Googleは、著名なアーティスト6人がVRお絵かきソフト『Tilt Brush』を体験するという企画を行いました。同社はさらに、「Virtual Art Sessions」と題し、その時に彼らの創った作品を、ブラウザ上にて無料公開しています。特設ページはこちら、ブラウザは最新版のChrome推奨とのこと。
「Virtual Art Sessions」
『Tilt Brush』は、Googleが開発しているVRお絵かきソフト。ルームスケールの広さを歩き回れるVRヘッドマウントディスプレイ、HTC Viveに対応したソフトです。右手のコントローラーをブラシ、左手をパレット・メニューとして使い、3次元の空間に絵を描くことができるコンテンツです。
特設ページにはアーティスト6人個々のページが設けられおり、1アーティストにつき4つの作品が公開されています。作品は0から作り上げる様子を収めた動画として公開されており、ブラウザ上のマウスのクリック操作などで拡大・縮小ができ、さらには視点を360度自由に調節することができます。最大8倍速まで早回しもでき、作品が出来上がっていく様子をダイナミックに観察することができます。
参加アーティストは、分野横断的な以下の6人です。特設ページからはアーティストの簡単なプロフィールと、活動内容紹介ムービーも見ることができます。
- Andrea Blasichは彫刻家。彼の作品はピクサーやディズニーなどにも使われています。
- Christoph Niemannはアーティスト、イラストレーター、絵本作家。アメリカの雑誌などにも作品を提供しています。
- Harald Belkerは自動車コンセプトデザイナー、映画『Batman & Robin』などで彼のデザインした車が登場します。
- Katie Rodgersはファッションイラストレーター、アーティスト。彼女の顧客には数々の著名人が名を連ねています。
- Seung Yul Ohは現代アーティスト。風船やゴム繊維のものに空気を入れて膨らませたり、ガラス繊維やモップを使ったりと、遊び心のある作品で知られています。
Yok & Sheryoは二人組のストリートアーティスト。カラフルな壁絵で有名です。
(参考)
Experience virtual reality art in your browser – Chrome Blog
https://chrome.googleblog.com/2016/04/experience-virtual-reality-art-in-your.html