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企業動向 2024.04.03

Snapが「スポンサードARフィルター」を提供開始。UGC×スポンサー提供素材でブランド認知向上

3月21日、Snapはアプリ「Snapchat」向けに、「Sponsored AR Filters」の提供を開始しました。既にアメリカ最大のスポーツイベントのカウントダウンや、オハイオ州の植物園による展示イベントの告知など、幅広い広告がARフィルターとして提供可能されています。


(画像: Snap)

米国最大のスポーツイベントから植物園まで、幅広く導入

Snapは写真やショート動画をベースにしたSNSアプリ「Snapchat」を開発・提供しています。2024年1月時点では、全世界での月間アクティブユーザー数(MAU)は8億人を超え、北米地域等での利用率が高いことで知られています。また、直近ではインドを中心に成長を見せています。

Snapが今回発表した「Sponsored AR Filters」では、ユーザーがコンテンツを撮影した後、加工のために使う「フィルター」の中に、企業スポンサーによるARフィルターを提供します。一例としてAR技術を使った顔加工用のフィルターや、撮影場所に基づくオーバーレイ情報、カウントダウンタイマー、ロゴ等が挙げられます。Web等でユーザーへ一方的に提示される「広告」とは異なり、「企業がユーザーのコンテンツ制作に使える素材を用意する」といった形態を取っています。

既に米国最大のスポーツイベントである「スーパーボウル」を主催するNFL(National Football League)や、オハイオ州の植物園フランクリン・パーク・コンサーバトリー(Franklin Park Consevatory)が「Sponsored AR Filters」を導入、イベント中の入場者数やチケット売り上げにおいて成果を出しています。

(参考)Snap


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