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ゲーム・アプリ 2021.10.17

VR”ヒャッハー”シューター発売、VRロボアクション「IRON REBELLION」早期アクセス版発表―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(10月10日~10月16日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は10月10日~10月16日の関連ニュースが対象です。

目次

1. 世紀末の荒野でゾンビを狩る「Hell Road VR」製品版がSteamで販売開始
2. 北欧神話が題材のVRリズムレース「Ragnarock」Quest版が公式アプリに昇格
3. 新感覚の対戦型VRアクション「Sucker Punch VR」発表
4. 白黒グラフィックが特徴のレースゲーム「Fake Racing」10月発売、VRにも対応
5. VRロボアクション「IRON REBELLION」早期アクセス版が近日発売、Quest版も発表
6. 「アルトデウス: BC」のDLC「エピソード ヤマト」のOculus Rift版が配信開始

世紀末の荒野でゾンビを狩る「Hell Road VR」製品版がSteamで販売開始

2020年9月よりSteamで早期アクセス版が発売中のVRゲーム、「Hell Road VR」の製品版アップデートが2021年10月10日に実施されました。価格は早期アクセス版から変わらず、税込2,050円。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Realityで、日本語に対応しています。

「Hell Road VR」は世紀末の荒野をバイクで駆け抜けながら、群がるゾンビたちを多彩な武器を駆使して撃退していくVRバイクシューター。レースゲームとレール式シューティングゲームを合体させたゲームシステムが特徴で、思わず「ヒャッハー!」と叫びたくなること確実な爽快感が味わえます。武器はピストル、サブマシンガンといった銃火器に加え、槍といった近接系も網羅。また操縦するバイクは性能周りの強化も図れるようにもなっていて、チェーンソーを備え付けるといった魔改造も可能です。

なお、製品版アップデートと合わせて、武器や音楽が追加されるダウンロードコンテンツ「Deluxe Upgrade」の販売も開始されています。価格は税込520円。早期アクセス版購入者の方であれば、無料でダウンロードできるとのことです。

ソフトウェア概要

タイトル

Hell Road VR

発売・開発元

Travolab Replay

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality

プレイ人数

1人

価格(税込)

2,050円(Steam

(参考)Steam

北欧神話が題材のVRリズムレース「Ragnarock」Quest版が公式アプリに昇格

2021年7月より、Oculus Storeの「App Lab」で販売中だった「Ragnarock」のOculus Quest(Quest 2)版が2021年10月21日、Oculus Storeの公式アプリとして発売されることが発表されました。事実上の昇格となります。

「Ragnarock」は北欧神話の世界を舞台にしたVRリズムレースゲーム。プレイヤーはヴァイキングの船長として船頭に立ち、リズムに合わせて太鼓を叩きながら部下たちを鼓舞しつつ、ライバルたちとの海上競争を繰り広げていきます。

2021年よりQuest版のほか、SteamでPCVR版が発売中。その概略が物語る通り、リズムアクションとレースゲームを組み合わせたゲームシステムが最大の特色です。ゲームモードもシングルプレイのほか、最大6人が参加可能なオンライン対応のマルチプレイを収録。楽曲もロックにメタルといった、世界観と作品名にマッチしたラインナップになっているほか、プレイヤーが自由に楽曲を追加できるカスタムサウンドトラック機能も搭載されています。

なお、「App Lab」で販売中のQuest版は早期アクセス仕様でしたが、10月21日の発売と同時に製品版へのアップデートが実施されるとのこと。執筆時点では不明ですが、価格も税込2,490円から値上げするのか注目されるところです。

(参考)UploadVR

新感覚の対戦型VRアクション「Sucker Punch VR」発表

PC、Oculus Quest(Quest 2)向け新作VRゲーム「Sucker Punch VR」が発表されました。PC版はSteamで2021年11月18日に発売予定。ストアページの情報によりますと、対応ヘッドセットはValve Index、Oculus Rift(Rift S)。日本語には未対応です。

「Sucker Punch VR」はボクシングとエアホッケーを合体させた、新感覚の対戦型VRアクションゲーム。プレイヤーはアリーナの自陣に立ち、目前より迫ってくるキューブを背後にあるゴールに入れないようパンチを決め、相手に殴り返していきます。最終的に相手のゴールに多くのキューブを入れた側が勝利です。

ルール自体は1972年にアーケードゲームとして誕生し、好評を博した伝説の名作「PONE(ポン)」と同様で、そこにVRのボクシングゲーム、リズムアクションゲーム風の要素を加えた独特なゲームデザインが図られたものになっています。ゲームモードはシングルプレイのほか、フレンドとの1対1の勝負に臨むマッチプレイのほか、トロフィーの獲得を目指す勝ち抜き戦の3種類を収録。試合中に使うグローブにも様々な種類が用意されているほか、試合をサポートするドローンをお供に付けることも可能。組み合わせ次第では独自の戦術スタイルも編み出せるといった、カスタマイズも楽しめる模様です。

なお、Quest版の発売日については執筆時点で不明。販売形式もOculus Storeの公式アプリとしてなのか、もしくは「App Lab」経由のなるのかも不明で、今後の続報が待たれます。

(参考)UploadVRVRScout

白黒グラフィックが特徴のレースゲーム「Fake Racing」10月発売、VRにも対応

白黒2色で描かれたグラフィックが特徴のレースゲーム「Fake Racing」が2021年10月、Steamで発売予定となっています。対応OSはWindows、Linux。ストアページによればVRヘッドセットにも対応しており、Oculus Rift(Rift S)で楽しめるとのことです。

「Fake Racing」は制限時間内にチェックポイントを通過しつつ、ライバルとの競争に興じる昔ながらのレースゲーム。スクリーンショットの通り、レーシングカーからサーキット場の背景まで、全てのグラフィックが白黒2色のいわゆる「1bit」スタイルで描写されており、どこか古めかしい雰囲気が醸し出されています。

ゲームモードはシングルプレイのほか、最大4人まで参加可能なマルチプレイが収録されているとのこと。視点も3人称のほか、コックピット視点(1人称視点)も用意されており、VRモードはこの視点でプレイする形になる模様です。

ただし、ストアページの記述によれば、VRモードはあくまでも実験的な機能としての位置づけとのこと。そのため、対応範囲も限定されている可能性が考えられます。このモードの拡張が実施されるかも不明で、製品版発売後の動向が注目されるところです。

(参考)Steam

VRロボアクション「IRON REBELLION」早期アクセス版が近日発売、Quest版も発表

2021年内の発売が予定されている、VRロボットバトルアクション「IRON REBELLION」。その早期アクセス版が数週間以内にSteamで発売されることが発表されました。また、「App Lab」経由の形でOculus Quest(Quest 2)版の発売も決定。こちらもSteamのPC版と同じタイミングでの発売が予定されているとのことです。

また、今回の発表と合わせて早期アクセス版発売後のロードマップも公開されました。それによりますと、4対4の対戦型マルチプレイヤーモードの実装、新しいメカに武器、マップ、ゲームモードの追加を段階的に行っていき、製品版アップデートとなる「1.0」時点でマルチプレイヤー用の全コンテンツの収録と調整の完了を予定しているとのこと。その後はシングルのほか、協力プレイにも対応した「サージキャンペーンモード」の追加と拡充を図りつつ、次なる大型アップデート「2.0」での太陽系全体の支配権を争う大規模な非同期型オンライン対戦モードの実装を目指す模様です。

ただし、「2.0」のアップデートに関しては開発自ら「クレイジーな夢で、サポートがある場合に限る」との補足も付けられており、実現するかは不透明。仮に実現すれば、VRゲームとしても驚くべき規模を持つ内容になることが予感されるため、発売以降の盛り上がりが注目されるところです。

「IRON REBELLION」は巨大な二足歩行メカを操縦しながら、残忍なエイリアン軍との死闘に身を投じるVRロボットバトルアクションゲーム。パイロットとしてメカに搭乗し、コックピット内の操縦用コンソールを動かしながら移動や攻撃を展開し、戦闘を繰り広げていく男のメカ魂を揺さぶるゲームプレイと、重厚な世界観を売りとしています。
Steamでは無料の体験版も配信中です。

(参考)UploadVR

「アルトデウス: BC」のDLC「エピソード ヤマト」のOculus Rift版が配信開始

ALTDEUS: Beyond Chronos (アルトデウス: ビヨンドクロノス)」の追加ダウンロードコンテンツ、「エピソード ヤマト」のOculus Rift(Rift S)版の配信が2021年10月15日より開始となりました。価格は税込990円です。

「ALTDEUS: Beyond Chronos」は、VRミステリーアドベンチャー「東京クロノス」の300年後の未来を舞台にしたVRインタラクティブストーリーアクション。プレイヤーは主人公「クロエ」に扮し、人型都市防衛兵器「マキア」に乗り込んで超巨大生物「メテオラ」との戦闘に身を投じていきます。

「エピソード ヤマト」は、クロエと同じ「マキア」のパイロットであるヤマト・アマナギの視点から見た、もうひとつの新しい物語を描いたダウンロードコンテンツ。Oculus Quest(Quest 2)版は6月11日から、SteamPlayStation VR(PSVR)版は共に9月24日から販売中ですが、Rift版は直前に判明した不具合の修正対応を行う都合で後日発売へと予定が改められていました。

今回の発売により、全プラットフォームで「エピソード ヤマト」が体験可能となります。

なお、ダウンロードコンテンツのため、プレイに当たっては「ALTDEUS: Beyond Chronos」本編が必須となります。あらかじめご注意ください。

(参考)「クロノスユニバース」公式Twitter


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