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VRChat 2023.03.20

ガジェット系YouTubeチャンネル「トバログ」提供のVRChatワールドが登場 一人暮らしの部屋をシミュレーションできる

4月が近づき、新生活を迎える人も多い季節になりました。新生活で起きる悩みの中に、部屋の家具をどうするか悩む人もいるでしょう。そんなときは、VRでお部屋をシミュレーションしてみませんか?

今回紹介するワールドは、「1ROOM․TOKYO」です。6畳のワンルームに家具を配置したりして、現実の一人暮らしをバーチャルでシミュレーションできます。

ワールド制作者は鳥羽恒彰さん。様々なガジェットやデスク周りのアイテムを紹介するYouTubeチャンネル「トバログ」の中の人として知られています。鳥羽恒彰さんはこれまでにも、VRChatに自分の部屋を再現したワールドを公開したり、VRヘッドセットに関しての動画を投稿したりと、VR系の技術にも関心を寄せています。

YouTuberということで、今回紹介するワールドも、トバログさんの動画に使われており、連動した内容になります。「【在宅ワーク】1万円以下で構築する作業用デスク&選び方のコツ」という動画で使われています。動画内では、トークの中に出てきた机のサイズを再現する目的で使われていました。詳細については、実際に動画を見てください。

それでは、ワールドの様子を見てみましょう。6畳ワンルームと8畳ワンルームの2つの部屋があります。それぞれの部屋に配置するためのさまざまな家具も用意済み。さらに、鳥羽恒彰さん本人を再現した等身大アバターもありました。

家具は、上記で引用した動画の中でも紹介されていた家具をイメージしたものが置かれています。各家具にはシンプルな説明書きもついていて、サイズ感や用途が分かりやすくなっています。一般的なバーチャル空間の家具には、そのような「IKEA」っぽい説明書きは無いので、意外と新鮮なものに感じられました。

机の大きさをバーチャル空間で実感できるので、部屋の広さに対してどのぐらいを占めるのかシミュレーションできます。なお、大きさを体感するときは、実際の身長に近いアバターを持つといいでしょう。アバターの身長によって物の見え方が変わり、リアルとVRで体感する大きさに違いが生まれるためです。

試しに、筆者のデスクにあるディスプレイを再現してみました。家具も部屋も現実のサイズ感も近いものとなっているため「机が壁の端にきちんと収まるか」「ベッドが他の家具とぶつかったりしないか」「大きめの椅子や机を置いたときに部屋全体が窮屈にならないか」などを確認でき、実際にシミュレーションとして使えるという印象でした。

ただし、家具を部屋に入れるときは、ベッドなど大きなものから入れることをオススメします。家具には当たり判定があり、机にベッドがあたると吹き飛んでしまうなどといったことが起きるので注意です。

「トバログチャンネルの動画を見て家具などの情報を知り、動画を見終えたあとはバーチャル空間で実際にデザインを考えてみる」といった導線となっており、「YouTube×VRChat」の新たな試みがなされていると思いました。今後このような活用方法が、さまざまなYouTuberに広がるかもしれません。

ワールドへのアクセスはこちらから(PC接続型VRヘッドセット、および高スペックPCが必要です)。

(参考)Twitter YouTube


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