先日、Gear VR及びOculus Rift向けのホームアプリ「Oculus Home」のファームウェアがアップデートされました。新アップデートではアプリの自動アップデートや帯域幅制限など、いくつかの機能が追加されています。
合わせて開発者向けのSDKもバージョン1.6がリリースされています。
SDKアップデート詳細(英語)
https://developer.oculus.com/downloads/pc/1.6.0/Oculus_SDK_for_Windows/
アプリの自動アップデート機能
1.6アップデートでの変更点のうち、大きなものとしてはアプリの自動アップデート機能が追加されました。これまでユーザーはアプリの更新を確認する際、Oculus Homeにて手動で確認し、ダウンロードを実行する必要がありました。今回のアップデート後は、Oculus Homeの設定をオンにすることによりゲーム・アプリのシステムが自動的にアップデートされ、常に最新の状態で起動することができます。
しかし、常にアップデートの確認状態を維持することは、特にスマートフォンを使うGear VR向けに関しては、回線の過負荷を招く恐れがあります。そこで新たに帯域幅制限の機能も追加されました。Oculus Homeで帯域幅を制限することにより、アップデートスタンバイ時の回線の過負荷を防ぐことができるようになりました。
「自動アップデートと帯域幅制限機能がOculus Homeに追加されます!」
'Automatic App Updates & Bandwidth Limit' Are Coming To Oculus Home! @oculus @vrspies #oculushomeupdate pic.twitter.com/lFnuvK9Hpj
— RealityCheckVR (@RealityCheckVR) 2016年7月14日
Oculus Home設定画面(PC)。自動アップデートおよび帯域幅制限のオン/オフの切り替えが可能に。
しかし帯域幅の制限による通信速度の低下は、コンテンツに影響を及ぼす可能性があります。設定の際には注意が必要です。
(関連)
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『Halo: Spartan』等の元開発チーム、Oculus Rift向け大型タイトルを開発中
(参考)
Oculus Home 1.6 Brings Automatic App Updates And Bandwidth Limits(英語)
http://uploadvr.com/oculus-home-1-6/
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