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【PSVR】ジェスチャーを決めて魔法を放つVRアクションADV「ザ・ウィザーズ」レビュー

「魔法使い」と聞いて、真っ先に思い浮かべるものは何でしょうか。恐らくは黒いローブを羽織った姿、空飛ぶホウキといったものを想像するかもしれません。さらに続けて、彼らが魔法を放つ時の様子と聞いた時、浮かべるものは何でしょう。ステッキを使って呪文を唱える、呪文が書かれた書物を使うなど、様々な例が出るかと思われます。

そんな中でカッコイイものと言えば、ステッキなどの道具を使わず、ポーズを決めるものでしょう。特にライトノベルに登場する魔法使い、もしくは魔術師のキャラクターにはこの手の例がよく見られ、人によっては真似したい衝動に駆られたことがあるかもしれません。

そのようなポーズを決めて魔法を放ち、魔物を倒す快感となりきり感を味わえるのが今回紹介する「ザ・ウィザーズ」です。

危険に満ちた王国を冒険し、魔物の軍勢と対決

「ザ・ウィザーズ(原題:The Wizards Enhanced Edition)」は、ポーランドのインディーゲームスタジオ「Carbon Studio」が制作したVRアクションアドベンチャー。オリジナルは2018年、PCVR向けゲームとしてSteamOculus StoreViveportでリリースされ、翌年の2019年に海外先行の形でPlayStation VR(PSVR)へ移植されました。

https://www.youtube.com/watch?v=665NUxI5ADI

日本語版は2020年4月30日、1年ほど遅れる形でPlayStation Storeでリリース。販売は同じくPlayStation VR用タイトルの「リボーン:サムライ アウェーケンス」の日本語版を手掛けたCIRCLE Entertainment.が担当しています。

舞台となるのは危険に満ちた王国「メリオラ」。プレイヤーは時空間に捕らわれた魔導師に導かれながら様々な魔術を会得し、メリオラへの侵略を目論む魔物の軍団と戦いながら、それを裏で扇動する黒幕の打倒を目指します。

アクションアドベンチャーを名乗ることから、探索性の強い内容を想像しますが、中身はステージクリア型のアクションゲーム。エリアごとに用意された複数のステージを順に攻略しながら進める、古典的な構成になっています。

ステージ内部はどこも広々としており、時には城や洞窟の中を進むこともあります。ただ、流れとしては1本道。移動と探索、そして魔物との戦闘をこなしながら、目標達成という名のゴールを目指していく形です。

移動スタイルは直移動とテレポートの「ミックス」、テレポート単独の2種類が選択可能。PSVR版はPlayStation Moveモーションコントローラ2本必須となり、DUAL SHOCK 4ではプレイできませんのでご注意ください。

どちらの移動形式にするかはお好みですが、VR酔いへの不安がある場合は迷わずテレポート単独にすることをおすすめします。スクロールもないコマ送り形式でフィールドを移動していけます。

ただ、戦闘では移動しながらの迎撃ができなくなるため、接近に応じた素早いテレポートが要求されます。また、連続して使うと距離がどんどん縮んでいくため、ここぞ、という時を狙って使っていくのが推奨されます。

戦闘では魔法を放ちながら襲い来るゴブリン、オークたちに対抗していきます。本作最大の特徴がこの魔法の操作。いずれも特定のジェスチャーを取って発動させた後に放つものになっています。炎の弾を投げる際は手首を“クイッ”と捻って発動させた後そのままコントローラを直接振り、電撃を放つ際はトリガーボタン押しっぱなしで両手を前に出してチャージした後ボタンを離し、氷の矢を使う際は両手を交差させて弓矢を出現させ、狙いを定めて弦を引き発射します。

まさにポーズを決め、魔法を放つヒーローの気分を味わえるものになっています。しかも、MP(マジックポイント)のような制限もなし。幾らでも解き放てます。ただその分、放つ度に手を動かすので、ほんの僅かですが体力が求められます。

また、魔法は最初、炎の弾、光の盾、氷の弓矢の3種類しか使えませんが、ゲームが進むと種類が増加。より多彩な攻撃が展開できるようになります。さらに各種魔法はステージ中で手に入れる「妖精のカケラ」をセットすれば強化させることが可能。威力を上げるのはもちろん、敵をマヒ状態にする状態異常の付与もできるようになります。

他に本作には「フェイトカード」なるタロット状のカードが手に入ることも。これを使うと、プレイヤーが弱体化する、敵の耐久力が上昇するなどの変化が起きて攻略難易度が底上げされます。しかし、普通にプレイした時には手に入らない魔法が解禁されるなど、クリアすれば相応の特典が得られ、その後の展開に大きな変化が生じます。

特典に関しては、本編「キャンペーン」とは別に用意された「アリーナモード」でも獲得可能。このアリーナモードでは、3種類の異なるルール、ステージを舞台にした防衛戦やサバイバルと言った、限界に挑むスコアアタックが楽しめます。もちろん、世界中のプレイヤー同士と得点を争うリーダー機能も搭載済み。

基本の流れは王道のアクションゲームに沿っていますが、ジェスチャーによる魔法発動が象徴するように操作周りに傑出した個性付けが図られており、圧倒的な”なりきり感”を味わえる内容に完成されています。しかも、ゴブリンなどのファンタジー世界でお馴染みの魔物達と戦っていくので、この手の世界観が好きな人にはたまらない仕上がりです。

魔法を自在に操る楽しさに満ちた操作感とアクションの数々

もちろん、最大の魅力はジェスチャーによる魔法の発動。特定の動作を取って準備した後、投げたり、照射するなりして敵を倒していく快感は格別なものがあります。先の通り、MPのような制限もなく、発動し放題なのも嬉しいところです。

数ある魔法の中で、特に痛快なのは「電撃」。トリガーボタンを押しっぱなしにしてコントローラを前に突き出してチャージ、その後ボタンを放つと一定時間照射したままになる魔法です。主に集団で襲い来るゴブリンを迎撃するに当たって効果を発揮。狙いを付けるだけで簡単にバタバタ倒していける万能さも相まって、常用したくなる魅力があります。

実際、他の魔法は正確に狙いを付けないと命中しないなど、少しコツが必要です。そのため、単に手(コントローラ)を指定の方向に向けるだけで攻撃が当たるこの魔法は、操作に慣れていない序盤の大きな助けになってくれるでしょう。

しかし、電撃だけでどんな戦闘も有利に進めていける訳ではありません。射程距離は短いので、高台から攻撃してくる敵には別の魔法で対応しなければならず、ゲームが進むと特定の属性を無効化するバリアをまとった敵も登場。さらには特定の魔法以外を完全に無効化する種類も出てくるので、一方的な展開にもなりにくいです。

そんな多彩な魔法が使えるからこその戦術性もバッチリ。最初は万能さから電撃に頼ってしまいますが、それだけでは魔法のプロとは言えないと諭すかのように各種バランス、戦闘の構成に工夫を凝らしており、一筋縄ではいかないやり応えが表現されています。現に件のポーズを決めながら戦う魔法のヒーローも、ひとつの魔法にこだわらず戦っていたはずです。状況に応じて使い分けてこそなのです。ひとつの魔法にこだわりでもすれば、使い所を間違えるだけでお荷物となる某爆裂魔法使いになってしまうのがいい例です。

また、操作に慣れてくると炎の弾を始め、他の魔法も活用した戦術へ変化していくことも。同様にテレポート単独でプレイした場合も、最初はつい流れるがまま動き回ってしまいますが、徐々に壁を背にして戦う癖が付き、攻撃に一定の隙が生じる魔法使い特有の立ち回りが楽しめるようになっていきます。敵の集団が襲い来る瞬間、遠方へとワープして危機を乗り越えられた時など、思わず”してやったり”な気持ちになること請け合い。そう言ったアクションゲームならではの上達の快感を確かに感じられる作りになっているのも、この一連の操作、アクションの魅力になっています。

テレポート単独とは違う「ミックス」も動きながら魔法を準備し、放っていく過程がどことなくスタイリッシュ。人によってVR酔いしやすい難点もありますが、移動中は視界を狭める(黒くする)配慮も凝らしています。狙いを付ける際もヘッドセットを直接動かす形になりますが、照準アシスト機能も備わっている上、感度も自由に調整可能。思った方向とポイントに命中してくれるので、あまりストレスを感じさせません。

まさに、本作特有の魔法アクションを存分に味わってほしいとの思いが詰まった仕上がり。アクションゲーム特有の醍醐味も押さえられており、主にテレポート単独での戦いにはこのスタイルだからこそできたスピード感、習熟する面白さを味わえるので、ジャンル好きには要チェックです。

魔物の軍勢も威圧感十分。しかし、襲撃の過程は……

ゴブリンたちを始め、ファンタジー作品お馴染みの魔物達の存在感、威圧感も十分。しかも、等身大の大きさでこちらに迫ってくるので、接近させられた時は思わず冷や汗が出るほどのスリルが味わえます。例によって、最も恐ろしいのがオーク。大きさにして、こちらの2倍はある身長差ですので、手に持った棍棒と合わせて「ミンチにされる!」と思ってしまうかもしれません。念のためですが本作はダメージ制のため、攻撃を1発受けたぐらいでやられたりはしないのでご安心を。

ただ、迫力満点な彼らとの戦闘は基本、1対多で展開される関係で難易度は高め。低い難易度は選べないどころか、そもそも選択機能がありませんので、アクションゲームが苦手な人にはやや辛さを感じるかもしれません。

また、壁を背にして戦うということは、不意打ちに遭いやすいということでもあります(※特にテレポート単独操作時)。戦闘中に敵がどこに現れ、接近してくるかの情報は表示されず、彼らの鳴き声で判断するしかありません。気付いたら囲まれることも多々あり、酷い時はそれが致命傷になることも。ゲームの世界観を損ねる恐れがあるためかもしれませんが、せめて警告マーカーは何らかの形で入れて欲しかったように思います。

さらに敵の種類も少なめ。終盤、僅かに増えますが、それでも2桁は行きません。また、魔法を当てた際に当たっているのを感じさせる効果音が鳴らないのも地味で、気持ちよさに欠けます。魔法ゆえの設定もありますが、できれば何らかのヒット音は鳴らしてくれればと、FPS的な見た目も相まって筆者は考えてしまいました。

他にステージに関しても、時折謎解きや探索が行く手を阻むのですが、フィールドが広すぎるなど導線の引き方に難があり、何をすればいいのか分からなくなりがちなのが気になる所です。特に最初のステージの地下への道を見つける展開に関しては、もう少し魔導師によるガイドメッセージ、答えに繋がる対象のクローズアップして欲しかったように思います。

やり込み要素も豊富な”なりきり感”満点の良作

細かい所では、ゲーム起動の度に言語選択をしなければならないのも煩わしいです。大抵は初回起動時限定の設定で、一度選んで決定した後はセーブされるものですが、本作はどういう訳か設定のセーブはされません。しかも、デフォルトが英語(English)になってしまっているので、常に切り替えなければなりません。アップデートで修正可能であれば、すぐにでも対処して欲しいところです。

全体のボリュームも、エンディングまで大体4~5時間と長めではありません。しかし、「フェイトカード」による高難易度チャレンジ、「アリーナモード」などのやり込み要素は備わっていますので、極めようとすれば倍以上楽しめます。普通に攻略するに当たっても隠された「妖精のカケラ」、「フェイトカード」を見つける探索・収集要素があるなど、リプレイ性もそれなりです。

難易度、ステージ構成、そして一部機能周りに粗はありますが、ジェスチャーでポーズを取り、自在に魔法を放つ操作性とアクションはそれらを些細なものにしてしまうほどの楽しさ。城や洞窟、鉱山、そして異空間などのファンタジー世界を旅しながら、ゴブリンなどのお馴染みの魔物達と戦っていく流れも、この種の作品が好きな人なら至福のひと時を味わえること間違いなしです。

アクションゲーム好き、ファンタジー好きにはおすすめできる良作です。ただ、繰り返しになりますが、PSVR版の場合はMoveコントローラが2本必須になりますのでご注意ください。

準備が整いましたらいざ行かん、発動し放題・暴れ放題のファンタジー世界へ!プレイ中、勢いが乗ってきたら「我は放つ!」……といった掛け声を出してプレイすると、より一層楽しめるかもしれません。

ソフトウェア概要

タイトル

ザ・ウィザーズ

発売・開発元

CIRCLE Entertainment / Carbon Studio

プラットフォーム

PlayStation 4、PlayStation 4 Pro(※PlayStationVR必須)

対応コントローラ

PlayStation Move モーションコントローラー(※2本必須)

価格(税込)

2,160円(PlayStation Store

© 2020 CIRCLE Entertainment LTD. All rights reserved.


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