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業界動向 2023.02.15

東京大学、バーチャルリアリティ教育研究センターに「VR/メタバース実践」部門を新設

東京大学バーチャルリアリティ教育研究センターは、新たに「VR/メタバース実践寄附研究部門」を設置しました。当部門はメタバース空間の創出・運営に関わる基礎研究、およびメタバース空間の社会実装における課題の学際研究を目的としています。設置期間は3年間の計画です。


(画像:東京大学)

メタバースの社会実装に向けた研究を実施、実証実験の表明も

「VR/メタバース実践寄附研究部門」では、多くのユーザーが同時に参加するためのネットワーク技術やインターフェース技術、および価値循環や決済に関わる文理融合技術などの研究を実施する予定。また、これらの研究の実証実験も行うと表明しています。

本研究部門は、個人・団体の寄附による基金から経費を賄う「寄附研究部門」にあたります。発表によれば、設立に際しての寄附者は以下のとおり。

・株式会社シーエーシー
・株式会社集英社
・株式会社セブン&アイ・ホールディングス
・株式会社ソリッドレイ研究所
・大日本印刷株式会社
・株式会社博報堂DYホールディングス
・東日本旅客鉄道株式会社
・株式会社フジタ
・株式会社ベイカレント・コンサルティング

バーチャルリアリティ教育センターとは

東京大学バーチャルリアリティ教育センターは、2018年2月に設置された連携研究機構です。VR研究における国際的なイニシアティブの確立とともに、技術の普及やVRを活用した教育システムの導入推進を目的として活動しています。

当初は、大学院情報理工学系研究科を責任部局とし、大学院医学系研究科・工学系研究科・人文社会系研究科・新領域創成科学研究科・情報学環・先端科学技術研究センターの連携を得て発足した全学組織でした。2023年2月からは第二期として農学生命科学研究科・教育学研究科・情報基盤センターを連携部局に加えています。

(参考)プレスリリース


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