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ゲーム・アプリ 2022.01.30

時間旅行がテーマの大作発売など―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(1月23日~1月29日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は1月23日~1月29日の関連ニュースが対象です。

目次

1. 戦闘ミッションも追加されたVRフライトシミュ「Ultrawings」の続編が近日発売
2. オオカミになって謎を追う探索型アドベンチャー「ロスト・エンバー」のVR版が発表
3. 過去と未来を巡る時間旅行VRアドベンチャー「Wanderer」発売
4. 革新的VRシューター「Help Yourself」プロローグ版がSteamが近日無料配信予定

戦闘ミッションも追加されたVRフライトシミュ「Ultrawings」の続編が近日発売

新作VRゲーム「Ultrawings 2」のMeta Quest(旧Oculus Quest)版が2月3日に発売となることが発表されました。Quest以外にもPC(Steam)版の発売も予定されていて、ストアページ記載の情報によればValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Realityのヘッドセットに対応。また、PCとQuest版共に日本語を含む7言語に対応しています。

「Ultrawings 2」はGear VROculus Go、PC(SteamOculus Store)、PlayStation VR(PSVR)Meta Quest(Quest)向けに発売されたVRフライトシミュレーター「Ultrawings」の続編。空に広がるオープンワールドを舞台に複数の飛行機を操縦しながら、様々なミッションに挑戦していきます。

基本的なゲームの内容は前作を踏襲しつつ、操作系を一新。具体的にはモーションコントロールが改善され、本物さながらの飛行機操縦ができるようになりました。飛行機にも新たにヘリコプターが登場。他の機体とは異なる操作感によるフライトが楽しめます。また、ミッションにも前作にはなかった戦闘イベントが追加。敵機や船団を相手にしたスリリングなドッグファイトが楽しめるようになっています。
ミッションに関しては他にスタント、レースなどがあるほか、ピストルを片手に持って戦うFPSチックなものもあったりと、バリエーションもより豊かになっている模様。

前作「Ultrawings」をプレイしている必要はなし。、発売日が判明しているのはQuest版で、SteamのPC版に関しては執筆時点で未定。ただ、2022年2月中には発売される予定とのことです。

(参考)UploadVR

オオカミになって謎を追う探索型アドベンチャー「ロスト・エンバー」のVR版が発表

PC、家庭用ゲーム機向けに発売中のアドベンチャーゲーム「Lost Ember(ロスト・エンバー)」のVR版、「Lost Ember VR Edition(ロスト・エンバー VR)」が近日発売予定であることが発表されました。
Steamストアページの情報によれば対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。日本語を含む11言語に対応しています。

「Lost Ember」は2019年に発売された探索型のアドベンチャーゲーム。大いなる地へと降り立った1匹のオオカミとなり、導き手の「生きた魂」と共に古代人が残した足跡を辿りつつ、世界を破滅へと導いた忠誠と裏切りの物語を明かしていきます。「魂替え」なる能力を用いて他の動物へと姿を変え道を切り開いていく構成、美しい映像と音楽をバックに描かれる切なくも印象深いストーリーがセールスポイント。日本語版は字幕に限らず音声も吹き替えに対応しているなど、手の込んだローカライズも魅力になっています。

VR版は執筆時点において発売が発表された以上の情報がなく、視点が原作の3人称から1人称へとなるのか、操作はモーションコントロールに対応したものになるのかなど、詳細は明らかになっていません。Steamのストアページに記載されているスクリーンショットも原作の流用で、VR版と思しきものは1枚もなし。

ただ、SteamでPC版を購入済みのプレイヤーにはVR版が無料で提供されるとのこと。視点に操作周り、そして気になる発売日はいつ頃になるのか。今後の発表が待たれます。

(参考)UploadVR、Steam

過去と未来を巡る時間旅行VRアドベンチャー「Wanderer」発売

新作VRゲーム「Wanderer」が1月28日より、Steamで販売開始となりました。価格は税込4,100円。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Realityで、日本語には未対応です。

「Wanderer」は時間旅行を題材にしたストーリーを描いたVRアドベンチャーゲーム。プレイヤーは主人公のアッシャー・ノイマンとなり、終末の到来を防ぐため、過去と未来を巡りながら様々な試練に挑んでいきます。

1989年から1993年に放送された海外ドラマ「Quantum Leap」(※邦題:タイムマシーンにお願い)に着想を得た設定とストーリー構成が特徴。第二次世界大戦下の戦場で暗号解読に挑んだり、電気技師ニコラ・テスラの実験に協力したりなど、時代ごとに異なる趣向を凝らしたイベントが用意されています。それぞれのイベント攻略に当たっては、腕時計型ガジェット「Samuel the Watch」が活躍。アイテムの格納、状況分析などでプレイヤーことノイマンをサポートしてくれます。そのほか本編は8時間以上に及ぶボリュームで、クリア済みの章を後から再プレイする機能も備わっています。

海外ではPlayStation VR(PSVR)版も発売中ですが、執筆時点で日本では未発売。また、Meta Quest版に関しては検討段階にあり、発売は当面先のことになる模様です。

ソフトウェア概要

タイトル

Wanderer

発売・開発元

M-Theory、Oddboy

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality

プレイ人数

1人

価格(税込)

4,100円(Steam

(参考)Steam

革新的VRシューター「Help Yourself」プロローグ版がSteamが近日無料配信予定

新作VRゲーム「Help Yourself」のプロローグ版「Help Yourself Prologue」が2月9日より、Steamにて無料配信予定であることが発表されました。対応ヘッドセットはValve Index、Oculus Rift(Rift S)。日本語には未対応です。

「Help Yourself」は2021年4月より、ゲーム配信サイト「itch.io」、Meta Questサイトローディングアプリ「SideQuest」にて無料体験版が配信中のVRパズルシューター。プレイヤーは銃火器片手に大群で襲い来る敵を迎撃し、生き延びることを目指します。

特徴は”ひとりマルチプレイ”を実現させた革新的なシステム。プレイヤーが敵に倒されてしまうとタイムリープが生じ、戦闘開始直前の時間へと逆戻り。同時に前回の時間軸で敗北したプレイヤーがクローンとして生成され、その時に取った立ち回りを自動的に再現します。

このクローンと連携しながら敵に立ち向かい、時には何度か敗北してはクローンの数を増やし、数的有利な状況を作り出して一気に押し切る。そんな知る人ぞ知るフリーゲーム「Cursor*10」、PlayStation Portable用ゲームソフト「己の信ずる道を征け」を彷彿とさせる個性の強さと、独特な戦術・戦略性を確立したゲームになっています。

今回の「Help Yourself Prologue」はタイムリープによるクローン生成に象徴される独自システムの一部が楽しめる体験版。内容自体は「itch.io」、「SideQuest」にて配信中の体験版とほぼ共通のものになるようです。

また、Steamでは製品版のストアページも開設されており、発売は2022年秋を予定しているとのこと。製品版にはストーリーモード、レベルエディターといった体験版にはないコンテンツが多数収録されるとのことで、それそれの詳細と具体的な発売日の発表が待たれるところです。

(参考)Steam


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