10月11日に国内発売される、HTCのVRヘッドセット「VIVE Cosmos」の無線化対応キット、およびその発売予定が明らかとなりました。HTC VIVE用の無線化キット「Viveワイヤレスアダプター」をVIVE Cosmosに対応させるための互換性パック、およびVIVE Cosmos用に設計された新型Viveワイヤレスアダプターが、2019年10月末に発売されます。
Cosmosでは、旧無線化キットをそのまま使えない
「VIVE Cosmos」の特徴の1つに、インサイドアウト方式(※)によるトラッキング方式が挙げられます。外部センサーが不要となった一方で、ヘッドセット本体が必要とする電力はより大きくなっている模様です。
(※インサイドアウト方式……外部センサー等の設置を行わず、ヘッドセットに搭載されたカメラ等を使ってトラッキングを行う方式。従来のHTC VIVEやVIVE Proは外部センサー=ベースステーションを設置する「アウトサイドイン」方式)
HTC VIVE向けに作られた「Viveワイヤレスアダプター」をそのままVIVE Cosmosでは使うことができず、互換性パックが必要となります。付属品にはケーブルやストラップの他に、先述の電力の問題から21Wのバッテリーが同梱されます。価格は約50ドル(約5300円)とのこと。一方、「VIVE Cosmos」用にあらためてチューニングされた「Viveワイヤレスアダプター」も発売予定とのことですが、こちらの価格については明らかにされていません。
国内発売はあるか
以前HTC VIVE用の「Viveワイヤレスアダプター」が発売された際は、総務省から認可が降りず、日本国内での発売は行われませんでした(海外での発売より1年以上が経過しましたが、2019年10月現在も国内では発売されていません)。
(参考)Road to VR