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AR/MR 2020.02.12

コンテンツの祭典SXSW、ARを駆使した展示に期待

2020年3月にアメリカ・テキサス州で行われるイベント「サウス・バイ・サウスウエスト 2020(SXSW)」に、ARを活用した複数のコンテンツが出展されます。

SXSWは1987年から毎年開催されているイベント。初期は音楽フェスが中心でしたが2020年現在、見本市や映画祭などを含む大規模な催しに成長しています。2020年のSXSWに出展されることが判明している主なARコンテンツは3種類。詳細は以下の通りです。

Magic Leap’s The Last Light

「The Last Light」はMRヘッドセットMagic Leap Oneを使用して体験するARコンテンツ。MagicLeap社のクリエイティブ・ディレクターで公式デモの制作にも携わった、Jeramy Vanhoozer氏が脚本と監督を担当しています。

本作は、 Kayahという女性と彼女の祖母との間に存在する特別な絆についての物語。Kayahは “非常に困難な状況”と向き合うために自宅に戻り、悲しみと向き合うために幼少期の思い出を追憶します。

Intel’s Superhuman AR

「Superhuman AR」は、韓国の男性音楽グループNCT 127のARパフォーマンスです。同パフォーマンスは、NCT 127のヒット曲「Superhuman」がベースとなっており、インテルの共同で制作されました。米メディアVRScoutによれば、収録には約900平方メートル(10,000平方フィート)のキャプチャー施設が使用されたとのこと。

「Superhuman AR」はスマートフォンかタブレットを使って体験することが可能です。NCT 127のメンバーが仮想(Virtual)宇宙船から現実世界に降り立つところからスタートします。体験者は自分の好きな角度からパフォーマンスを見ることができるほか、好きなメンバーをズームすることなども可能です。

Hiraeth audio AR experience

「Hiraeth audio AR experience」(以下Hiraeth)は、 ディレクターのVirginia Galloway氏が手掛けるARオーディオプロジェクト(コンテンツ)。SXSWの紹介ページでは、本コンテンツが人と地球に対する“ソニックラブレター(sonic love letter)であることが説明されています。

紹介ページによれば「Hiraeth」は、体験者に同ARコンテンツを通じて、(自分が)自然とどれぐらい切り離されて(あるいは今も繋がって)いるかを思い起こさせる内容になっているとのこと。

SXSW 2020には、このほかにもVR/ARに関連する複数の出展が行われます。VRScoutは一例として、2つの会場(JW MarriottGriffin Hall)で音響メーカーBOSEのVRシネマ体験を紹介しています。

(参考)VRScout

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