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ゲーム・アプリ 2021.04.04

今週の気になるVRゲームニュースまとめ(3月28日~4月3日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今週は2021年3月28日~4月3日間の関連ニュースが対象です。

目次

1. VRパルクール「STRIDE」大型アップデートが近日中に実施
2. 北米と欧州で「DOOM 3: VR Edition」が販売開始。日本は後発?
3. ディアブロなどのクリエイターが作ったVRシューター「Hellgate VR」発売
4. VRミリタリーFPS「Alvo」PSVR版の発売日が4月12日に決定
5. VRRPG「ナイトオブクイーン」PSVR版と「App Lab」経由のQuest版が発売
6. VRスウィングアクションFPS「Swarm」発売日が4月8日に決定

VRパルクール「STRIDE」大型アップデートが近日中に実施

早期アクセス版がSteamで発売中のVRパルクールゲーム「STRIDE」の大型アップデートが発表されました。これに合わせてクローズドベータテストも3月30日から3月31日の間に実施されました。

この大型アップデートの詳細については公表されていません。開発のJoyWayは「メジャーコンテンツアップデート」と説明していますが、現段階で実装されていない「ストーリーモード」ではない模様。どのようなコンテンツが追加されるかは、今後の発表を待つ以外になさそうです。

「STRIDE」はPlayStation 3、Xbox 360で発売された1人称視点のアクションゲーム「ミラーズエッジ」に影響を受けたVRパルクールゲーム。高層ビルの屋上、隙間などを華麗に飛び越え、銃撃してくる敵を撃退しながら進んでいきます。
PC版は2020年9月5日より、Steamで発売中。他にPlayStation VR(PSVR)版が2021年後半、Oculus Quest/Quest2版がその後に発売予定です。

(参考)UploadVRSteamコミュニティSTRIDE公式サイト

北米と欧州で「DOOM 3: VR Edition」が販売開始。日本は後発?

PlayStation VR(PSVR)版「DOOM 3」こと「DOOM 3: VR Edition」が、2021年3月29日より海外PlayStation Storeで販売開始となりました。価格は19.99ドル。対応コントローラはDUALSHOCK 4、PSVRシューティングコントローラとなります。

「DOOM 3: VR Edition」は、ファーストパーソンシューター(FPS)の先駆者として名高い「DOOM」シリーズ3作目「DOOM 3」と拡張パック「Resurrection of Evil」、「The Lost Mission」をPSVR向けにリメイクしたタイトル。モーションコントロールによる武器の角度調整、デーモンの背後からの攻撃に活用できるクイックターンなど、VR特有の新機能を多く搭載。アクションとホラーが絶妙に融合した原作「DOOM 3」の魅力も相まって、地獄のように激しい戦闘が楽しめます。

なお、発売元のベセスダ・ソフトワークスは、公式サイトに日本語で記されたリリースFAQのページを開設していますが、執筆時点で日本国内では未発売。3月29日から4月1日までの間、日本語版のストアページも存在しましたが、4月3日時点では「404 Not Found」と表示されています。少し遅れてからの発売になるのか、公式発表が待たれます。

(参考)PlayStation StoreBethesda.net

ディアブロなどのクリエイターが作ったVRシューター「Hellgate VR」発売

VRシューター「Hellgate VR」が2021年3月31日、Steamで販売開始となりました。価格は税込3,600円。対応ヘッドセットはHTC Vive、Oculus Rift(Rift S)です。言語は字幕と音声共に日本語に完全対応。
また、2021年4月8日午前2時頃まではスペシャルプロモーションとして、20%割引の税込2,880円で販売されます。さらに本作の原作に当たる「HELLGATE: London(※邦題:ヘルゲート:ロンドン)」をセットにしたバンドル「Premium Hellgate Collection」も36%割引の税込3,150円で販売中です。

「Hellgate VR」はハック&スラッシュ(ハクスラ)の名作「Diablo(ディアブロ)」シリーズに携わった元クリエイターたちが開発した「ヘルゲート:ロンドン」を原作としたVRシューター。悪魔たちの襲撃により、地下シェルターへと追い込まれた人類の側に立ち、彼らとの種族の存続をかけた死闘に臨むストーリーが描かれます。

ジャンルは原作のアクションRPGから大きく一新されていますが、退廃的な世界観、悪魔たちとの熾烈で爽快感あふれる戦闘は健在。列車やヘリコプターに搭乗して悪魔と戦ったり、激流を下ると言ったVRならではのスリルあふれる場面も用意されており、生まれ変わった「ヘルゲート:ロンドン」の世界を楽しめます。

ソフトウェア概要

タイトル

Hellgate VR

発売・開発元

HanbitSoft / T3Entertainment

対応ヘッドセット

HTC Vive、Oculus Rift

プレイ人数

1人

価格(税込)

3,600円(Steam
4,920円(Steam:Premium Hellgate Collection

(参考)UploadVR

VRミリタリーFPS「Alvo」PSVR版の発売日が4月12日に決定

VRミリタリーFPS「Alvo」のPlayStation VR(PSVR)版の発売日が2021年4月12日になることが発表されました。また、既報通りPCVR(Steam)、Oculus Quest/Quest2版はPSVR版の後の発売になるとのことです。

米メディアUploadVRによれば、開発のMardonpolは現在、複数の回に渡るベータテストを経て、同日中の発売を目指している模様。しかしながら、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の承認によっては、日付がズレる可能性も示唆しています。発売まで当面の間、Mardonpolの公式Twitterの動向に注視する必要がありそうです。

「Alvo」は最大10人のプレイヤーが参加し、3つの異なるゲームルールで銃撃戦を繰り広げるオンライン専用のVRタクティカルFPS。当初は2018年内の発売が予定されていました。しかしながら、その後に延期が発表。以降、長きに渡って開発が続けられ、2021年1月、ついに製品版発売を迎えることが報じられました。

なお、PSVR版の後に発売されるPCVR、Oculus Quest/Quest2版は2021年内を予定。Quest/Quest2版は既に戦闘マップの最適化作業を済ませた状態にあるようです。なお、Quest/Quest2版は仮にOculusの承認が得られなかった場合、サイトローディングアプリ「SideQuest」で発売し、その後「App Lab」経由でストアでの販売に繋げる計画であるとのことです。

(参考)UploadVR

VRRPG「ナイトオブクイーン」PSVR版と「App Lab」経由のQuest版が発売

昔ながらのRPGの世界をVRで表現した、ターン制コマンド選択型RPG「ナイトオブクイーン」のPlayStation VR(PSVR)版が2021年4月2日より販売開始となりました。価格は税込440円。非VRによるゲームプレイにも対応しています。
また、Oculus Storeでも「App Lab」を通す形でOculus Quest/Quest2版が販売を開始。こちらは税込490円です。

1990年の古きよき時代を想像させる世界観を持つ「ナイトオブクイーン」は、ターン制のコマンド選択型バトルシステムをVRを通して体験するロールプレイングゲーム(RPG)。平和を脅かす魔王を倒すため、プレイヤーは女王の騎士になって彼の者が支配する魔界を目指して冒険を繰り広げていきます。
往年の名作RPGを思い起こさせる1対1形式のコマンド選択式バトル、1990年代のRPG特有の懐かしさにVRの臨場感がプラスされた遊び心地が特徴。

2020年2月28日にOculus Go版がOculus Storeにて発売された後、PC向けVR版がSteamOculus Store(Rift)Viveportにて発売されました。また、Quest/Quest2版はサイトローディングアプリ「SideQuest」でも販売中です。

(参考)プレスリリース

VRスウィングアクションFPS「Swarm」発売日が4月8日に決定

VRスウィングアクションFPS「Swarm」の発売日が2021年4月8日発売になることが発表されました。Oculus Store先行で、Oculus Rift(Rift S)とOculus Quest/Quest2版が発売。いずれもクロスバイに対応していて、どちらかを購入すればもう片方が無料でダウンロード可能になります。

「Swarm」は2丁拳銃とグラップリングフックを活用し、宙を舞いながら敵を撃墜していくアーケードスタイルのVRFPS。グラップリングフックによる爽快なスウィングアクション(ワイヤーアクション)、足場がほとんど無いフィールド、常に宙を舞い続けなければならない戦闘スタイルが特色です。

当初、2020年9月の発売を目標に開発が進められていましたが、遅延によって2021年春に延期となりました。なお、製品版は当初予定していたマルチプレイヤーモードを搭載せず、シングルプレイに特化した内容で発売されるとのこと。開発のGreensky Gamesによれば、マルチプレイヤーは発売後、そう遠くない内の実装を予定しているようです。また、SteamのPCVR版は後発。ストアページによれば、2021年夏発売とのことです。

(参考)Road to VR


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