「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今週は5月2日~5月8日間の関連ニュースが対象です。
目次
1. 「モンキーボール」に着想を得た、VR”ハムスターボール”アクション発売
2. 「テトリス エフェクト・コネクテッド」Steamストアページ開設、発売は夏
3. VR対応サバイバルパズル「Boxed In」PSVR版が5月末に発売予定
4. Quest版「SUPERHOT VR」に120Hzモードが試験的に実装
5. 野生の本能を呼び覚ます、新作VRクライミング”バナナ”アクション「TOSS」
「モンキーボール」に着想を得た、VR”ハムスターボール”アクション発売
Oculus Quest/Quest2向け新作VRゲーム「Roll or Die」が5月1日より、Oculus Storeにて販売開始。価格は税込290円です(日本語には未対応)。また「App Lab」を通しての販売のため、ストアの新作一覧には表示されていません。
「Roll or Die」は巨大なハムスターボールを転がすVRアクションゲーム。Oculus Touchコントローラでボールの裏面を掴んで転がすというユニークな操作スタイルが特徴です。
直接引っ張って勢いを付けたり、方向を調節したりと、細かな調整も可能。コース上に設置された宝石や星を集めると総合得点が加算されます。
コース上にもシーソーを始めとする多数の障害物が設置。凶暴な猫の軍勢も待ち受けているので、きれいに避けながらゴールを目指しましょう。
ゲームデザインはセガの「モンキーボール(スーパーモンキーボール)」が強く意識されています。現時点でも開発中の段階で、グラフィック周りは簡素ですが、今後のアップデートによる進化に注目したいところです。
ソフトウェア概要
タイトル |
Roll or Die |
開発者 |
BrainSlugs83 |
対応ヘッドセット |
Oculus Quest/Quest2 |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
290円(Oculus Store) |
(参考)VRScout、Oculus Store
「テトリス エフェクト・コネクテッド」Steamストアページ開設、発売は夏
「テトリス エフェクト」の拡張版、「テトリス エフェクト・コネクテッド」のSteamストアページが開設されました。発売日は2021年夏。対応VRヘッドセットは、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)です。
「テトリス エフェクト・コネクテッド」は、「テトリス エフェクト」にマルチプレイヤーモードを新たに収録した拡張版です。「テトリス エフェクト」独自のシステム「ゾーン」を使用できるルールも用意された対人戦はもちろん、AI操作の強敵を倒す革新的な協力戦が楽しめます。
日本国内では11月10日よりXbox Series X|S、Windows PC版がMicrosoft Storeにて発売中です。
この「テトリス エフェクト・コネクテッド」は先行発売済みのPlayStation VR(PSVR)、PC(Epic Games Store)、Oculus Quest版「テトリス エフェクト」にも無料アップデートで追加予定。2021年夏配信が報じられていて、SteamのPC版との同時リリースになる可能性が高いと見られます。
執筆時点で具体的な時期は不明のため、今後の詳細発表が待たれます。
VR対応サバイバルパズル「Boxed In」PSVR版が5月末に発売予定
2017年、Steamで発売されたVR対応パズルゲーム「Boxed In」の海外PlayStation VR(PSVR)版が発表されました。2021年5月28日に発売予定とのこと。コントローラはDUALSHOCK 4のほか、PlayStation Moveモーションコントローラ、PlayStation VRシューティングコントローラにそれぞれ対応します。
「Boxed In」は出口のない狭い部屋を舞台に、壁や天井、床から迫りくるカラフルなキューブを消しながら生き残りを目指すVRパズルゲーム。レーザーガンでキューブの色を変え、同じ色を3つそろえて消していく独特なゲームシステムが特徴です。
部屋のキューブを一掃する「ソリティアモード」、どれだけ長く生き残れるかを目指す「サバイバルモード」が収録されており、それぞれ異なる雰囲気と緊張感に満ちたパズルが展開されます。
PSVR版は基本的に先行したSteamのPC版の移植になる模様。またPC版は日本語に対応していますが、PSVR版も同じになるのかは執筆時点で不明。日本国内での発売も含め、動向が注目されます。
(参考)VRFocus
https://store.steampowered.com/app/664210/Boxed_In/Quest版「SUPERHOT VR」に120Hzモードが試験的に実装
VRFPS「SUPERHOT VR」のOculus Quest/Quest2版がアップデートされ、新たに「120Hzモード」が追加されました。開発チームいわく試験的な実装で、何らかの問題が発生し得る可能性があるとのこと。
Hey @oculus Quest SUPERHOT VR players!
👉We’ve added experimental support for 120 FPS.👈It is EXPERIMENTAL so if you encounter any problems you can disable this mode via settings.
Have fun!#OculusQuest #SUPERHOTVR pic.twitter.com/cATYf70xfl
— SUPERHOT (@SUPERHOTTHEGAME) May 6, 2021
仮に切り替えた後、問題が生じた場合はゲーム内の設定から「120Hzモード」の無効が推奨されるとのことです。また、正式な実装がいつ実施されるのかについては執筆時点で不明。開発チームからの今後の発表が待たれます。
「SUPERHOT VR」はプレイヤーが止まると世界が止まり、動けば時が進むゲームシステムが特徴のVR戦術FPS。2016年にPC向けに発売された戦術FPS「SUPERHOT」のVR版で、VRならではの没入感を引き立てる演出が特色です。Quest版は非常に高い人気を誇り、2021年には単体で100万本以上を売り上げる記録的な結果を叩き出しています。
(参考)UploadVR、SUPERHOT公式Twitter
野生の本能を呼び覚ます、新作VRクライミング”バナナ”アクション「TOSS」
新作VRクライミングアクション「TOSS」が2021年春、Steamで発売予定です。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift、Oculus Rift DK2、Windows Mixed Reality。日本語には未対応です。
「TOSS」は運動能力に秀でた猿になり、障害物と危険に満ちた天空のアスレチックコース攻略に挑むVRクライミングアクション。両手を動かしながらフックや鉄棒を掴んで登ったり、勢いを付けてスウィングジャンプを決めたりと、野生の本能を呼び覚ますスリリングなアクションを楽しめます。
天空が舞台のため、地上(地表)を歩く場面はほとんどないのが特徴。ゲームスピードは全体的に早めで、コツを掴めば風のようにコースを飛び回れます。
本作が発表されたのは2020年7月。その後、無料の体験版も「Steamゲームフェスティバル」開催時に期間限定で配信されました。執筆時点では配信が終了していますが、開発は順調に進んでいるようで、今後オンラインランキング、コース上にあるバナナを見つけて届ける新たなモードの追加が予定されています。
次回の「Steamゲームフェスティバル」こと「Steam Nextフェス」の開催が2021年6月16日になることが発表済みのため、再び体験版の配信があるかもしれません。フェス当日の動向に注目です。