NTT西日本は、大阪府警察と協力し、近未来型の交通安全教育として「VR自転車交通安全教室」のトライアルを実施します。
場所の確保が難しい、交通安全教育
最近では、交通事故の件数が減少しつつありますが、大阪府内における自転車が関係する交通事故事故の割合は全国平均を上回っています。
自治体や学校は、積極的に交通安全教育を行っているものの、場所の確保や当日の天候、体験者の積極性に問題がありました。
NTT西日本はこのような状況を受け、「いつでも、手軽に、臨場感ある」交通安全教育の実現に向けて、本トライアルの実施を決定した、とのこと。
事故の発生状況をVRで疑似体験
本トライアルは、3つの自転車事故発生状況をVRで疑似体験し、その危険性を、あたかも自身の体験のように感じることにより、交通安全の理解促進につなげる取り組みです。
体験者はVRヘッドマウントディスプレイをかぶって、3DCGで再現された街並みの中で、自転車での交通事故の疑似体験をします。
体験者は自転車の視点、自動車の運転視点、全体が見える視点という3つの視点で事故の状況を確認します。
体験者の視線を追跡し、分析することで、周囲に気を配って走行できているかなど、さまざまなポイントをチェックします。
また、本トライアルはインターネット環境とモバイル端末、ヘッドマウントディスプレイがあれば、どこでも受講可能であるため、天候や場所に依存しないといった利点があります。
実施概要
本トライアルは、大阪府内で行われるほか、瀬戸内しまなみ海道沿線を「徒歩」または「自転車」でまわるスタンプラリーである「しまなみ縦走2017」のチェックポイントでも体験可能です。
期間 | 2017年3月17日(金)~2018年3月末予定 |
場所 | 大阪府内(今後、大阪府外にも拡大予定) |
期間 | 2017年3月25日(土)~2017年3月26日(日)7時~17時 |
場所 | 瀬戸内しまなみ海道沿線のチェックポイント 「大三島 多々羅しまなみ公園」(愛媛県今治市上浦町井口9180-2) |