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イベント情報 2021.01.30

2021年のサンダンス映画祭はオンライン開催 バーチャル空間での鑑賞も

例年、アメリカのユタ州で開催されている大規模イベント、“サンダンス映画祭”。1978年から行われている伝統的なこの映画祭が、2021年は新型コロナウイルスの影響により、オンライン開催されます。

開催期間は、現地時間の2021年1月28日から2月4日まで。25ドル(約2,600円)のチケットパスを購入することで、PCのほかWebXR対応のVRヘッドセットから参加できます。

“バーチャル映画祭”には、専用のオンラインプラットフォームにアクセスすることで参加できます。米メディアVRScoutによれば、入場前に、名前の設定と、アバターの頭部に表示される写真を選択する必要があるとのこと。

準備が完了したあとは、“スペースガーデン”へと転送。そこでは、各作品の上映スケジュールやアバターの動かし方などを確認できます。他ユーザーとのコミュニケーションは、近づいた後、近距離チャットが承認されることで行える形。グループでのやり取りを円滑にする“バブル”機能も導入されており、1つのバブルにつき、最大8人まで入ることが可能です。

サンダンス映画祭のプラットフォームには、「The New Frontier Gallery」「Cinema House」「Film Party」の3つの会場が用意されています。

The New Frontier Gallery

入場者は、「The New Frontier Gallery」でVRやARなどを活用した、各種プロジェクトを見ることができます。一部の作品はVRデバイスが要求されますが、その他はPC(非VR)でも楽しむことができます。ほとんどの作品は好きなタイミングで視聴できますが、上映スケジュールが事前に設定されているタイトルも存在します。

Cinema House

「Cinema House」は、デジタル上映室に相当する場所。サンダンス映画祭でプレミア上映が実施される作品を見ることができます。

上映スケジュール(抜粋)

(時間はいずれも現地時間)

・This Is the Way We Rise [1月29日 –午後20:00]
・My Own Landscapes [1月29日 – 午後20:00]
・Tears Teacher [1月29日 –午後20:00]
・The Fourfold [1月29日 –午後20:00 ]
・A Concerto Is A Conversation [1月29日 –午後20:00 ]
・Station to Station [1月31日 –午後15:00]
・Users (2021 US Doc Competition) [2月1日 –午後19:00]
・Mother of George [2月2日 –午後17:00]

入場者は、各作品の上映10分前まで自由にチャットを行えますが、それ以降は上映時終了後まで、喋ることはできません。Q&Aセッションの終了後は、参加者は自動的に第3のルーム「Film Party」に転送されます。

Film Party

「Film Party」は、サンダンス映画祭側が“インタラクティブ・バー”と形容しているルームです。各作品のクリエイターと、雑談を楽しんだり写真撮影を行うことができる場所です。発表によれば、クリエイターにはOculusとの提携によりVRヘッドセットが提供され、よりスムーズなコミュニケーションを可能にしているとのこと。

(参考)サンダンス映画祭公式VRScout

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