「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は12月11日~12月17日の関連ニュースが対象です。
目次
1. VRバトロワ「ポピュレーション: ワン」サンドボックスツールを追加するアプデ実施
2. VRTRPG「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」2023年に値上げ実施へ
3. テニスと卓球を融合させた新感覚VRスポーツ(?)ゲーム「Racket Club」発表
4. 家をリフォームし、ペットとも触れ合う「House Flipper Pets VR」発売
5. VRゴルフ「GOLF+」PGAツアーとの独占パートナーシップを発表
VRバトロワ「ポピュレーション: ワン」サンドボックスツールを追加するアプデ実施
Steam、Meta Quest Storeにて販売中のVRバトルロワイヤルゲーム「ポピュレーション: ワン」にサンドボックスツールを追加する大型アップデートが実施されました。開発のBigBoxによれば、このツールは早期アクセス段階で(事実上の)開発途上版とのことです。
新たに追加されたサンドボックスツールは、プレイヤーオリジナルのマップの作成を可能にするもの。マップに限らず、ゲームルールも自由に設定可能になっているようです。また、全3種類のテンプレートも用意されているほか、それぞれ環境面にも異なる特徴を備えているとのこと。例えば「Moon Template」であれば、無重力下での戦闘が体験可能になっているようです。
BigBoxによれば、今後もこのツールは定期的なアップデートを予定しており、最終的な完成版へ移行した際には1000を超える独自のゲームが体験可能になる見込みとのこと。どのような進化を遂げていくのか、今後の発展が注目されます。
(参考)Road to VR
VRTRPG「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」2023年に値上げ実施へ
VRテーブルトークRPG(TRPG)「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」の第5のシナリオ「Reign of Madness」を追加する無料アップデートが12月16日より配信開始となりました。さらにこれと同時に販売価格の値上げが開発のResolution Gamesより発表されました。
Resolution Gamesによれば、ゲームとしての幅広さをより高めることを目的に全プラットフォームで値上げを実施するとのこと。新たな価格は40ドルで、日本円で約5,000円ほどになるようです。値上げの実施は2023年の1月13日を予定。
また、Resolution Gamesは12月16日放送の「Resolution Games Showcase 2022」にて、本作に対戦型マルチプレイが追加されることも発表しています。
「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」は本稿執筆現在、SteamのPCVR版、非VRの「Demeo: PC Edition」、そして双方が一緒になったバンドルパッケージ「Demeo Together Collection」が共に20%割引の税込2,472円の特別価格で販売中。セールは12月23日の午前2時頃までとなりますので、値上げ前に購入したい場合はお早めにご判断ください。
(参考)Road to VR、Resolution Games Showcase 2022(YouTube)
テニスと卓球を融合させた新感覚VRスポーツ(?)ゲーム「Racket Club」発表
新作VRゲーム「Racket Club」が発表されました。販売と開発は「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」、「Blaston」などのVRゲームを手がけるResolution Gamesです。対応ヘッドセットは本稿執筆時点で非公表となっています。
ゲームの詳細に関しても不明。タイトルおよび映像からは、テニスを題材にしたVRスポーツゲームであることを確認できます。
しかしながら、コートのスケールが非常に小さく、2対2形式が基本とされる特徴から、テニスのようでテニスではない”別のなにか”の可能性が示唆されています。近距離戦という点から、卓球のような駆け引きも発生しそうですが、前述の通りその詳細は不明。Resolution Gamesいわく、続報は2023年に予定しているとのことで、その時が待たれます。
(参考)Road to VR
家をリフォームし、ペットとも触れ合う「House Flipper Pets VR」発売
新作VRゲーム「House Flipper Pets VR」の早期アクセス版が12月16日、Steamにて販売開始となりました。価格は税込2,300円。ゲーム内言語は日本語を含む12言語に対応しています。また、12月23日午前2時頃まではリリース記念セールとして、10%割引の税込2,070円で販売されます。
「House Flipper Pets VR」は荒れ果てた汚部屋(おへや)の掃除、リフォームをこなす”劇的改造系”リフォームシミュレーションゲーム「House Flipper(ハウスフリッパー)」にペット要素(犬、猫)を加えた新作。
基本ルールは元の「ハウスフリッパー」と同じですが、掃除中にペットがイタズラしてくるなど、より混沌とした展開が繰り広げられるようになっています。また、ペットには餌を与える、撫でるといった交流も可能。中には掃除のお手伝いをしてくれるお利口なペットもいるようです。他にオンラインの協力型マルチプレイにも対応。フレンドと協力しながら掃除したり、インテリアの模様替えなどを楽しめるとのことです。
早期アクセス期間は1年間を予定。既にゲーム本編は完成済みのようですが、協力プレイをよりより形にするため、今回の形を採っているようです。
なお、価格に関しては早期アクセス期間終了後も変動なしとのこと。
ソフトウェア概要
タイトル |
House Flipper Pets VR |
発売・開発元 |
Frozen Way、PlayWay S.A.、Petard Games |
プレイ人数 |
1人(※オンライン時:2人) |
価格(税込) |
2,300円(Steam) |
(参考)Steam
VRゴルフ「GOLF+」PGAツアーとの独占パートナーシップを発表
Meta Quest Storeにて販売中のVRゴルフゲーム「GOLF+」と、アメリカ男子プロゴルフツアーを運営する「PGAツアー」との独占パートナーシップを発表しました。2023年初頭より、ゲーム内にPGAツアー公式のトーナメントコースが随時、導入されるとのことです。
米メディアUploadVRの報道によれば、パートナーシップは5年契約。トーナメントコースはダウンロードコンテンツ(DLC)で、2023年2月の「WMフェニックス・オープン」を皮切りに随時提供されていくとのことです。このDLCには現実の「WMフェニックス・オープン」と連動したトーナメント機能も搭載され、ゲームを通してプロゴルファーたちとの勝負を観戦できる作りになっているようです。
「GOLF+」の開発元、Golf ScopeのCEO兼共同設立者のRyan Engle氏は「今回の提携により、3Dのバーチャルコースに立ちながら、現実のトーナメントを楽しむという新たな体験が実現される」とUploadVRに対してコメント。さらに「WMフェニックス・オープン」後にも10以上のゴルフコースを追加予定とのことで、その詳細発表が注目されます。
なお、DLCの販売価格は本稿執筆時点で未発表となっています。
(参考)UploadVR