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ポケモンGO 2023.07.21

【ポケモンGO】新デバイス「Pokémon GO Plus +」レビュー セットアップ方法から実際の用途、注意点まで紹介

7月14日(金)「ポケモンGO」のサポートデバイス「Pokémon GO Plus +」が発表されました。このデバイスは「ポケモンGO」と連携することで、モンスターボールの自動投げや、ポケストップを自動的に回してくれる機能などを使えます。

本記事では、今話題の「Pokémon GO Plus +」をレビュー。セットアップ方法や追加される機能、実際に使ってみた感想などを述べていきます。

簡単セットアップで連携完了

「Pokémon GO Plus +」は、モンスターボールを平たくしたような形のデバイス。スマートフォンとはBluetooth接続で連携します。


(430mlペットボトルとの大きさ比較)

製品にはデバイス本体のほか、充電用のUSBケーブルとストラップが付属します。モンスターボールの“メインボタン”部分はLEDが内蔵されており、起動時やオート機能が動作している時などに発光する仕組みとなっています。

「ポケモンGO」と「Pokémon GO Plus +」を接続するには、まず、アプリの設定欄を開き、「デバイス/サービスの接続」を選択。次に「Pokémon GO Plus +」側のメインボタンを押してペアリングモードを起動します。

ボタン部分が白く発光するので、その間にスマホで「Pokémon GO Plus +」を選択。ペアリングの最終確認が求められるので、メインボタンとデバイス側面のサブボタンを同時押しします。

接続が上手くいかなかった場合は、アップデートが最新版なのかを確認してみてください。またスマホ側で「ポケモンGO」でのBluetoothの使用を許可していない場合「Bluetoothがオフになっています」と表示され、「Pokémon GO Plus +」を認識しません。この場合、端末側のアプリ設定からBluetoothを有効化する必要があります。

2種類の“ボール投げ”を使用可能

「Pokémon GO Plus +」を「ポケモンGO」と連携すると、モンスターボールのオートスロ(自動投げ)機能が解放されます。

有効にすると、ゲーム内で自動的にボール投げが行われ、野生ポケモンをゲットできます。(7月現在、自動投げに対応しているのは、モンスターボールのみ。スーパーボールやハイパーボールは使用できません)

オートスローが反応するのは、一度捕まえたことのあるポケモン限定。未ゲットのポケモンの場合は、近くにいても機能しません。また、ボールを投げてもゲットに失敗する場合があります。

スーパーボールやハイパーボールを使用したい場合、もうひとつの機能、「ボタンスロー」を使用します。これにより、ポケモン発見時に「Pokémon GO Plus +」のメインボタンを押すだけで、ボール投げが行えます。その間にスマホの画面を操作する必要はなし。

ボタン投げで投げられるボールは、トレーナーレベルの上昇に伴い増加します。スーパーボールはレベル12、ハイパーボールはレベル20でアンロックされます。

オートスローや「ボタンスロー」が成功した場合、「Pokémon GO Plus +」は虹色に点滅し、ゲットに失敗した場合は赤色に点滅します(なお、ポケモンのボックスがいっぱいの場合では、ゲットできません)。

これまで「ポケモンGO」では通常、ポケモンを捕まえるために対象をタップし、その後スワイプでボールを投げる必要がありましたが、「Pokémon GO Plus +」のおかげで、スマホを取り出しにくい場所でもポケモンを捕まやすくなりました。

アプリがバックグラウンド状態でも動作してくれるので、スマホで他の作業しながらポケモンを捕まえられるのも嬉しいところです。特に外出中に常にゲームのことが気になるようなガチ勢にとっては、かなり便利なアイテムになりそうです。

ポケストップも自動回収

モンスターボールと同じように、ポケストップを自動的に“回す”機能も実装されています。これまでアイテムを得るためには、ポケストップをタップして回転させる必要がありましたが、それが不要になる形です。

また「Pokémon GO Plus +」のメインボタンを押すとポケストップを回してアイテムを獲得できる、手動モードも実装されています。

ポケストップの自動回しは、オートスローでのポケモン捕獲とは異なり、アイテムBOXが空いている限り確実に回収してくれるので、より便利な機能であると感じました。軽く散歩に出かけるときにカバンの奥に入れておけば、それだけで結構な数のアイテムを集めてくれそうな印象です。

寝るだけでボーナス獲得!

自分が睡眠する時に「Pokémon GO Plus +」を使用すると、ボーナス報酬(ほしのすな、ステッカーなど)を得ることができます。

このシステムを使うには、睡眠前に「Pokémon GO Plus +」本体のメインボタンを長押しするだけでOK。ボタン部分のLEDが青く発光して、軽く振動したらスタンバイは完了です。

この状態でひと眠りした後、起床時に再度メインボタンを長押しすることで睡眠記録の計測は完了します。この後「ポケモンGO」を起動するとリワードが受け取れます。なお、本機能は睡眠アプリ「ポケモンスリープ」からは独立しており、「ポケモンGO」と「Pokémon GO Plus +」だけで使用可能です。

リワードの入手時間は、デフォルトではAM8:00ですが、設定で変更可能。夜勤や変則的なスケジュールの人でも、問題なく使用できるようになっています。

睡眠ボーナスは、特段多いというワケではありませんが、何もせずにアイテムを貰えるのは嬉しい限り。計測モードの設定を忘れると大変なので、疲れている際は、寝る前に切り替えをダブルチェックすることをオススメします(筆者は一度忘れてそのまま寝てしまいました……)。

マナーモードの仕様には難アリ 静かな場所では特に注意

このように便利な機能が多く追加される「Pokémon GO Plus +」ですが、日常で使う(学校や会社に持っていく)デバイスとしては課題点もあります。

特に問題なのが「完全なマナーモード」が存在しないという点。「Pokémon GO Plus +」にはマナーモードが実装されているのですが、起動時などに鳴るピカチュウの声がミュートされるだけで、振動やLEDの発光はカットされません。

「Pokémon GO Plus +」は、野生ポケモンやポケストップを認識するたびに動作するので、移動中などに「ポケモンGO」で遊ぶと、デバイスが常時振動しているような状態です。その振動の強さは、普通に机に置いておくと「ガガガガッ!」と鳴り響くレベルで、著者はタオルを下に敷いて対処しました。

カバンなどに入れても、静かな場所では振動音が聞こえてしまう可能性があるので、電車の中や学校の教室、会社の会議室など、特に静けさが求められる場での使用には注意が必要です

LEDの光量自体も、やや眩しすぎる強さ。「Pokémon GO Plus +」側面には、充電表示用の小型LEDが内蔵されているので、マナーモード時はこちらを活用(切り替え)してほしいところ。より快適に使用できるアップデートを希望します。

総評:課題もあるが、魅力的なデバイス

「Pokémon GO Plus +」は、「ポケモンGO」の遊び方を拡張する便利なデバイスですが、現時点では課題点もあります。振動やLEDが落ち着くまでは、室内で常時利用するよりも「Pokémon GO Fest」のような特別なリアルイベントに持っていったり、ポケモンを捕獲するために遠出したりする際に使うのが良さそうと言えます。

一方、これまでスマホ側で行う必要のあった操作が簡略化されたり、睡眠によるボーナスが得られるなど、“ガチ勢”にとって嬉しい機能が多くあるのも事実。モンスターボールをモチーフにしたデザインもオシャレです。

大きな可能性を秘めたデバイスだけに、今後のアップデートや改善に期待したいところです。

商品概要

名称 Pokémon GO Plus +(ポケモン ゴー プラスプラス)
希望小売価格 6,578円(税込)
セット内容 Pokémon GO Plus + 本体、Pokémon GO Plus + 専用クリップ付きストラップ、USB充電ケーブル、スタートガイド
本体サイズ 直径約64.5mm(突起物含まず)
厚さ約18.3mm(突起物含まず)
本体重量 約50g
内臓バッテリー リチウムイオンバッテリー
※USB Type-C™端子から充電
バッテリー充電時間 約3時間30分
機能 ・振動機能
・音声機能
発売元 株式会社ポケモン
販売元 株式会社ポケモン

(執筆:井文)


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