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ゲーム・アプリ 2021.10.24

「Real VR Fishing」大型アプデ延期、「Puzzling Places」DLC配信―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(10月17日~10月23日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は10月17日~10月23日の関連ニュースが対象です。

目次

1. VR釣りゲー「Real VR Fishing」大型無料アプデの配信が延期
2. VRローグライク「Ancient Dungeon」早期アクセス版が11月に発売
3. 3次元ジグソーパズル「Puzzling Places」新たなパズルを追加するDLC発売
4. 宇宙空間が舞台の都市開発VRシミュレーション「Spacefolk City」発売
5. SIEの動画配信番組「State of Play」が10月28日に放送

VR釣りゲー「Real VR Fishing」大型無料アプデの配信が延期

2021年10月20日の配信が報じられていたVRフィッシングゲーム「Real VR Fishing」の大型アップデート、「Year 2 Update」の延期が発表されました。新たな配信日は11月6日になるとのことです。

延期に至った背景は不明ですが、開発のMIRAGESOFTは、より満足のいく釣り体験を提供するため、確保された時間を活かしてさらなる微調整を行うことをTwitterにて表明しています。また、今回の延期のお詫びとして、アップデート当日には「Real VR Fishing」を所持する全プレイヤーを対象に、特別な手袋アイテムの提供を行うとのことです。

「Real VR Fishing」は美しい景色をバックに、心地よい気分で魚釣りを楽しむVRフィッシングゲーム。今回配信が予定されていた「Year 2 Update」は、水深の概念を新たに追加するもの。魚種が現実のデータに基づいて水深に分布され、今まで以上に現実味のある釣りが楽しめるようになるのを売りにしています。

水深の概念追加に伴い、「浮き釣り」も可能になるほか、ルアーを用いた釣りでもトゥイッチング(※ルアーの頭を左右に振り、移動距離を抑えつつ魚を誘い出すアクションのひとつ)といった、新しいアクションができるようになります。

(参考)「Real VR Fishing」公式TwitterUploadVR

VRローグライク「Ancient Dungeon」早期アクセス版が11月に発売

個人開発者が一人で制作中の新作VRゲーム「Ancient Dungeon」の早期アクセス版が2021年11月3日にSteam、Oculus Storeにて発売されることが発表されました。Oculus Storeは「App Lab」を経由した形のOculus Quest(Quest 2)版となります。PC版はValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Realityのヘッドセットにそれぞれ対応しています。

「Ancient Dungeon」は足を踏み入れるたび、自動的に地形が変化する地下迷宮を探索しながら、その最深部到達を目指すVRダンジョンRPG。2種類の武器を活用し、襲いかかる敵を撃退し、探索中に手に入る装備品で能力の強化を図りながら各階層を進んでいきます。物理法則に基づく反応を見せる敵の挙動、背景からキャラクターに至るまで「Minecraft(マインクラフト)」に象徴される、ボクセルスタイルで描かれたグラフィックが特色。システム面でも力尽きると装備の大半を没収され、迷宮の入り口に戻されてしまうローグライク由来のものが採用されており、常に気が抜けない緊張感抜群の展開が繰り広げられます。

早期アクセス版では、それぞれ固有のボスと敵が待ち受ける5階層から成る迷宮がプレイ可能。また、早期アクセス期間中にはさらなるダンジョンとボスの追加、リーダーボード機能の実装、高難易度モードの導入もアップデートを通して予定されています。完全版の配信は、作者のEric Thullen氏いわく2022年6月頃を目標にしているとのことです。

(参考)UploadVR

3次元ジグソーパズル「Puzzling Places」新たなパズルを追加するDLC発売

2021年10月21日、VRジグソーパズルゲーム「Puzzling Places」のダウンロードコンテンツ(DLC)「MDRS Pack」がOculus Storeで配信開始となりました。価格は税込490円です。

このDLCを適用することにより、「The Musk Observatory」、「The RAM」、「The Hab」、「MDRS Exterior」の4つの新しいパズルが追加されます。いずれのパズルもアメリカはユタ州にある、火星を想定した訓練施設「Mars Desert Research Station(MDRS)」を題材にしたものとなっています。

開発のrealities.ioによれば、火星の探査・植民を促進することを目的に活動する国際NPO法人「火星協会(Mars Society)」とのコラボレーションにより、今回の収録が実現したとのこと。作成に当たっても各施設の3Dスキャンデータを取り込んでいるため、本物に忠実な仕上がりになっているようです。
また、各パズルには背景色も設定され、火星の雰囲気を味わえるとのこと。演出面でも、パズルの進行に応じて特殊な効果音が流れるようになっている模様です。

「Puzzling Places」は、世界各地の歴史的建造物などをリアルに再現したミニチュアを組み立てる立体ジグソーパズルゲーム。2021年9月3日より、Oculus Quest(Quest 2)向けに発売中です。

レビューはこちら。

(参考)UploadVROculus Store(Developer Post)

宇宙空間が舞台の都市開発VRシミュレーション「Spacefolk City」発売

新作VRゲーム「Spacefolk City」が2021年10月22日、Oculusプラットフォーム(Quest / Rift)向けに発売されました。価格はいずれも税込2,490円。日本語には未対応です。

「Spacefolk City」は宇宙空間が舞台のVR都市開発シミュレーションゲーム。太陽災害の影響により、多くの惑星が滅びつつある宇宙空間に残された生命たちのため、繁栄と持続が可能な環境を構築していきます。ダークな設定とは裏腹にポップで明るい雰囲気のグラフィックとキャラクターデザインが特徴。特にキャラクターは頭部がバナナだったり、ピザだったり、フライドポテトだったりと、強烈すぎる容姿をしているのもあって嫌でもプレイヤーを引き付けます。さらに彼らにはそれぞれ特殊な能力があり、随所でプレイヤーの街づくりをサポート。時折、要望を送ってくるなど、交流を育む場面も用意されています。

本作はVRパズルアドベンチャー「Down The Rabbit Hole(邦題:ダウン・ザ・ラビットホール)」などのタイトルに開発協力として携わったVRゲーム開発スタジオMoon Mode初のオリジナル作品。いわく、VRゲーム初心者に取っつきやすく、街づくりシミュレーションとしても他に類を見ない個性を持ったものに仕上がっているとのことです。

ソフトウェア概要

タイトル

Spacefolk City

発売・開発元

Moon Mode

対応ヘッドセット

Oculus Quest(Quest 2)、Oculus Rift(Rift S)

プレイ人数

1人

価格(税込)

2,490円(Oculus Store:Quest / Rift

(参考)VRFocus

SIEの動画配信番組「State of Play」が10月28日に放送

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、動画配信番組「State of Play」を日本時間10月28日(金)午前6時より放送することを発表しました。番組は約20分を予定。米国PlayStation YouTube公式チャンネルTwitchにて配信されます。

発表内容は、PlayStation 5と PlayStation 4で発売予定のソフトウェアメーカー各社のタイトルが中心になるとのこと。PlayStation VR(PSVR)タイトルの情報があるかは不明ですが、前回2021年7月9日の放送では、VRアドベンチャーゲーム「Moss: Book II」が電撃発表される一幕がありました。

「Moss: Book II」に関しては執筆時点でも続報がないため、今回の放送で新たな映像や発売時期についての発表があるのか注目されます。
また、PSVRでは「HUMANITY」といった、発売時期が明らかになっていないタイトルも複数あるため、それらの続報があるかも注目されるところです。

(参考)PlayStation Blog


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