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VRゲーム・アプリ 2022.07.10

VRパズルゲームのアプデで「びっくりチキン」が追加?―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(7月3日~7月9日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は7月3日~7月9日の関連ニュースが対象です。

目次

1. ピタゴラスイッチ風VRパズル「Gadgeteer」楽器系パーツセット(+びっくりチキン)追加
2. VRパターゴルフ「Walkabout Mini Golf」コラボDLCの発売日が決定
3. ボードゲームを自在に作れるVR創作ツール、近日中にクラウドファンディング開催
4. 名作ドラマ「トワイライト・ゾーン」原作VRゲームの収録エピソード概略が発表

ピタゴラスイッチ風VRパズル「Gadgeteer」楽器系パーツセット(+びっくりチキン)追加

SteamMeta Quest Storeにて発売中のVRパズルゲーム「Gadgeteer」(邦題:ピタマスター)の大型無料アップデートが配信開始となりました。このアップデート適用で「Musical Gadgets」なる、楽器系のパーツセットが追加されます。

「Musical Gadgets」に含まれるパーツは以下の通りです。

・メトロノーム、木琴(8音)、バス、スネア、ボンゴドラム、シンバル、タンバリン、トライアングル、マラカ、ゴング、ホルン、デコレーション音符、カウベル、ラバーチキン

これらのパーツを活用することにより、自動演奏を実施するマシン(ピタゴラ装置)が作れるようになります。また、パーツの一部には「ラバーチキン」なる楽器系という題材から若干脱線したものも。これは開発のMetanautによれば、「びっくりチキン(ガーガーチキン)」で様々な曲を作っているYouTuberのチキンさん(Chickensan)の動画に影響を受け、導入を決定したものとのことです。

さらに自動演奏の構造が作りやすい新たな制作環境として「書斎」、「マンション」も追加されました。一連の要素はプレイヤー独自のマシンを「サンドボックスモード(メーカーモード)」で利用可能です。

なお、本アップデートはPlayStation VR(PSVR)版向けには本稿執筆時点で実施されていません。Steamコミュニティの発表によれば、今後数週間のうちに配信されるとのことです。

(参考)Steamコミュニティ

VRパターゴルフ「Walkabout Mini Golf」コラボDLCの発売日が決定

VRパターゴルフゲーム「Walkabout Mini Golf」向けに報じられていた、映画「LABYRINTH(邦題:ラビリンス 魔王の迷宮)」のコラボレーションDLCの発売日が7月28日に決定しました。さらに開発スタッフがその内容を紹介する最新映像も公開されています。

映像では原作の印象的な場面、キャラクターたちが「Walkabout Mini Golf」の世界でどのように再現されているのかを中心に紹介。また、DLCには原作映画をモチーフにしたアバターのカスタマイズオプション、独自のサウンドトラック、最大8人が参加可能なグループ機能も含まれるとのこと。

ホール総数は「イージー」と「ハード」の計18となりますが、ゲームディレクターのLucas Martell氏によれば、これまでの追加コース(ホール)の中で最も大きく、最も野心的なものになるようです。

なお、グループ機能は他のコース向けにも追加実装されるのかは本稿執筆時点で未定となっています。

「Walkabout Mini Golf」は高度な物理演算処理を採用したリアル志向のVRパターゴルフゲーム。2021年よりSteamMeta Quest Store向けに発売中です。

今回、コラボする「ラビリンス 魔王の迷宮」は、主人公の少女サラが異母弟のトビーをゴブリンの魔王ジャレスから救出するため、複雑怪奇な迷宮に挑むストーリーを描く1986年上映のファンタジー映画。
製作総指揮を「スター・ウォーズ」シリーズで知られるジョージ・ルーカス、少女サラ役を後にアカデミー俳優として名を馳せるジェニファー・コネリー、魔王ジャレス役をロックミュージシャンのデヴィッド・ボウイが演じたことで話題を呼びました。

(参考)UploadVR「Walkabout Mini Golf」公式Twitter

ボードゲームを自在に作れるVR創作ツール、近日中にクラウドファンディング開催

7月12日より、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて新作VRゲーム「All On Board!」のキャンペーンが開催予定です。キャンペーンページ記載の情報によれば、このゲームはPC(Steam)、Meta Quest 2向けに提供予定とのことです。

「All On Board!」はボードゲームを自在に作成できるVR創作ツール。用意されたアクセサリー、環境などを用いて組み合わせることで、オリジナルのボードゲームを作れます。作ったボードゲームは他のフレンドと一緒に実際に遊べるほか、MODの形で公開・共有も可能になっているとのことです。

開発は国内でもNintendo Switchなどで発売中のダークファンタジーアクションRPG、「Blasphemous(ブラスフェマス)」を手掛けたThe Game Kitchen。今回のキャンペーン開催の告知に合わせ、本作の公式Twitterも開設されており、ゲームの概要といった様々な情報が公開されています。

(参考)「All On Board!」公式Twitter、Kickstarter

名作ドラマ「トワイライト・ゾーン」原作VRゲームの収録エピソード概略が発表

Meta Quest(Quest 2)向けに発売予定の新作VRゲーム「The Twilight Zone VR」の最新映像が公開。前回、断片的に紹介されていた3つの収録エピソードの概略が明らかになりました。

エピソードのタイトル名は「Character Building」、「Terror Firma」、「Deadline Earth」。いずれもテレビドラマ版を手掛けた脚本家が執筆したオリジナルのエピソードで、「Character Building」ではプレイヤー自身が謎のクリーチャーに狩られるという恐怖体験を主軸としたストーリーが展開。「Terror Firma」は謎の荒廃した大地を舞台に、プレイヤーが人類を救うために行動していくというストーリーが描かれます。

残る「Deadline Earth」はエイリアンの船を舞台にしたストーリーとのことですが、他の2つとは異なり具体的には紹介されていません。実際に本編をプレイして、確かめる必要がありそうです。
なお、各エピソードの総プレイ時間は約50~90分で、全エピソード合計で(最長)約4時間半のボリュームになるようです。

「The Twilight Zone VR」はアメリカで1959年に放送された同名のテレビドラマシリーズ(※邦題:「トワイライト・ゾーン」、「未知の世界」、「ミステリー・ゾーン」など)を原作とする、アンソロジー形式のVRアドベンチャーゲーム。7月14日にMeta Quest Storeにて発売予定となっています。公式サイト記載の情報によれば、PlayStation VR(PSVR)版も発売予定ですが、こちらは後日になる模様です。

(参考)UploadVR、Meta Quest Store


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