HTCは、身体や物に取り付けて動きをトラッキングする「VIVEトラッカー」の新モデルを発表しました。合わせて、表情トラッキングデバイス「VIVE Facial Tracker」も発表しています。
小型軽量で長持ちになった新型VIVEトラッカー
3世代目となる新たなVIVEトラッカーは、前モデルよりも75%バッテリーの持ちがよくなったとのこと。公称値は7.5時間です。また、33%の小型化、15%の軽量化を実現。SteamVRのベースステーション2.0と1.0両方に対応しているため、全てのSteamVR対応ヘッドセットと使用可能です。
まずはイギリスを含むヨーロッパで発売されており、価格は139ユーロ(約18,000円)。日本での価格と発売時期は未定です。
表情トラッカーはVIVE Proシリーズ用
合わせて発表された「VIVE Facial Tracker」は完全に新たなデバイスです。唇や舌、顎の動きなどを読み取り、38種類の顔の動きを再現するとのこと。2つのカメラと赤外線センサーにより、応答速度は10ミリ秒で顔の動きをトラッキング。アバターをより生き生きと表現します。
対応デバイスはVIVE Pro系列(VIVE Pro、VIVE Pro Eye)であることが明らかになっています。視線追跡が可能なVIVE Pro Eyeと組合せると完全な表情トラッキングが実現するとのこと。VIVE Cosmosには非対応の模様です。
「VIVE Facial Tracker」もまずはイギリスを含むヨーロッパで発売。価格は139ユーロ(約18,000円)。日本での価格と発売時期は未定です。
(参考)VIVE uk 公式、VRFocus