「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は10月2日~10月8日の関連ニュースが対象です。
目次
1. SFパズルアドベンチャー「Red Matter 2」が全プラットフォームで日本語に対応
2. VR魔法アクションRPG「ルインズメイガス」PICO Storeでの販売を開始
3. 街づくりシミュレーション「Townscaper」のVR版がQuest 2向けに発売
4. 2人の主人公が織り成す西部劇VRシューティング「Black Trail」発表
SFパズルアドベンチャー「Red Matter 2」が全プラットフォームで日本語に対応
VRパズルアドベンチャーゲーム「Red Matter 2」の日本語対応アップデートが配信開始となりました。Steamで発売中のPC向けVR版、Meta Quest Storeにて発売中のMeta Quest 2版の全プラットフォームが対象です。
「Red Matter 2」は宇宙開発を巡り、2つの大国が冷戦を繰り広げているレトロSFな世界を舞台にしたSFパズルアドベンチャーゲーム。
前作「Red Matter」のその後を舞台にしており、旧友の救難信号を傍受した主人公が彼を救出するため、太陽系の果てを目指す旅に出るストーリーが描かれます。パズル主体の本編も前作を踏襲しつつ、ジェットパックを駆使して地形を乗り越えていくアクションシーンを追加。さらに敵のドローンと戦う戦闘イベントも設けられ、よりスリリングで起伏のある展開が楽しめるようになっています。
なお、日本語対応が実施されたのは続編のみ。前作「Red Matter」に関しては本稿執筆時点でも未対応のままです。こちらも後日、遅れる形で実施されるのか、動向が注目されます。
(参考)Steamコミュニティ、Meta Quest Store
VR魔法アクションRPG「ルインズメイガス」PICO Storeでの販売を開始
Steam、Meta Quest Storeにて販売中のVR魔法アクションRPG「RUINSMAGUS~ルインズメイガス~」が10月6日より、PICO Storeでの販売を開始しました。価格に関しては本稿執筆時点で未公表となっています。
「RUINSMAGUS~ルインズメイガス~」は新人魔法使いの主人公になり、新人研究員でヒロインのアイリスと共に「遺跡都市グランアニムス」の最深部に眠る秘密に迫っていくVRアクションRPG。
左手で盾を扱い、右手に装備したガントレットより魔法を放って敵と戦う戦闘スタイルと直感的なアクション、25以上のクエストで構成されたボリューム満点のストーリーを特徴としています。また、アイリスを始め、登場キャラクターには実力派の声優陣を起用しており、イベントの会話デモもフルボイスで紡がれる作りとなっています。
PICO版では、Steamで販売中のPC向けVR版相当のグラフィックを実現。中国語(簡体字)、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語への追加対応も図られています。さらに9月9日に発表されたダウンロードコンテンツもPICO Storeにて配信予定。詳細に関しては後日、発表されるとのことです。
(参考)「RUINSMAGUS~ルインズメイガス~」公式サイト
街づくりシミュレーション「Townscaper」のVR版がQuest 2向けに発売
Meta Quest 2専用新作VRゲーム「Townscaper VR」が10月7日より、Meta Quest Storeにて販売開始となりました。価格は税込990円。日本語に対応しています。
「Townscaper VR」は水上にブロックを配置し、街を作り上げていく芸術性を前面に出した街づくりシミュレーションゲームです。周辺の環境に合わせて地形が変わり、家に塔、箸、広場などが建設されていく独自のプログラムを採用しており、それによる先の読めない変化と思わず時間を忘れて没頭してしまう高い中毒性を売りとしています。
また、ゲームとしての最終目標(ゴール)がなく、飽きるまで延々と街作りに浸れる底なし具合もひとつの売りとなっています。
原作はSteam、Nintendo Switch、iOS、Android向けに発売中の「Townscaper」。本作はそのVR版で、原作の独自プログラムや中毒性などはそのままに、直感的な操作感で街作りに浸れる作りになっています。街全体を上から見下ろしたりなど、VR特有の覗き込むような視点も大きな特徴です。
ソフトウェア概要
タイトル |
Townscaper VR |
発売・開発元 |
Raw Fury、Oskar Stålberg |
対応ヘッドセット |
Meta Quest 2(※初代Meta Questには非対応) |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
990円(Meta Quest Store) |
(参考)Meta Quest Store
2人の主人公が織り成す西部劇VRシューティング「Black Trail」発表
新作VRゲーム「Black Trail(ブラック・トレイル)」が発表されました。2022年内にSteamで発売予定とのことです。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語に対応しています。
「ブラック・トレイル」は西部劇、ゴールドラッシュの時代を舞台にしたVRアクションシューティングゲーム。プレイヤーは賞金稼ぎの「ジャック」、戦士の「ホワイトイーグル」それぞれに扮し、謎のアーティファクトを巡る戦いに身を投じていきます。
2人の主人公の視点から描かれるストーリー、それぞれの個性を踏まえた異なるアクションと戦術面が特徴。操作対象となる主人公もステージごとに異なる仕組みで、それによって常に変化が発生する刺激的なゲーム体験を実現させているとのことです。
武器も時代設定を踏まえたラインナップになっているほか、用いる際にも現実と同じ動作が要求される本格仕様。移動周りも普通に歩くスムーズタイプから、テレポート形式とプレイヤーの好みに合わせて楽しめるよう配慮されています。
本作は10月4日より、Steamで開催中の「Steam Next フェス」に合わせて無料体験版の配信も始まっています。西部劇という世界観と2人の主人公という特徴に興味を持った方はぜひ、お試しください。
(参考)Steam