Valve社とHTC社が開発を進めているVRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)HTC Vive。
北京で開催された開発者向けイベントにてVR空間内を指先で操作するデモが公開されました。
デモでは、VR空間内のボールを掴んで箱に入れる、ボタンを押すなど様々な動作が確認できます。
このデモを行ったのは、中国のデバイスメーカーNoitom。Perception Neuronという全身の動きをトラッキングするデバイスを開発しています。Perception Neuronは、20万円前後という価格ですが、手足の動きをかなり正確にVR内で再現することができます。
一方、HTC Viveは4m×3mの範囲をほぼ死角なくトラッキングする”Lighthouse”システムを特徴としており、位置のトラッキングを実現します。
今回のデモは、Perceprion Neuronのグローブ部分とLighthouseを組み合わせ、VR内で自分の手と同様にVR内で指を動かすことができるようになったというもの。非常に高精度な2つのシステムが組み合わさったことで、手自体のトラッキングがかなり精確にできていることが分かります。
VR内で手を動かす仕組みとしてはOculus Riftに対応するOculus Touchが自然な手の動きを再現しており、かなりの精度を誇っています。
今後、さらに自然に動かせるグローブ型のVR専用コントローラーがNoitomなどから登場するかもしれませんね。
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(参考)
Finger-tracking Vive Demo at Beijing Vive Event, HTC Content Platform Revealed(英語)
http://uploadvr.com/finger-tracking-vive-demo-beijing-vive-event-htc-content-platform-revealed/
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