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VR体験施設 2019.08.27

「最も野心的な作品」施設向けにマーベルのVR体験が開発中

世界各地でVR体験施設を運営するThe VOID社が、自社施設向けの新たなVRコンテンツの開発を進めていることが判明しました。

この情報は、米メディアUploadVRが同社のCCO、Curtis Hickman氏に行ったインタビューから明らかになりました。 Hickman氏によれば、The VOID社は現在、アベンジャーズなどで知られるMarvelと、ソニーピクチャーズに関連するVRコンテンツをそれぞれ製作中とのこと。

The VOID社について

The VOID社は、独自のVRヘッドセットやトラッキングシステムを組み合わせ、最大4人でプレイできる高品質なVR体験を提供しています。現在は、ドバイ、アメリカ・カリフォルニア、カナダなどの世界各地に徐々にVR体験施設を展開しています。

体験できるコンテンツとしては、人気SFシリーズ「スターウォーズ」を題材とした「Star Wars: Secrets of the Empire」や映画「シュガー・ラッシュ:オンライン」を題材とした作品「Ralph Breaks VR」など映画作品の世界を体験できるものが人気です。

ほぼすべての施設に導入予定

インタビュー中、Hickman氏は、開発中の新VRコンテンツの詳細を明らかにすることを避けたものの、Marvel関連の新コンテンツを「これまで取り組んで弊社が取り組んできた中でも、最も野心的な作品」と表現。開発は最終段階に入っており、近日中でリリース予定であることを明言しました。

Hickman氏によれば、Marvel関連の新VRコンテンツはライセンス上の問題から、Disney Springs(アメリカ・フロリダ州)内に存在するThe VOID社の施設には実装できないものの、それ以外のすべての施設には同コンテンツを導入する予定とのこと。

ソニーピクチャーズ関連の新作について

UploadVRのインタビューでHickman氏は、ソニーピクチャーズ関連の新作VRコンテンツついて以下のように説明しました。

我々は(Marvel関連のVRコンテンツ以外にも)ソニーピクチャーズ関連の新作コンテンツを製作中です。本作は「Ghostbusters: Dimension」(※)の開発チームが製作を担当しています。

(※Ghostbusters: Dimension:2016年にリリースされたThe VOID社初のVRコンテンツ)

2019年8月現在、ソニーピクチャーズ関連の新作VRコンテンツの詳細やリリース時期は判明していません。

(参考)UploadVR


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