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AR/MR 2018.06.05

平安の京都がよみがえる、立命館大学開発の「バーチャル平安京AR」アプリ配信

立命館大学の矢野桂司・文学部教授は、AR技術を用いて平安京の景観を現在によみがえらせるスマホアプリ「バーチャル平安京AR」を株式会社キャドセンターと共同で開発しました。平安京の景観をAR表示できるほか、当時の眺めを360度VR体験することも可能です。アプリはGoogle Playにて配信しています。

「バーチャル京都」をアプリで再現

これまで矢野教授とキャドセンターは、「バーチャル京都」として平安時代や江戸時代の京都の景観を3Dモデルとして取り込み、Web上に3D地図を再現するサービスを提供してきました。「バーチャル平安京AR」アプリは、「バーチャル京都」の3D技術とGPSによる位置情報を活用し開発されています。

アプリを起動し実際の風景にスマートフォンをかざすと、天皇在所の大内裏内(南北約1.4km×東西約1.2km)の施設を、AR画像で体験できます。また、朱雀大路上の8箇所の地点などに設置したARマーカーにより、その場の360度VR表示で平安京の眺めを体験することができます。


(VRモードでは朱雀門から羅城門までの各大路の景観を、 360度見ることができる)


(京都駅前にある羅城門の模型の画像をかざし、平安京外からのVR景観をみることができる)

矢野教授は、「大内裏内のARモデルやJR京都駅前の羅城門模型の360度VR画像は、現地に行って体験できるアプリとなっています。当時、大内裏の南の正門であった朱雀門のある、現在の千本通押小路あたりから、千本通を北上していただくと、内裏内の建物を見ることができます」とコメントしています。

アプリ概要

名称

「バーチャル平安京AR」

価格

無料

対応言語

日本語

対応OS

Android6.0以降

ダウンロード

Google Play

(参考)立命館大学プレスリリース


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