アイドルマスター「天海春香」が、涙した候補生に向けて送った言葉とは？ vα-livの生放送で起きたドラマを振り返る

アイドルマスターシリーズによるアイドルプロジェクト「PROJECT IM@S vα-liv（ヴイアライヴ）」。9月に行われた公式番組に、シリーズを代表するアイドル「天海春香」さんがゲスト出演し、そこで思いがけないドラマが起きました。

（PROJECT IM@S vα-liv 公式YouTubeチャンネルより）

「vα-liv」は2023年4月よりスタートした、アイドルマスターシリーズの新規プロジェクト。アイドル候補生3名が公式番組を通してのレッスンや個人配信をしながら、「視聴者＝プロデューサー」の支持（投票）を獲得するという内容で、支持されなかった場合デビューできないという厳しいルールが話題となりました。

9月に行われた公式番組でアイドル候補生3名に設けられたのは、「10分間で心をユラせ！！！」というミッション。審査員にはバンダイナムコのプロデューサー陣に加え、ゲストに天海春香さんが登場します。

候補生たちより緊張して入ってくる姿に、スタジオの空気がほがらかとなり、候補生たちは天海春香さんに認知されたことで、ファンのようになっていました。

プレゼンでアイドル候補生が流した涙

そして始まったプレゼン大会。1番手のレトラさんは手書きのイラストで自身の半生を振り返り、自分自身の歌いたい想いを込めて歌う、クオリティの高いものとなっていました。コメントも「感動した」など絶賛される中、やや緊張した面持ちで2番手の上水流宇宙（かみずるこすも）さんがプレゼンを開始。そこでハプニングが起きました。

（上水流宇宙さんのプレゼンは34:10頃より）

上水流宇宙さんはプレゼンの最中、感極まったのか涙声になってしまいます。視聴者に応援され、歌唱パートでは懸命に歌いながらも持ち直せず、途中で声が出なくなる事態に。曲が終わった後にはコメントやMC、審査員も慰めのムードとなっていました。

“アイドル”天海春香が投げかけた言葉

しかしMCが天海春香さんにコメントを求めたとき、自身も感極まりながら「上水流さんは今悔しいんじゃないんですか？」という言葉を投げかけます。「あんなに練習したのに、私だったら10分間逃げちゃっていたかもしれないな」と話し、同じアイドルだからこそ感じた彼女の想いを代弁。悔しいと思う上水流宇宙さんをたくさんのプロデューサーが応援したいと思っていると励まし、「アイドルは自分ひとりでなれるものじゃないから、今みんなが上水流さんの味方です」と熱い言葉を重ねました。

上水流宇宙さんは「感情を表に出しちゃ駄目だ」と思っていたと素直に話し、皆その健闘に拍手します。一方プレッシャーがかかる状況でプレゼンが始まった灯里愛夏（ともりまなか）さんでしたが、感情豊かに演技して見事逆境を押し返しました。

自分をさらけ出すプレゼンを終えた3人のアイドル候補生たち。終了後、視聴者は、天海春香さんの言葉が多くの視聴者に強く刺さったようで、「間違いなくアイマスの歴史に残る配信」「天海春香さんの偉大さを改めて感じた1時間だった」というコメントもありました。

アイドルマスターが仕掛けるガチの取り組み

現在アイマスシリーズでは「vα-liv」だけでなく、「“MR”-MORE RE@LITY-プロジェクト（MRプロジェクト）」と題し、アイドルたちの活動領域をより広げる取り組みを行っています。

今回天海春香さんが番組に出演したように、アイドルたちがさまざまな機会で生配信などに出演しています。特に星井美希さんによるSHOWROOMでの生配信や、如月千早さんによるピアニスト・YouTuberのよみぃさんとコラボ動画は、これまでゲームの中の存在だったアイドルがリアルにいるように感じされ、大きな反響を呼びました。

既存のアイマスシリーズや一般的なVTuberとはまた違った独自路線を作り上げようとしてる「MRプロジェクト」。これまでのイメージを破って進化をしていくアイドルたちのこれからに、目が離せません。