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Roblox 2023.09.01

あの伝説の番組「風雲!たけし城」がRobloxにやってきた! 先行体験レポート

9月1日(金)、かつて一世を風靡したテレビ番組「風雲!たけし城」をモチーフにしたワールド「Roblox風雲!たけし城」が「Roblox」に登場しました。

「風雲!たけし城」は、80年代にTBS系列で放送されていた番組。ビートたけしさんが城主を務めるたけし城を、一般人がアスレチックを突破して攻略していく内容で、非常に高額なセット建築費など、多くの逸話を残したことで知られる“伝説の”番組です。

今回筆者は、8月29日(火)に行われた先行プレイ会に参加。「Roblox風雲!たけし城」を一足お先に体験してきました。本記事では、その体験会の様子とワールドについての感想をレポートします。

 

「Roblox風雲!たけし城」のアクセスはこちら。

 

全6ステージ構成の対戦ワールド

今回のワールドでは、「風雲!たけし城」で行われていた各種アスレチックを、「Roblox」向けに再現しています。全6ステージ構成となっており、各アスレチックで勝ち残りつつ、最後に城主(の乗った戦車)を倒すことが目標です。

ワールドを起動すると、まずはロビーに降り立ちます。ここは、他プレイヤーとの交流スペースでチャットを楽しんだり、周囲を探索したりすることが可能。迷路やアスレチックも用意されており、気分転換のほか、本番に備えた“キャラコン”の練習などが行えます。

アスレチックは登り切ると、メダルを獲得できる仕組みになっているのも特長。体験会でも多くの人が練習を兼ねて登っていました。筆者も挑んでみたのですが、これが結構難しかったです……!

ロビーには他にも、成績を表示するランキングエリアや、「風雲!たけし城」の映像が流れるスクリーンなどがあり、様々な遊び方で楽しめる場所となっているのが印象的でした。

駆け引きが試される「竜神池」

アスレチック本編は、1ステージごとに“足切り”が行われ、徐々に突破人数が減っていくシステム。各ステージで挑むアスレチックは毎回ランダムに決定されるので、その場での対応力が要求されます。

1回目の試合の第1ステージは「竜神池」。池の上に配置された石の上をジャンプで駆け抜けて、対岸を目指すアスレチックです。

池には、いっぱい石が置いてありますが、正解のルートは一握り。間違った石に乗ると池ポチャしてスタート地点に戻されてしまいます。正しい石は乗ると光るのですが、当然乗ってみるまで“合否”は分かりません。

他の人にルートを作ってもらい安全に進む、という戦法が理想なのですが、当然考えることは皆同じ。待つか進むか……ジリジリとした駆け引きが魅力となっています。

見つからずに登れ!「だるまさんがころんだ」

第2ステージは「だるまさんがころんだ」が選択されました。丘の上の見張りに気付かれずに頂上を目指すというアスレチックで、もし発見されると、転がり落ちてしまいます。

最初は簡単なステージかと思ったのですが、見張りの判定、実は結構シビア。一瞬でも動くとアウト判定で転落してしまいます。また、他プレイヤーが転がると巻き込まれてしまうので、固まって動いていると大惨事が起こることも……。

1人プレイならゆっくりと進めばいいのですが、対戦でのんびりしていると敗北必至。見張りの動きを凝視しつつ、必死にする必要がありました。今回の中で最も“バラエティ感”があるマップだった印象です。

運が試される「カルタでお手柄」

次のアスレチックは「カルタでお手柄」。制限時間内にスクリーンに表示された図柄の上に立てれば勝ちというシンプルなゲームなんですが、これがかなりのクセモノ。

表示される図柄は完全にランダムなので、運が悪ければいくら頑張っても敗退となってしまいます。実際筆者は、ラスト数秒でギリギリクリアできました……。逆に言えば運が良ければ速攻クリアも可能。“持っているか”どうかを試されるステージと言えます。

ボードを乗り継いでゴールを目指す「ビーチボーイズ&ギャルズ」

第4のステージは、サーフボードを乗り継いでゴールを目指す「ビーチボーイズ&ギャルズ」です。

「竜神池」に似ていますが、サーフボードは自動で移動する仕組みになっており、またコースの各所には障害物が設置されています。通常のゲームの“スクロール面”に相当するアスレチックです。

難易度は低めなのですが、それだけに一度ミスすると他プレイヤーに大きく先行を許してしまいがち。自分との戦いの比率が大きかったマップでした。

正解の扉を選んで前進!「自由への道」

第5ステージは「自由への道」。最近のバラエティー番組でも見かける、横一列に配置された扉から正解を選ぶことで進んでいける、というマップです。

ここも「竜神池」と同じく駆け引きが重要。間違った扉に当たると一瞬スタンしてしまうので、上手く正しい扉を抜けていく必要があります。スタート地点には戻されませんが、あまり間違えすぎると他プレイヤーに置いて行かれてしまいます。

各所には障害物も設置されているので、自分が目指した扉の反対側が正解だった場合、予想以上にタイムロスしてしまうことも……。

最後の「カート戦」はプレイヤー全員の協力戦

「自由への道」を踏破した後は、いよいよ最後の「カート戦」です。

ここは、今までのステージとは異なり残ったプレイヤー全員で協力するステージ。城主を守る侍の戦車を倒しながら、城主に攻撃を与えて倒さなければなりません。

一応ラスボスという扱いなのですが、ここまで残った人は少なからず猛者ばかり。そのようなプレイヤーたちとの共闘だったので、かなりあっさりと城主を倒すことができました。

実装予定のコンテンツも先行体験

「Roblox風雲!たけし城」は、リリース後も定期的にコンテンツを追加予定。9月7日(木)には、第1弾として、新アスレチック「これは玉RUN」が導入されます。

「これは玉RUN」ですが、今回のプレイ会で特別に先行体験することができました。マップとしては、坂の上から転がってくる岩を避けつつゴールを目指すという内容で、オリジナル「風雲!たけし城」版より長くなっています。

「だるまさんがころんだ」の見張りが、動く石に置き換わったかのような印象のゲームでした。特に鬼門なのは、ラストの大量ゾーン。5つ並んだ穴から石がどんどん転がってくるので、タイミングを見て駆け抜ける必要がありました。

初心者から熟練プレイヤーまで楽しめる良ワールド

「Roblox風雲!たけし城」は、「風雲!たけし城」の面白さを上手く「Roblox」に落とし込んだ良ワールドです。競技性を維持しつつ、初見でも遊びやすいゲーム性を実現しており、初心者から“ガチ勢”まで幅広いユーザーが楽しめるようになっています。

凝った作りのロビーは、一休みを兼ねて散策するのにも最適。一部のアスレチックにはメダル要素も設定されているので、獲得を狙ってみるのも面白いでしょう。

なお「Roblox風雲!たけし城」では、正式ローンチを記念した、アイテムが貰える特別キャンペーンを実施予定。キャンペーンは2回行われ、それぞれ賞品が異なります。配布は先着順となっており、予定数に達し次第キャンペーンは終了します。

第1弾のプレゼントは「Daruma Head(ダルマヘッド)」。キャンペーンは9月1日(金)17:00から開始され、「だるまさんがころんだを転がらずに10回クリア」が条件。

第2弾は9月15日(金)17:00より開始。「カルタでお手柄」を10回クリアすると、「Hand Hat(ハンドハット)」が贈呈されます。

日本でも知名度を伸ばしつつある「Roblox」

「Roblox」では現在、日本人クリエイターの活動が活発化しており、中には全世界で累計14億回アクセスを達成したワールドもあります。またVR対応モードの強化も進行中で、7月末にはMeta Quest版のβ版がリリースされました。

海外のみならず国内でも盛り上がりつつある「Roblox」。「Roblox風雲!たけし城」の今後を含めて楽しみに見守っていきたいところです。

「Roblox風雲!たけし城」のアクセスはこちら。

©︎Tokyo Broadcasting System Television, Inc.
(執筆:井文)


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