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ゲーム・アプリ 2021.01.31

今週の気になるVRゲームニュースまとめ(1月24日~1月30日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今週は2021年1月24日~1月30日間の関連ニュースが対象です。

目次

1. VRクッキングゲーム「クックアウト」Steamでも2021年春より販売開始
2. VR版「アングリー・バード」新レベル追加アプデ実施、ステージ総数は100以上に
3. 「Pistol Whip 2089」海外ではPSVR版向けに配信開始
4. 3人称視点のVRアクション「Ven VR Adventure」大幅な難易度調整を実施するアプデ実施
5. もうひとつのVR版「Myst」こと、「Ryte – The Eye of Atlantis」販売開始

VR修羅場クッキングゲーム「クックアウト」Steamでも2021年春より販売開始

2020年9月、Oculus StoreにてOculus Rift(Rift S)、Oculus Quest/Quest2向けに発売されたVRクッキング・パーティゲーム「クックアウト(Cook-Out:A Sandwich Tale)」が2021年春、Steamでも販売開始となることが開発のResolution Gamesより発表されました。既にストアページも開設されており、ヘッドセットはOculus Rift(Rift S)のほか、Valve Index、HTC Viveにも対応。先行したOculusプラットフォーム向け同様、言語も日本語をサポートしています。

「クックアウト」はおとぎ話の世界のコック小屋を舞台に、お腹を空かせた魔法のクリーチャーたちにサンドイッチを作り、提供していくVRクッキング・パーティゲーム。最大4人まで参加可能なマルチプレイにも対応していて、仲間との連携がものを言う壮絶な修羅場を体験できます。

2020年11月実施のアップデートでは、新たに「カジュアルモード」を追加。のんびり食事を作って客をもてなす、修羅場な本編とは対照的な”お店屋さんごっこ”な遊びが楽しめるようになりました。SteamのPC向けVR版がこのモードを収録したバージョンになるのか、Resolution Gamesからの発表はありませんが、後発の登場となることから実装済みの可能性は高いと思われます。

なお、本作は今後、PlayStation VR(PSVR)向けにも発売予定となっていますが、執筆時点で発売日に関する発表はありません。今後のResolution Gamesからの続報が待たれます。

(参考)UploadVR

VR版「アングリー・バード」新レベル追加アプデ実施、ステージ総数は100以上に

前述の「クックアウト」のSteam販売に続き、Resolution Gamesは「アングリー・バード VR:アイル・オブ・ピッグズ(Angry Birds VR: Isle Of Pigs)」に新たなレベル追加を行う無料アップデートの配信開始を発表しました。

今回のアップデートは、2019年のアップデートで追加されたホラーテイストの「Spooky Levels」に4つ目のワールドを追加するもの。これまで、同レベルにおいて悪行の限りを尽くしてきたフランケンスワイン博士との最終決戦が展開されるとのことです。さらに軽微なバグの修正、レベルビルダーモードの閲覧機能の改善も並行して実施されています。

Steam、Oculus Store(Rift/Quest)、ViveportPlayStation Store(※海外のみ)の全プラットフォームで配信。当初は50以上のステージが収録されていた本作ですが、今回のアップデートで総数はその約2倍、100以上にまで増加する形となりました。

(参考)UploadVRSteamコミュニティ

「Pistol Whip 2089」海外PSVR版向けに配信開始

VRリズムシューター「Pistol Whip(ピストルウィップ)」の無料大型アップデート「Pistol Whip 2089」が、PlayStation VR(PSVR)版向けにも配信開始となりました。

楽曲のリズムに合わせ銃撃を決め、アクション映画の主人公のように敵を倒していく「Pistol Whip」はSteamのほか、Oculus Store(Rift / Quest)で販売中。PSVR版は執筆時点で海外のみで、日本では未発売です。

無料大型アップデート「Pistol Whip 2089」は全5章構成の「シネマティックキャンペーン」)を追加する拡張コンテンツ。プレイヤーは主人公のジョン・アシモフとなり、武装蜂起した殺人ロボットの軍勢を撃退しつつ、その背後に隠された謎に迫っていきます。楽曲は全て新曲、難易度も熟練のプレイヤーを対象とした高めの設定になっています。また、ストーリーの節目ごとにカットシーンが挿入。キャラクターを始めとするデザインはコミックアーティストのFico Ossio氏が担当しています。

開発のCloudhead Gamesいわく、「Pistol Whip」では今後もさらに大掛かりなアップデートを予定しているとのこと。その詳細は執筆時点でも明かされていませんが、配信は2021年春と発表しており、近日中の情報解禁が期待されます。

(参考)VRFocus

3人称視点のVRアクション「Ven VR Adventure」大幅な難易度調整を実施するアプデ実施

ポーランドのインディースタジオMonologic Games開発のVRアクションゲーム「Ven VR Adventure」の大型アップデートが2021年1月29日より配信開始となりました。

アップデートはレベルごとに用意されたチェックポイントの増加、難所の地形変更、主人公ヴェンの初期体力値の上昇と言った難易度全体の大幅な再調整を主軸としており、Monologic Gamesいわく、以前にも増して遊びやすい作りに改められるとのこと。他に軽微なバグの修正、オプションの一部項目のデフォルト設定変更なども実施されています。

「Ven VR Adventure」巨悪ブルース・ネルソンの野望を打ち砕くため、少年ヴェンと協力しながら不思議に満ち溢れた世界を冒険していく3人称視点のVRアクションゲーム。作中のキャラクターとプレイヤーが連携して困難を乗り越えていくシステム、「ラチェット&クランク」、「クラッシュ・バンディクー」を想起させるキャラクターデザイン、世界観が特徴です。

今後、Oculus Quest/Quest2版の発売も予定されています。(※執筆時点で発売日は非公表)

(参考)VRFocus

もうひとつのVR版「Myst」こと、「Ryte – The Eye of Atlantis」販売開始

VRパズルアドベンチャーゲーム「Ryte – The Eye of Atlantis」が2021年1月27日より、Steamで販売開始となりました。価格は税込2,050円。対応ヘッドセットはHTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。日本語には非対応です。また、2月4日の午前2時頃までは発売を記念したスペシャルプロモーションとして、20%割引の税込1,640円で販売されます。

「Ryte – The Eye of Atlantis」は古代ギリシャの伝説の島「アトランティス」を舞台に、破滅の未来が約束された文明を救うため、聖職者たちと力を合わせながら、様々な謎に挑戦していくVRパズルアドベンチャーゲーム。手ごわいパズル、選択次第で変わる結末、古代ギリシアの哲学者プラトンが遺した「ティオマイオス」、「クリティアス」などの歴史的文献を元にデザインされた世界観が特徴。

フランス・パリに拠点を置く開発のOrichalcum Picturesいわく、名作パズルアドベンチャーゲーム「Myst」から着想を得たと、包み隠さず謳っている作品で、当初はOculus Quest/Quest2向けに発売されたVR版「Myst」の2日前に発売予定でした。しかしながら、フランス・パリにおいて新型コロナウィルス感染拡大に伴う都市封鎖(ロックダウン)が実施され、その影響で開発が遅延。約1ヶ月遅れる形での発売となりました。


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