルFPS「Into the Radius VR」が日本語に対応―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(4月9日~4月15日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は4月9日~4月15日の関連ニュースが対象です。

目次

1. VRサバイバルFPS「Into the Radius VR」日本語対応アップデートが実施
2. 新感覚VRゲーム「Realm of Dream(夢の領域)」がPICO4向けに無料配信開始
3. 「レインボーシック シージ」に影響を受けたVRFPS「Breachers」発売
4. パズルアドベンチャー「Call of the Sea」Meta Quest向けに再構成されたVR版が発売
5. VRサバイバルゲーム「Green Hell VR」マルチプレイモードの開発とDLC配信が発表

VRサバイバルFPS「Into the Radius VR」日本語対応アップデートが実施

Steam、Meta Quest Storeで販売中のVRサバイバルFPS「Into the Radius VR」の最新無料アップデート「FEEL AT HOME!」が4月12日より配信開始となりました。このアップデート適用により、ゲーム本編が日本語に対応します。

日本語への対応以外にも、プレイヤーの拠点を始めとする一部フィールドのビジュアルが大きく改善。Steamコミュニティ掲載のパッチノートによれば、拠点に関しては景観と利便性の向上を図ってテーブルの配置を少し変更したとのことです。

また、敵の一体である「Mimic」のAIを改良。より活発に動いては攻撃し、時にチームを組んで攻めてくるなど、ゲームプレイをさらに面白くするための調整を実施したとのことです。このほかにも落下物のハイライトを切り替える新オプションの追加、懐中電灯が動作しない現象を始めとするバグ修正も並行して実施されています。
詳しい修正内容に関しては、前述のパッチノートを参照ください。

「Into the Radius VR」は謎の異常現象によって立ち入り禁止区画となった鉱山の街を舞台にした、オープンワールド形式のサバイバルFPS。物資調達、体調管理、武器整備まで幅広く要求される本格的なサバイバル要素とスリリングな戦闘シーンを売りにしています。

(参考)SteamコミュニティMeta Quest Store(Developer Post)

新感覚VRゲーム「Realm of Dream(夢の領域)」がPICO4向けに無料配信開始

新作VRゲーム「Realm of Dream(邦題:夢の領域)」が4月13日、PICOストアおよびPICOビデオにて販売開始となりました。価格はいずれも無料。日本語には未対応で、対応ヘッドセットはPICO4となります。

「夢の領域」は「選択的インタラクティブ性」の側面を持った新感覚のVRゲーム。「Sky 星を紡ぐ子どもたち」、「風ノ旅ビト」のアーティストチームのコアメンバーを務めた江軻(Jacky Ke Jiang)氏が設立した「智子(Studio Sophon)」が開発しており、いわく「クリアすることよりも体験すること」に重きを置いたゲームデザインを特徴としています。

いわく、プレイヤーがゲームへと干渉するための操作を始めとする、インタラクティブな機能を一切使わず、画面とシナリオに身を委ねるだけでゴールへとたどり着けるとのこと。プレイ時間もわずか15分と短めで、難しい謎解きを求められることもなく楽しめる設計になっているようです。特に前述の「Sky 星を紡ぐ子どもたち」、「風ノ旅ビト」を思わせる映像や演出が満載で、いずれかを楽しんだプレイヤーには要注目の新作となっています。

(参考)プレスリリース

「レインボーシック シージ」に影響を受けたVRFPS「Breachers」発売

新作VRゲーム「Breachers」が4月14日よりSteamMeta Quest Storeにて販売開始となりました。価格はSteamが税込3,400円、Meta Quest Storeが税込2,990円。双方ともに日本語に対応しています。また、Quest版に関しては購入するとOculus Rift(Rift S)版が無料ダウンロード可能になるクロスバイにも対応しています。

「Breachers」は「エンフォーサー」、「レボルター」のいずれかに属し、爆弾をめぐる戦いを繰り広げるオンライン専用のVRタクティカルFPS。戦闘は5対5のチーム形式で、「エンフォーサー」は爆弾解除、「レボルター」は爆弾の防衛と「エンフォーサー」の全滅を目的に戦います。

eスポーツで人気のタクティカルFPS「レインボーシックス シージ」に影響を受けたゲームシステムが大きな特徴。基本的にチームメンバーがいかに連携できるかが勝敗を決する、スリリングな戦闘が楽しめる作りとなっています。

また、試合の様子を観戦できるモードも収録。Quest版は仕組み上、VR限定となりますが、PC版に関しては非VRプレイヤーでも観戦が楽しめる設計になっています。

ソフトウェア概要

タイトル

Breachers

発売・開発元

Triangle Factory

プレイ人数

5~10人

価格(税込)

3,400円(Steam)、2,990円(Meta Quest Store

(参考)Steam、Meta Quest Store

パズルアドベンチャー「Call of the Sea」Meta Quest向けに再構成されたVR版が発売

新作VRゲーム「Call of the Sea VR」が4月14日より、Meta Quest Storeで販売開始となりました。価格は税込2,208円。ゲーム内言語は日本語に対応。音声は英語、スペイン語、フランス語にのみとなります。

「Call of the Sea VR」は2020年発売のパズルアドベンチャーゲーム「Call of the Sea」のVRリメイク作品。舞台となるのは1930年代の草木が生い茂る楽園の島。主人公の「ノラ・エヴァーハート」になって、島の探検中に行方不明になった夫を探し出すため、様々な謎解きに挑みつつ、その手がかりと島の秘密に迫っていきます。オリジナル版は「クトゥルフ神話」をベースとしながら、明るめで時に涙腺を刺激するストーリー、絶妙に手ごわいバランスでまとめられた謎解きで高く評価されています。

VR版はストーリー、謎解き主体の構成はオリジナル版を踏襲。反面、操作と演出周りは再構成され、VR特有のアレンジが凝らされた「Call of the Sea」に仕上げられています。具体的には謎解きは直感的な操作で楽しめるようになって、演出はより”身近”に感じられるものに進歩。また、VRが初めてなプレイヤーに配慮し、画面酔いを抑える視野の縮小機能、ワープと従来型の2種類が選べる移動形式といった新規のオプションも設けられています。

ソフトウェア概要

タイトル

Call of the Sea VR

発売・開発元

Raw Fury、Out of the Blue Games

プレイ人数

1人

価格(税込)

2,208円(Meta Quest Store

(参考)UploadVR、Meta Quest Store

VRサバイバルゲーム「Green Hell VR」マルチプレイモードの開発とDLC配信が発表

SteamMeta Quest Storeにて販売中のVRサバイバルゲーム「Green Hell VR」で協力型マルチプレイモード開発が進められていることが発表されました。具体的な実装時期については本稿執筆時点で不明です。

開発のIncuvoは、2022年のMeta Quest 2(Quest Pro)版発売後、米メディアUploadVRの取材に対して協力型マルチプレイモードの準備作業を進めているとコメントしていました。

それから半年以上が経った、Incuvoは公式Twitterにて最大4人参加可能なマルチプレイヤーモードの実装に取り組んでいることを正式発表。ただし、PCとQuestの双方に実装されるのか、あるいは片方だけになるのかは言及されていません。
また、「Green Hell VR」は2023年後半にPlayStation VR2(PSVR2)版が発売予定ですが、こちらにもマルチプレイは実装されるのか否かも不明。他の実装時期、クロスプレイへの対応に関しても同様で、今後の続報を待つ形です。

なお、新しいストーリー、ゲームシステムを追加するダウンロードコンテンツ「Spirits of Amazonia」の配信も今回のマルチプレイと合わせて発表されています。ただし、配信時期と具体的な内容は未発表。こちらも今後の続報待ちです。

(参考)UploadVR「Green Hell VR」公式Twitter


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