8月にイタリアで開催される「ヴェネツィア国際映画祭」のVR部門に、中国のVR映画コンテンツ企業Pinta Studiosが制作した『The Dream Collector(拾梦老人)』がノミネートされました。
ヴェネツィア国際映画祭が新設のVR部門
ヴェネツィア国際映画祭(ベニス、ベネチア国際映画祭とも表記)は、カンヌ、ベルリンと並ぶ世界3大映画祭の1つです。
今年で74回目を迎え、イタリアの現地時間8月30日から9月9日まで開かれます。今年からコンペ部門にバーチャル・リアリティ部門(Venice VR Competition)が新設されます。世界中の優れたVR映画が入賞対象となります。
『The Dream Collector』予告編
人に捨てられた夢の物語
今回、VR部門にノミネートされた『The Dream Collector』は、HTC ViveとOculus向けのVRコンテンツです。主人公のゴミ拾いの老人は、可愛い犬と一緒に巨大なゴミ埋立地で、世の中の人に捨てられた夢を探して拾いました。彼はこれら夢をどのように処置するのか、視聴者を感動させる物語が展開されます。
『The Dream Collector』の制作企業は、中国のVRコンテンツスタジオPinta Studiosです。
同社は2016年6月に創立された当初、600万元(約0.98億円)の資金調達を完了しました。共同創設者であるMi Li氏は、『The Dream Collector』の監督と脚本を担当し、会社創立前に制作完了しました。
Pinta Studios公式サイト
http://www.pintastudios.com
(参考)
中国VR动画《拾梦老人》入围威尼斯电影节VR竞赛单元
http://www.7tin.cn/news/94507.html
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