2020年1月にPCVR版がリリースされた、人気ゾンビドラマ「ウォーキング・デッド」題材のVRゲーム「The Walking Dead: Saints & Sinners」の収益が、発売から1年で2,900万ドル(約30億円)以上に達したことが明らかになりました。
本作は、荒廃したニューオーリンズの街が舞台。プレイヤーはウォーカーと戦い、一日一日を生き延びながら、街の象徴的なエリアに潜むミステリーを解き明かしていきます。オープンワールド形式で、プレイヤーの選択次第でストーリーが変化するのが特徴です。PCVR版のほか、PlayStation VR版やOculus Quest版も販売中です。
開発元のSkydance Interactiveによれば、2,900万ドルという収益は、全プラットフォームの合計であるとのこと。同社は、2020年10月に発売されたOculus Quest版が、Rift(Rift S)版の10倍以上の売り上げを記録していることも報告しています。
「The Walking Dead: Saints & Sinners」が達成した収益は、これまでにリリースされたVRゲームのなかでも、際立った数字です。Quest版が、非常に“高成績”を記録した正確な理由は不明ですが、Oculus Quest 2のローンチタイトルとして発売されたことも、影響していると思われます。
なお、Quest版「The Walking Dead: Saints & Sinners」には、2021年2月、PCVRやPSVR版に先行実装されていた、周囲から次々と襲い来るウォーカーをひたすら倒す“The Trial”モードがアップデートで導入される予定です。
(参考)UploadVR