株式会社NTT QONOQが、Googleの新機能「Streetscape Geometry」を利用したARコンテンツの技術検証を実施。ウルトラセブンのARコンテンツが制作され、怪獣などが建物の裏に隠れる表現が可能となりました。
今回利用された「Streetscape Geometry」は、Googleより発表されたARCore Geospatial APIの新機能です。現実の建物にARオブジェクトの一部が隠れる表現(オクルージョン表現)が可能となり、街の風景に溶け込んだ没入感の高いARコンテンツを容易に制作できるようになりました。
これまでARコンテンツで建物によるオクルージョン表現をするためには、周辺の建物の3Dモデルを作成し、その3Dモデルと現実空間の建物の位置を合わせた上でARコンテンツを制作する必要がありました。本機能を使用することで、ユーザーがARコンテンツを再生する際に自動的に現在地周辺の建物の3Dモデルデータを取得し、建物によるオクルージョンを表現できるようになります。
ウルトラセブンの戦闘シーンを再現したARコンテンツは、「ウルトラセブン」55周年コンセプトムービー「ウルトラセブン IF Story 『55年前の未来』」公式コンテンツとして、体験型謎解きイベントの展開エリアにて、今後体験できるARコンテンツとしての公開を検討中とのこと。開催期間は5月下旬から6月上旬を予定しています。
イベントの詳細はこちら。
https://xrcity.docomo.ne.jp/contents/ultraseven-ar196814/
(参考)プレスリリース