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アバター 2023.03.16

コトブキヤがアバタープロジェクト「プレタコンポジッタプラス」を発表。クリエイター制作アバターを、コトブキヤが販売展開

3月15日(水)、コトブキヤはアバター事業の新プロジェクト「プレタコンポジッタプラス」を発表しました。同社が展開中のアバターブランド「プレタコンポジッタ」と互換する仕様のアバターをクリエイターが制作し、コトブキヤと共同で展開していくプロジェクトとなり、第1弾が今春発売予定となっています。

クリエイターが作り、コトブキヤが販売。3Dアバターの楽しさを広める取り組み

「プレタコンポジッタ」は、コトブキヤが展開しているVR向けアバターブランド。「遊んで、集めて、解って楽しい」をコンセプトとし、人気クリエイターがデザインを手掛けています。シンプルかつ軽量設計なアバターなため、多人数が集まるイベントでも使用しやすく、アバター制作初学者の教材としても適しています。


(「プレタコンポジッタ」第2弾「RaMuDa」。カラーリング改変済み)

本記事執筆時点では、「IChiGo」「RaMuDa」の2つが発売済み。今春には第3弾「MaKuMa」、第4弾「AnJu」の発売も予定されています。

今回発表された「プレタコンポジッタプラス」は、クリエイターが制作した「プレタコンポジッタの仕様に互換したアバター」(以下、PAC+アバター)を、コトブキヤの販売チャネルで販促・販売するという取り組みです。クリエイター側も、販売や販促といった作業を委任することで負担を軽減するほか、モバイルフレンドリーな設計となるPAC+アバターの展開によって、より幅広いプラットフォームで利用される可能性を作り出せます。

コトブキヤは「3Dモデリング」が新たなホビーと位置づけているとのことで、今後アバタークリエイターやIPホルダーと共同で取り組むことで、コトブキヤでは提供しきれない「アート」「デザイン」「コンセプト」を持つラインナップを拡充し、アバターというホビーの楽しさをさらに広めることを目的としています。

第1弾はDeino氏オリジナルキャラクター「シーエ」が登場

PAC+アバターの第1弾アバターとして、クリエイターのDeinoさんが手掛けるオリジナルキャラクター「シーエ」が今春発売予定です。価格は3,600円(税込)を予定しています。

「シーエ」は、骨を模した体に皮膚をかぶせて人に擬態する機械型のキャラクターで、おぞましさと神秘性が共存したデザインとしてコアなファンが存在します。PAC+アバターとして展開するにあたり、「シーエ半肉型」「シーエ人型」「アルビ人型」の3種類がラインナップ予定。Quest対応や揺れものセットアップ済みで、改変用PSDファイルも同梱。「シーエ人型」「アルビ人型」はVRM形式のアバターも付属予定です。

また、「プレタコンポジッタプラス」の参加クリエイターも募集中です。自分でVR向けアバター用に3Dモデリングした実績・経験があり、その作品を見せることができる人が対象となります。詳細は以下の募集要項をご確認ください。

「プレタコンポジッタプラス」クリエイター募集要項

募集対象者

ご自身でVRアバター用に3Dモデリングされた実績や経験があり、その作品をお見せいただける方。

企画の流れの例

  1. PAC+アバターの仕様共有、契約内容の確認、実施可否の判断
  2. スケジュールの調整
  3. 制作内容の調整
  4. 契約
  5. 実制作
  6. 販促
  7. 販売
  8. お支払い

PAC+アバター基本仕様

  • カラーテクスチャ:1枚(※UVレイアウトに制約あり)
  • マテリアル数:1
  • ポリゴン数:10,000程度
  • スキンメッシュ:2程度
  • その他コトブキヤが定める事項

※仕様による表現への制約は緩和可能。詳細は要問い合わせ。

コトブキヤとクリエイターの役割分担

  • コトブキヤ:仕様制定、販売促進活動、販売活動、商標貸与、違反者対応
  • クリエイター:アバターデザイン、モデリング、セットアップ、販促素材の制作、不具合時の修正対応

(参考)プレスリリース


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