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話題 2021.10.29

「SteamVR」がアップデート 軽量トラッカー「Tundra Tracker」に正式対応

10月28日(木)「SteamVR」が1.20.4にアップデートされました。米企業Tundra Labs開発のVR向けトラッカー「Tundra Tracker」が「SteamVR」のサポート対象デバイスに加わりました。

Tundra Tracker」は、靴や腕、コントローラーなどに取り付けて使用するボディートラッカー。約5cm x 5cm × 3.8cmという小型(軽量)のデザインが特長です。連続稼働時間は平均で7時間。VRChatやバーチャルモーションキャプチャーなどでのフルボディトラッキングなどにも対応しています。2021年4月には、クラウドファンディングの開始から1週間で、支援総額が約1億円に達したことが話題になりました。

「Tundra Tracker」は、以前から「SteamVR」対応と主張されていたデバイスですが、今回「SteamVR」側のアップデートによって、“正式に”同プラットフォームのサポート対象に加わった形です。

「Tundra Tracker」は当初、2021年9月に出荷(早期予約者向け)が開始される計画でしたが、延期が決定。Tundra Labsによれば、出荷の遅れは、中国で発生した電力不足が原因とのこと。同社によれば、非常に少数の「Tundra Tracker」が、同国内の早期予約者に向けて既に出荷されているそうです。日本向けには11月22日(月)から、早期予約者を対象とした配送が始まる予定です。

2021年10月現在、VR向けのボディートラッカーは「Vive Tracker」が主流の製品となっています。「Tundra Tracker」が「Vive Tracker」の“牙城”にどれだけ迫ることができるのか。今後の展開に注目したいところです。

(参考)Road to VR

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