「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は9月4日~9月10日の関連ニュースが対象です。
目次
1. 侵略エイリアンにラケットで対抗するVRアクション「Space Block Buster」発売
2. 亡霊騎士と錬金術師の2人を1人で同時操作する新作VRゲーム「Mixture」発表
3. 最大4人の協力プレイも可能なVRアクションADV「Cave Digger 2: Dig Harder」発売
4. VRFPS「Firewall Zero Hour」の続編「Firewall Ultra」発表
5. VRジグソーパズル「パズリングプレイス」ウクライナの文化遺産が題材のDLCパック発売
侵略エイリアンにラケットで対抗するVRアクション「Space Block Buster」発売
新作VRゲーム「Space Block Buster」が9月5日、Steamで販売開始となりました。価格は税込1,010円。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語には未対応です。
「Space Block Buster」は画面奥から迫ってくるエイリアンの撃退に挑む視点固定型のVRアクションゲーム。プレイヤーは2つのラケットを手に持ち、ボールを打ちながらエイリアンへの攻撃を展開していきます。
「スペースインベーダー」や「ブレイクアウト」に象徴される固定画面形式のシューティングゲーム(アクションゲーム)と、テニスを融合させたゲームシステムが大きな特徴。40ものステージ攻略に挑むシングルキャンペーンのほか、どこまで得点を伸ばせるかに挑むチャレンジ、他のプレイヤーと対戦するマルチバースなど、多彩なゲームモードも見所のひとつとなっています。VRゲーム実況ツール「LIV」、bHaptics社開発の触覚ベストにも対応するといった細かなフォローの数々にも注目です。
ソフトウェア概要
タイトル |
Space Block Buster |
発売・開発元 |
Reality MagiQ |
対応ヘッドセット |
Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality |
プレイ人数 |
1人(※オンライン時:2人) |
価格(税込) |
1,010円(Steam) |
(参考)Steam
亡霊騎士と錬金術師の2人を1人で同時操作する新作VRゲーム「Mixture」発表
新作VRゲーム「Mixture」が発表されました。本稿執筆時点で発売日は未発表ですが、Meta Quest 2、PlayStation VR2向けに供給予定とのことです。
「Mixture」は亡霊騎士と錬金術師の2人のキャラクターに焦点を当てた、VRアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーはこの2人を同時に操作して、様々な仕掛けとイベントが設けられたフィールドマップを進んでいきます。
特徴がその概略が示す通りのプレイスタイル。”セルフ協力プレイ”とも言える1人で2人同時プレイをこなす、脳がかき乱されるかのような作りになっています。また、2人は特技と役割も異なり、攻略に当たっては適材適所を踏まえた使い分け、そして協力も求められてくるようです。そのほか、新たな能力を獲得することで行動範囲が広がっていく探索型のアクションゲームらしい展開やイベントも設けられているとのこと。
なお、本作は9月15日より千葉・幕張メッセにて開催される「東京ゲームショウ2022」の「Meta Questブース」にて体験版も出展。どのようなゲームか、気になる方は会場にてお確かめください。
(参考)Road to VR、VRScout、Oculusブログ
最大4人の協力プレイも可能なVRアクションADV「Cave Digger 2: Dig Harder」発売
新作VRゲーム「Cave Digger 2: Dig Harder」が9月9日より、SteamとMeta Quest Store(App Lab)にて販売開始となりました。価格はSteamが税込2,570円、Meta Quest Storeが税込2,490円。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality、Meta Quest(Quest 2)です。また、日本語を含む10言語に対応しています。
「Cave Digger 2: Dig Harder」は西部劇とSFが融合した独特な雰囲気漂う世界を舞台に繰り広げられる、VRアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーは本編の舞台となる「谷」にまつわる秘密を明かすため、鉱山に洞窟、古代遺跡といったダンジョンを探索していきます。
探索のたび地形が自動生成されるローグライク由来のランダム要素、膨大な収集アイテムとそれを用いてキャラクターの強化を図るカスタマイズシステム、そして最大4人まで参加可能な協力型マルチプレイが大きなセールスポイント。マルチプレイはPCとQuestのクロスプレイにも対応しているほか、マッチメイキングもプライベートおよびパブリックの双方を完備しています。
また、ダンジョンの探索はツルハシで道を切り開いていく”採掘”に焦点を置いているのも大きな見所。アイテム類も基本的に周囲の地形を掘り出して見つける形で、思わず時間を忘れて没頭してしまう中毒性も秘めているようです。
ソフトウェア概要
タイトル |
Cave Digger 2: Dig Harder |
発売・開発元 |
VRKiwi |
対応ヘッドセット |
Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality、 |
プレイ人数 |
1人(※オンライン時:2~4人) |
価格(税込) |
2,570円(Steam)、2,490円(Meta Quest Store) |
(参考)UploadvR、Steam
VRFPS「Firewall Zero Hour」の続編「Firewall Ultra」発表
PlayStation VR2(PSVR)向け新作VRゲーム「Firewall Ultra」が発表されました。
「Firewall Ultra」はオンライン専用のVRタクティカルFPS。2018年にPlayStation VR(PSVR)専用タイトルとして発売された「Firewall Zero Hour」の流れを汲むシリーズ最新作です。開発も「Firewall Zero Hour」に引き続き、First Contact Entertainmentが担当しています。
本稿執筆時点でゲームの詳細は明らかにされていませんが、作中の舞台となるのは前作「Firewall Zero Hour」から5年後の世界。登場するマップはその設定を踏まえた変化を含んだものになっているようです。
映像面も4K HDRディスプレイへの対応によって大幅に進化しているほか、すべてのキャラクターモデルをいちから作り直しているとのこと。武器や装備のカスタマイズも前作から引き継いでいて、First Contact Entertainmentいわく「より奥深いものになっている」とのことです。
ほかにコミュニティの声を踏まえ、「Firewall Ultra」では専用サーバーでのプレイが可能に。対戦ルールにも3本勝負のラウンド制が導入されたほか、まったく新しいPvE体験も用意されているようです。そして、今回も製品版発売後には定期的にアップデートを配信していくようで、マップ、武器などが追加されていく予定とのことです。
(参考)PlayStation Blog
VRジグソーパズル「パズリングプレイス」ウクライナの文化遺産が題材のDLCパック発売
VRジグソーパズルゲーム「Puzzling Places(パズリングプレイス)」の最新ダウンロードコンテンツ「The Ukraine Pack」が9月9日よりMeta Quest(Quest 2)、PlayStation VR(PSVR)向けに販売開始となりました。価格はMeta Quest Storeが税込490円、PlayStation Storeが税込660円です。
「パズリングプレイス」では3月下旬より、月額形式の有料ダウンロードコンテンツ提供を開始し、全部で6つのパズルパックの提供が告知されていました。今回のDLCはそのひとつで、ウクライナの文化遺産をテーマにしたものとなります。
収録されているのは聖スタニスラウス教会、黄金の門といった全6種類です。
これら文化遺産のデータはウクライナの写真測量会社「Skeiron」が撮影・記録したもので、「パズリングプレイス」開発元のrealities.ioは同社と提携する形で今回のDLCを制作。本稿執筆時点で撮影・記録済みとされる19の遺産の中から6つを選び、パズルにアレンジした上で収録されています。そしてrealities.ioによれば、今回のDLCの収益はすべて、ウクライナの人道支援と文化保護活動へと寄付されるとのことです。