アメリカの大規模イベント、サンダンス映画祭が今年2022年も開幕しました。昨年に引き続き、バーチャル会場での催しも実施されています。
サンダンス映画祭は、1978年から行われている伝統的な映画祭です。例年はアメリカ・ユタ州で行われていますが、2021年は、新型コロナウイルスの流行によって、オンライン上で開催。会場には、PCとWebXR対応のVRヘッドセットからアクセスできました。
今回のバーチャル会場は、昨年に引き続きデジタル制作スタジオActive Theoryと提携する形で制作されました。参加者はアバターを使って、宇宙船をテーマにしたワールドを探索できます。ワールドには、PCか「Google Chrome」対応のVRヘッドセットから参加できます。
バーチャル会場は、主に3つの空間に分かれています。詳細は以下の通りです。
「New Frontier Gallery」:ニューフロンティア・ショーケースに含まれる、XR関連のコンテンツのカタログを閲覧できる場所。参加者同士や、映画祭の関係者とチャットで交流することもできます。
「Cinema House」: 期間中、様々な上映が行われる没入型のステージ。今年の会場には、ライブスケジュール・パフォーマンス用に設計された、新しいステージが設置されています。
「Film Party」: 参加者たちが、音声やビデオチャットを使用して、サンダンス映画祭に登壇したクリエイターと作品について語り合える空間。
米メディアVRScoutによれば、今年のニューフロンティア・ショーケース(マルチメディア・ストーリーテリングの最高峰を紹介する部門)には、コメディ調の「Flat Earth VR」や、インタラクティブARコンテンツ「Atua」など、15作品以上がエントリーしているとのこと。
2022年のサンダンス映画祭は1月30日まで開催予定。主要イベントは28日に終了します。チケット(エクスプローラーパス)の価格は50ドル(約5,700円)となっています。
(参考)Sandance Film Festival公式、VRScout
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