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PlayStation VR2 2023.02.17

「PSVR2」に今後登場してほしいタイトル15作品を選んでみた【2023年2月版】

2月22日(水)の発売が迫る、ソニーの新型VRヘッドセットPlatStation VR2(PSVR2)。リリース日が近づくにつれ、対応VRゲームや、独占配信ゲームの詳細が明らかになりつつあります。

今回は発売が目前に迫った今、PSVR2に登場してほしい(移植してほしい)タイトルを、筆者の独断と偏見でピックアップ。「PlayStation5で発売して、VRで遊ばせて!」と筆者が願っている作品もあわせて紹介します。

目次

Dead Space(リメイク版)
ARMORED CORE VI
ファイナルファンタジーXVI
アサシン クリード ミラージュ
Stray
Ghostwire: Tokyo
Dead Island 2
サイバーパンク2077
Starfield
WRC Generations
Scorn
SYNDUALITY
S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl
Atomic Heart
ホグワーツ・レガシー

Dead Space(リメイク版)

かつて一世を風靡したホラーゲームシリーズ。長らくシリーズ展開がストップしていましたが、2023年1月に初代「Dead Space」のリメイク版が発売。“原作”をリスペクトしつつ、グラフィックや恐怖体験を2020年代基準にアップグレードし、大きな評価を獲得しました。

初代「Dead Space」は、巨大宇宙船USG Ishimura(石村)が舞台。調査のために降り立った主人公アイザック・クラークとその同僚たちは、異常すぎる状況の艦内に跋扈する化け物ネクロモーフと戦いながら、脱出を目指します。

赤ん坊のモンスターなど、相当踏み込んだ演出を行っていた本作。オリジナル版も相当でしたが、リメイク版の画質(というか生々しさ)は、もはや信じられないレベル。

TPS作品ですが、外伝では1人称視点シューティングゲームの作品が出ているので、DLCかそういったシリーズ展開を期待したいところ。PSVR2には、振動機能が搭載されているので、ホラー演出の際には、同ヘッドセット独特のVR体験が楽しめそうです。

ARMORED CORE VI

約10年ぶりにリリースされる、ロボットアクションゲーム「アーマード・コア」シリーズの最新作。パーツを組み上げて自分だけのオリジナルメカを操り、立体的で緩急のあるステージを三次元立体機動で自由に駆け巡ることができます。

本作はこれまで地球が舞台だったシリーズ作品とは異なり、とある惑星で物語が展開。現時点ではプレイ動画は未公開ですが、初報PVでは、シリーズおなじみの“射出型ブレード”や、高ディテールなロボット(AC)が躍動する様子を見ることができます。

「アーマード・コア」は、基本的に三人称視点のアクションゲームとして展開するシリーズ。もしPSVR2に対応する場合は、独立したゲームモードが登場するかもしれません。個人的には「歩兵の視点からACを眺める」といったコンテンツが欲しいところです。

ファイナルファンタジーXVI

国内屈指の人気ファンタジー「ファイナルファンタジー」シリーズの最新作。終焉に向かう大地「ヴァリスゼア」を舞台に、ロザリア公国の第一王子で主人公の「クライヴ・ロズフィールド」が、世界の真相を知り、「ヴァリスゼア」を加護する「マザークリスタル」の破壊を目指す、という物語が展開されます。

これまでのシリーズ作品とは異なり、完全なアクションRPGなのが特徴で、公開されている予告動画では「イフリート」らしきモンスターの姿も確認できます。

2017年に発売された過去作「ファイナルファンタジーXV」は、派生コンテンツとして、で釣りを楽しめる専用ソフト「MONSTER OF THE DEEP」を展開しました。「ファイナルファンタジーXVI」も、同じような形の派生コンテンツとしてVRゲームが出てくるかもしれません。

アサシン クリード ミラージュ

暗殺アクション「アサシン クリード」の最新作で、中東バグダッドを舞台に、盗賊の主人公バシムが、アサシンになるまでの物語が描かれます。

本作を開発するUBIは、以前からVRコンテンツに力を入れており、「アサシン クリード」を題材にした体験型VR施設向けのVRゲームを展開中。ノートルダム大聖堂を舞台とした体験型VR脱出ゲームの開発を進めているそうです。

また、「アサシンクリード」自体も、VRゲーム「Assassin’s Creed VR」の開発が報じられています。現時点ではUBIからの正式発表はありませんが、もしかしたら「アサシン クリード ミラージュ」に関連する作品なのかもしれません。

Stray

猫として、細部まで緻密に描写された衰退したサイバーシティを歩き回り、家に帰る道を見
けるために街を探索しつつ、古代の謎と真相を追っていくアドベンチャーゲーム。明らかにネコ好きが作ったであろう、猫の“挙動”の完璧さは、発売時に大きく話題を呼びました。

開発はフランス南部に拠点を構えるインディゲームスタジオBlueTwelve Studioが担当。もしVR化されたら、猫の視点(=かなり視点が下がる)ので、他のゲームとは違ったアドベンチャー体験が楽しめそうです。

ちなみにソーシャルVR「VRChat」では、本作に着想を得て作られたワールド「District Roboto」が公開中。小さめのアバターで訪れて、“VRStray気分”を味わってみてはどうでしょうか。

Ghostwire: Tokyo

謎の般若面の人物が引き起こした大規模な超常現象により、人が消滅した渋谷を舞台としたオープンワールドアドベンチャー。謎の復讐者と手を組み、強力な能力の数々を習得しつつ、未知と対峙し、大規模人体消失の裏に潜む真実を暴いていく……という物語が展開されます。

オープンワールド系のゲームといえば、国外やファンタジー界といった場所が舞台となりがちですが、本作は日本国内(それも東京の真ん中)を冒険できるのが大きな特長。開発には「バイオハザード」シリーズの生みの親、三上真司氏が携わっており、東京タワーや渋谷スクランブル交差点といった名所がしっかり再現されています。

日本的なマップを探索できるVRゲーム・コンテンツは多くありません(「VRChat」には有志制作のワールドが複数ありますが)。そういった意味でも「Ghostwire: Tokyo」はVR対応を実現してほしい作品です。

Dead Island 2

化け物が蔓延するロサンゼルスで戦うゾンビアクションゲーム。2014年に開発発表が行われましたが、その後リリースの延期を繰り返し、2023年4月21日に発売することが決定しました。

ゲームとしては、主観視点でゾンビと戦うという内容で、VR移植の適性は十分。もし対応した場合、プレイ感覚は「The Walking Dead: Saints & Sinners」に近い形になりそうです。高画質でゾンビと接近戦となると、結構な覚悟が必要になりそうですが……。

サイバーパンク2077

2020年末に、「ウィッチャー」シリーズで知られる、ポーランドのCD Projekt REDがリリースしたオープンワールドRPG。その名の通り、2077年のSF(サイバーパンク)世界を舞台に、権謀術数渦巻くストーリーが展開されます。2023年現在、リリース当初に大きく批判されたバグは改善されており、年内にはDLC「仮初めの自由」も配信予定です。

ハイエンドPCでも高設定で動かすのに苦労するため、VRモードの搭載は厳しいかと思われますが、(PS5で動作する)PSVR2は、一部の作品で「RTX 3090 Ti以上」の処理能力を有するという報道もあります。実現した場合、没入感は凄まじいものになるでしょう。筆者の願望を込めて、“VR実現”を期待したい1作です。

Starfield

「The Elder Scrolls V: Skyrim」や「Fallout 4」を手がけた、Bethesda Game Studios(以下、ベセスダ)が、25年ぶりに展開する完全新規タイトル(フランチャイズ)。舞台は西暦2330年の未来。プレイヤーは、宇宙の採掘者として一歩を踏み出し、銀河中を巡って貴重なアーティファクトを探し求める最後の宇宙探検家集団「コンステレーション」の一員になり、広大な有人星系を冒険します。

作品ジャンルはRPGで、地上では「The Elder Scrolls」や「Fallout」シリーズのような探索が楽しめるほか、宇宙船で宇宙空間を飛び回ることも可能。宇宙船自体のカスタマイズも行えます。

ベセスダは、過去に手掛けた「The Elder Scrolls V: Skyrim」や「Fallout 4」のVR版をリリースしています。よって本作も将来的にVR対応を実施する可能性は、十分考えられるでしょう。特に周囲360度を見る必要のある宇宙船パートは、VRとの相性もよさそうです。

WRC Generations

国際自動車連盟(FIA)公認のラリーレースゲーム。世界ラリー選手権を題材としており、世界22カ国、750kmに及ぶ個性豊かなスペシャルステージを好きなマシンで走ることができる作品です。

レースゲームといえば「グランツーリスモ7」がPSVR2に対応しますが、同作はサーキット走行が主軸。未舗装路がメインの「WRC Generations」とは趣が異なります。

ラリーを題材にしたVRゲームは以前から存在しており、2019年には「DiRT Rally 2.0」がアップデートでVRモードを実装しました。しかし同モードを利用できるのはPC版のみ。PSVRでは遊べませんでした。新作のVRラリーゲームがPSVR向けに登場してほしいので、本作をピックしてみました。

Scorn

「世界に突然投げ出されたら」をコンセプトに開発された、ホラーFPSアドベンチャー。アーティストのH・R・ギーガー氏をインスパイアした悪夢のような世界描写や、とにかくグロテスクなゴア表現が特徴です。

ホラーはVRゲームの中でも特に人気の高いジャンルのひとつ。本作は「バイオハザード7」などと比べても、かなりグロ描写に力を入れています。ゴア描写耐性はかなり求められますが、非常に尖った作品がひとつぐらいPSVR2で遊べても面白いのではないでしょうか。

ちなみに「Scorn」、現時点ではPS5での発売予定はなし。よって、正直PSVR2展開はかなり厳しいところがあるのですが、個人的にはVRモード、実現してほしいです……!

SYNDUALITY

バンダイナムコが手掛ける、メカを駆り、パートナー「メイガス」と共に地上でアイテムを奪い合うPvPvEシューターゲーム。 2099年に発生した災厄「新月の涙」によって、人類は総人口の92%を喪失。地下に都市国家「アメイジア」を建設しましたが、その都市も事故によって壊滅してしまう……というシリアスな世界設定が特長。

プレイヤーはロボット「クレイドルコフィン」に搭乗。希少資源「AO結晶」や様々な物資
を地上で収集する「ドリフター」となり、様々な物資を無事持ち帰らなければなりません。ゲームと同時にアニメの放送も行われる予定で、2つの異なる時間軸での物語が描かれるそうです。

ロボットゲームは、着座姿勢で遊べるVRゲームとして需要が高そうなのですが、意外にもこれまでに発売された作品は少なめ。せっかくの国内発ゲームなので、先述した「ARMORED CORE VI」と並んで、VRモードを取り入れてほしいのですが……。

S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl

かつて一部の層に熱狂的なファンを獲得したカルトゲーム「S.T.A.L.K.E.R」シリーズの続編。前作に続いて、「ゾーン」と呼ばれる、チェルノブイリ原子力発電所とその周辺を舞台に物語は展開します。プレイヤーは、未知の物質「アーティファクト」を得て一攫千金を狙う“ストーカー”となり、ゾーンの奥に向かって冒険と探索を行います。

まだ未発売(2023年12月リリース予定)なので、詳細なゲーム性は不透明です。ただ、公開された予告映像を見る限りでは、移動や敵の速度といったゲームスピードはそこまで速くない印象。VRモードを導入しても、十分に遊べそうな印象です。

本作もPS5でのリリース予定は未定なのですが、「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズは昔、個人的にハマった作品なので「VRで遊びたい!」という思いを込めてピックしました。

Atomic Heart

2023年2月21日(火)に発売予定の、科学技術が発達したパラレルワールドのソビエト連邦を描くアクションRPG。1955年、同国では、人々をニューラルネットワークに接続する計画「コレクティヴ2.0」の実現が間近に迫っていましたが、ロボットによる反乱が発生。その調査に主人公が向かうも……という流れで物語は始まります。

発表当初から“ソビエト魂”とSFが融合したような、独特すぎるビジュアルが高い評価と注目を集めており、筆者も「ついに発売か!」と喜びを感じています。

本作をピックアップした理由は「このスゴいビジュアルをVRで見たいなぁ」という、その一点。もうすぐリリースされるので、まずは通常通りクリアして、2週目を(できるなら)VRで遊びたいと考えています。

ホグワーツ・レガシー

大人気ファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズを題材にした魔法アクションRPG。舞台は、本編の約100年前(1800年代)。ホグワーツ魔法魔術学校に転入してきた主人公は、魔法界を引き裂きかねない古代の秘密を解く鍵を握っており、邪悪な闇の魔法使いと戦っていくというストーリーが展開されます。

原作の要素は、時代背景を合わせつつ徹底的に再現されており、あの「組み分け帽子」によって、自分が所属する寮(グリフィンドール、スリザリンなど)が決まるという要素も。主人公は自由にキャラクリできるので、自分だけの分身で“ハリポタ世界”を冒険できます。

そんな本作ですが、実は公式Q&A;で言及されている通り、原作に登場するスポーツ「クィディッチ」がプレイできません。VR的にはこの部分に注目したいところ。例えば追加コンテンツとして、PSVR2で遊べる「クィディッチ」が登場すれば、かなりの注目を集めるのではないでしょうか。

なお「ホグワーツ・レガシー」は現在、VTuberの間で大きな注目を集めており、「にじさんじ」や「ホロライブ」所属のライバーも複数人がプレイしています。

(執筆:井文)


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