NASA’s Marshall Centerチャンネルは、NASAが開発する「RS-25エンジン」の燃焼試験を、実際には危険な距離を含め様々な視点から体感できる360度動画を公開しました。
ロケットの煙に視界が覆われる体験
2月22日、ミシシッピ州ベイセントルイス近くのStennis Space Centerで、RS-25エンジンの燃焼試験が行われました。
NASAが9日にアップロードした「Smoke and Fire with a 360 View of RS-25 Engine Test」では、ロケットエンジンが勢い良く煙を噴射する様子が、いくつかのポジションから撮影されています。
動画が始まると、今まさに噴射を開始するロケットエンジンの真正面に立っており、勢い良く迫り来る煙が視界を覆い尽くしていきます。次の場面で離れたところから噴射の様子を伺うと、それがいかに強力だったかを感じることができます。
RS-25エンジンは1つで512,000ポンドの推力を生み出すことができ、強力なロケットであるSpace Launch Systemを軌道に送るのに必要な200万ポンドの推力を生成するために、4つのエンジンを連携させて使用します。
煙を全身に受け、さらに目の前で高く立ち上る煙を見上げるというのも、360度動画ならではの貴重な体験になるでしょう。