Meta Questプラットフォーム向けに販売予定だった新作VRゲーム、「Splinter Cell VR(スプリンターセルVR)」の開発中止が発表されました。
米メディアUploadVRによれば、現地時間7月21日に開催された業績報告会(※リンク先:PDF)にて明かされたとのことです。
(2013年発売の「スプリンターセル ブラックリスト」より)
「スプリンターセルVR」はUbisoftの看板タイトルのひとつで、作家トム・クランシー氏監修のステルスアクションゲーム「スプリンターセル」のVR向け完全新作。2020年9月開催の「Facebook Connect」にて、同じくUbisoftの看板タイトルである「アサシンクリード」のVR向け完全新作「Assassin’s Creed VR」と共に発表されました。
当時の情報によれば、Ubisoft傘下のRed Storm Entertainment総指揮のもと、Ubisoft Dusseldorf、Ubisoft Mumbaiとの共同開発でMeta Questプラットフォーム向けにゼロから開発中とのことでした。また、2021年1月には「Splinter Cell VR」に関係する17の役職の人材募集が実施されています。(※当時のUploadVRの報道)
UbisoftのCFO、Frederick Duguet氏によれば、今回の開発中止はより大きなプロジェクトにリソースを集中するためのコスト削減措置とのこと。
また「スプリンターセルVR」に限らず、2021年11月に発表された大規模PVPシューター「Ghost Recon Frontline(ゴーストリコン フロントライン)」と未発表の2つのプロジェクトも開発中止が発表されています。
(同じく開発中止が発表された「ゴーストリコン フロントライン」)
なお、残る「Assassin’s Creed VR」に関しては今回の発表で言及が無かったことから、現在も開発が進められている模様です。
(参考)UploadVR