Home » 本格派VRサンドボックス「Primitier」、VR釣りゲー「Real VR Fishing」大型アプデ―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(9月12日~9月18日)


ゲーム・アプリ 2021.09.19

本格派VRサンドボックス「Primitier」、VR釣りゲー「Real VR Fishing」大型アプデ―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(9月12日~9月18日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は9月12日~9月18日の関連ニュースが対象です。

目次

1. 本格仕様のVRサンドボックス「Primitier」Steamストアページ開設
2. VRFPS「Shock Troops」がQuest向けに2022年発売
3. 不条理VRホラー「Wraith: The Oblivion – Afterlife」PSVR版発売日が決定
4. 水深の概念を追加する「Real VR Fishing」大型無料アプデ実施が発表
5. 狂気のVRウォーキングシミュレーター「DunDun VR」Steamで近日発売

本格仕様のVRサンドボックス「Primitier」Steamストアページ開設

新作VRゲーム「Primitier(プリミティア)」のSteamストアページが開設されました。2021年内に早期アクセス版として発売予定です。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。言語は日本語、英語に対応しています。

「Primitier」は、広大な世界を探索したり、物体を自由に切断・結合しながら道具や機械を作ることを楽しむVRサンドボックスゲーム。VR特有の直感的な操作スタイルをフル活用した、本格派のクラフトシステムと高度な物理演算処理を特徴としています。

特に物理演算はクラフトした道具を含め、あらゆる物体に作用。石斧であれば、柄の長さや重さによって振りやすさと破壊力が変動したり、投石器や荷車などの機械も作り方によって異なる性能になります。

クラフトも石を拾い、木を直接叩くと叩いた位置に沿って切れたり、木の棒と石をくっ付けると石斧になるなど現実さながらの作り。ほかにアバターはVRM形式のファイルを読み込めば変更もでき、3人称視点のカメラによる自撮りも楽しめるようになっています。

早期アクセス期間は1~2年を予定していますが、開発期間によっては延長もあるとのこと。また製品版には火薬、論理回路、地形変更システムなど、より多くの要素が追加される模様です。itch.ioでは無料の体験版も配信中。現実さながらのサンドボックスゲームというコンセプトに興味を抱いた人はぜひ、チェックしてみてください。

(参考)Steam、itch.io大田マト / Primitier Dev(@ootamato)

VRFPS「Shock Troops」がQuest向けに2022年発売

Oculus Quest(Quest 2)向け新作VRゲーム「Shock Troops」が発表されました。2022年の発売が予定されています。

「Shock Troops」は「DOOM」、「ウルフェンシュタイン」といった古典的な名作FPSタイトルに着想を得たVRシューター。襲い掛かるドローンの群れと兵士たちを手にした銃火器で撃ち倒しながら、多彩なステージを攻略していきます。

開発は3DCGとドット絵(ピクセルアート)を融合させたグラフィックが特徴のVRFPS、「Theta Legion(Oculus Go / Oculus Rift)」を開発したGarage Collective。本作も同様のグラフィックを継承しているほか、タイトルロゴも「Theta Legion」と共通のデザインであるなど、「Theta Legion」続編らしさを漂わせていますが、Garage Collectiveいわく、テーマを共有した完全な新作。世界観およびストーリーは一新され、ステージにも限りある弾薬を活用しながら立ち回るサバイバル色の強いミッションが導入されるなど、より起伏ある展開が繰り広げられる内容に構成されているようです。

マップもミッションの充実に合わせ、広々とした空間といった新種が追加されているとのこと。「Theta Legion」から継承されたグラフィックも解像度が上げられ、特に敵は細かい所まで描写されたものに進歩しています。

執筆時点でQuest以外のプラットフォームへの展開は未定。Garage Collectiveとしては検討中の模様で、今後の続報が待たれます。

(参考)UploadVR

不条理VRホラー「Wraith: The Oblivion – Afterlife」PSVR版発売日が決定

VRホラーゲーム「Wraith: The Oblivion – Afterlife(※邦題:レイス:ジ・オブリビオン – アフターライフ)」のPlayStation VR(PSVR)版が海外で2021年10月7日に発売されます。執筆時点で日本語版も同時期に発売されるかは不明です。

テーブルトークRPG「ワールド・オブ・ダークネス(World of Darkness)」シリーズのひとつ、「Wraith: The Oblivion」を原作とする本作は、亡霊となった主人公「エド」に扮し、豪邸を探索しながら自身の死の真相に迫るVRホラーアドベンチャーゲーム。邸内には「スペクター」なる悪霊が徘徊していますが、プレイヤーことエドに武器を用いた対抗手段はなし。そのため、周囲に落ちているものを利用して相手を誘い出し対処するという、亡霊なのに亡霊から逃げる不条理な展開が繰り広げられます。

2021年4月23日より、Oculus StoreでOculus Quest(Quest 2)Oculus Rift(Rift S)版が発売中。同年5月26日からはSteamでPCVR版も発売されています。

Quest版のレビューはこちら。

(参考)UploadVR

水深の概念を追加する「Real VR Fishing」大型無料アプデ実施が発表

VRフィッシングゲーム「Real VR Fishing」の最新大型無料アップデート、「Year 2 Update」が2021年10月20日に配信されることが発表されました。

「Year 2 Update」では新たに水深の概念が追加。実際のデータに基づき、魚種がそれぞれ異なる水深に分布されるようになり、より現実味のある釣りが楽しめるようになります。この概念の追加と同時に「浮き釣り」も追加。さらにルアー釣りも改良され、巻き上げ、トゥイッチング(※ルアーの頭を左右に振り、移動距離を抑えつつ魚を誘い出すアクションのひとつ)ができるようになります。併せて新種のルアーも登場するとのこと。

このほかにもアイテムの耐久値(及び損傷)の概念追加、サウンド全般の改善、チュートリアルの充実化なども実施。「Real VR Fishing」の名に相応しいアップデートになるようで、配信開始の時が期待されるところです。

「Real VR Fishing」は美しい景色をバックに、リラックスした気分で魚釣りを楽しむVRフィッシングゲーム。Oculus Go用タイトルとして2019年に発売され、以降Oculus QuestOculus Rift(Rift S)版も発売されました。

2020年8月6日には、オンラインマルチプレイを実装するQuest版独自のアップデートも実施され、最大4人までの魚釣りが楽しめるようになっています。

(参考)VRFocus

狂気のVRウォーキングシミュレーター「DunDun VR」Steamで近日発売

新作VRゲーム「DunDun VR」が2021年9月30日にSteamで発売予定です。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。日本語を含む11言語に対応しています。

「DunDun VR」は超常的で、狂気と色彩に満ちた謎の世界を旅していくVRウォーキングシミュレーター。見所はその世界観で、足の生えた魚が歩き回る砂漠、SF染みた暗い洞窟、果ては巨大な眼球が浮かぶ謎の実験場といった、形容しがたい光景がプレイヤーの目の前に広がります。場所によってはタマゴ集め、眼球投げ(!?)といった狂気を感じさせるイベントも発生。各世界の進行も一本道の固定形式を基本としつつ、時折自由にフィールド上を動き回れるパートも挿入される構成になっています。

Steamストアページの紹介によれば、総プレイ時間は20~30分と短め。しかしながら、その異様な世界観とイベントの数々もあって、忘れがたい体験を提供するウォーキングシミュレーターに完成されているようです。このコンセプトに何か惹かれるものを感じた人には要注目の新作と言えるかもしれません。

(参考)Steam、「DunDun VR」公式Twitter


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード