VRデバイスとPCを接続するアプリ「Virtual Desktop」に、最新のβ版アップデート(1.30.3)が配信されました。今回の更新では、VALVE INDEXコントローラーのエミュレート機能が実装。Meta Questでハンドトラッキングを使う際、より細かい表現ができるようになりました。
Questシリーズのハンドトラッキングは、利用者の手の動きを認識して(コントローラー無しで)操作を可能にするシステムです。ソーシャルVR「VRChat」では、Meta Quest版のみ標準で対応しており、PC版でハンドトラッキングを使用したい場合は、「Virtual Desktop」などを介する必要があります。
今回の「Virtual Desktop」で利用できるハンドトラッキングは、コントローラーの動きを再現する仕組み。以前からハンドトラッキング機能自体は実装されていましたが、Questコントローラーをエミュレートするので、動作に制限がありました。アプリ自体が10本の指を認識する“VALVE INDEXコントローラー”に対応したことで、より自然な動きが可能になった形です。
また、アップデートでは、Quest向けに全身トラッキング用のデバイス「VIVEトラッカー」をエミュレートする機能も実装されました。トラッカーを未装着の状態でも、疑似的な全身トラッキングに近い体験ができるようになります。
なお「Virtual Desktop」のβ版を使用するためには、公式Discordのリンクからの参加申請が必須。Discordで公開されているβ版用のストリーミングアプリの導入も必要です。
公式Discordへのアクセスはこちら(サイト右上の「Discord」を選択):https://www.vrdesktop.net/
(参考)Discord