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開発 2024.02.02

Unity、Apple「Vision Pro」のvisionOSサポートを開始。ベータ版を経て一般提供へ

1月31日、UnityはAppleの「Vision Pro」向けの正式サポートを開始しました。Unityは2023年7月からベータ版を提供していましたが、Vision Proの発売に合わせて一般提供を行います。より多くの開発者が、「Unity」でVision Pro向けコンテンツを制作できるようになります。

およそ半年のベータ版を経て一般提供へ

2023年7月、UnityはAppleの空間コンピュータ/MRヘッドセット「Vision Pro」のOS「visionOS」対応のベータプログラムを開始。Vision Proへのコンテンツ移植や最適化を促していました。今回の発表では、このベータプログラムが一般提供に変更され、より広く開発者に門戸を開いた形となります。visionOS向けの開発フレームワーク「PolySpatial」なども追加され、開発が容易になります。


(今回Unityに追加された、visionOS向け機能「Play to Device」の一例。左側のUnityエディター上で何らかの操作を加えると、即座に右のvisionOSシミュレーターに反映される。逆も然りで、これによりコンテンツ開発の速度が向上する)

また、Unityは今回の発表に合わせ、VR/MRヘッドセット「Meta Quest」シリーズ向けにヒットしたVR瞑想アプリ「TRIPP」のVision Proへの移植、VRゲームスタジオResolution GamesによるVision Pro向けタイトルの開発などを明らかにしています。

UnityによるvisionOSサポートは、Unity Pro、EnterPrise、Industryライセンスを保有している場合、Unity 2022 LTSで利用できます。なおUnityによれば、visionOS向けコンテンツの開発は、Apple Silicon搭載Macのみをサポートしています。

(参考)Unity [1], [2]


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