東京ゲームショウ2017のKLabGamesブースでは、スマホゲーム『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』のVRコンテンツが試遊できると聞いて、体験してきました。
展示されたのは『VRで必殺技を体感 ~ 全日本のゴールを守れ!キミがSGGK! ~』。体験者はゴールキーパーとなり、おなじみのキャラクターたちが放つ必殺シュートを止めるといった内容です。
見覚えのあるボールに感動!
使用されていたのはHTC Viveです。頭に被ってあたりを見渡せば、そこはスタジアム。リアルな風景というよりは、アニメや漫画で見慣れた雰囲気でした。原作の漫画にある「ワー ワー」という書き文字がちゃんと浮いているのがご愛嬌。
正面には「たたかえドリームチーム」のロゴと、目の前にサッカーボールが浮いている。
両手にコントローラーを渡されると、グラブをした右手と左手が目の前に現れ、まずは目の前のボールをつかみ、前に向かって投げるとゲームが開始だ。
ここで嬉しかったのは、ボールに「ちょうせん状」と書かれていたこと!
往年のファンなら即座に理解してくれるだろう、これは『キャプテン翼』原作第一話で、南葛に引っ越してきたばかりの主人公・大空翼が、丘の上から天才ゴールキーパー・若林の屋敷に蹴り込んだボールである。
このボールを見た瞬間、小学生の頃から「キャプテン翼」が大好きだった筆者は、問答無用でこのゲームに好感を抱いてしまった(※ちなみに、スマホゲーム内でもこの「ちょうせん状ボール」は重要なアイテムのようです)。
次々と登場する伝説のシュート!
ルールはいたって簡単です。おなじみのキャラクターたちが順番に登場し、ゴールキーパーである体験者に向かってシュートを打ってくる、というもの。シュートを止められた数で、グッズがゲットできるというシステムです。
運動神経にはまったく自信がないが、できれば成功したい!
まず一本目。
「いくぞ翼くん!」
「おう岬くん!」
初っ端からゴールデンコンビの掛け声が響き、来るのはもちろん「ツインシュート」!!
ほとんど真正面だったので、これは難なくセーブ!
なお、ボールの軌道はいつも同じではなく、体験者によって違っていました。スコアボードに「◯」が付き、笑顔の石崎くんとともに「SUCCESS」の文字。
このゲーム、一々ファンがニコニコしてしまうようなポイントを突いてくる…。
2本目は、“皇帝”カール・ハインツ・シュナイダー。
燃え上がる炎のエフェクトとともに撃ち込まれて来るのは、「ファイヤーショット」!
やや右に向かってえぐり込んできたシュートを、慌てながらも弾いてセーブ。
次がラスト!
最後はもちろんこの人、大空翼の「ドライブシュート」!!
なんとかして全部セーブしたかったので、前に並んでいた人たちのプレイの様子を見て対策を練っていたのだが…やっぱりドライブシュートは手強かった…!!
本気で真下に落ちる!!!
あえなく失敗…あんなの取れないって…。画面には「なにィ!」とでも言いたげな石崎くんとともに「FAILED」の文字が表示されます。
見ていた感じではやはりこのドライブシュートが一番取りづらいようで、皆さん苦戦していました。
随所に見られるファンへのサービス精神・キャプテン翼の世界を大事にしたデザインや演出に、終始ニコニコしながら体験できました。「ドライブシュートってあんなにすごいんだ!?」と思える体験はなかなか貴重でした。
今回のコンテンツは東京ゲームショウ用に作られたものということですが、ぜひ何かの機会に展示された際は、皆さんに楽しんでいただきたいですね。
ドライブシュートはやっぱり凄かった!!