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話題 2022.04.12

解体のはじまった「中銀カプセルタワービル」をデジタルアーカイブ化するプロジェクトが始動

昭和の名建築として知られる「中銀カプセルタワービル」を3次元スキャンで記録に残すためのクラウドファンディングが始動しました。プロジェクト達成後は、3次元点群データをオープンソースとしてウェブサイトで無償で公開する予定となっています。

「中銀カプセルタワービル」は、黒川紀章氏が建築したことで知られる、世界初のカプセル型マンションです。カプセルを積み上げたような斬新なデザインが有名で、多くの人に親しまれていましたが、2022年4月12日に老朽化のため解体工事が開始しました。

今回のデジタルアーカイブプロジェクトでは、ミリ単位で正確な距離を計測できるレーザースキャンのデータと、20,000枚以上の写真データを組み合わせて建物全体をスキャンするとのこと。建物の構造だけでなく、住人の方々の生活で年化した部分や経年変化した建物の姿も記録されるそうです。

記録されたデータは、今後学術研究や新たな創作活動へ繋がる予定とのこと。リターンにはオンラインセッショントーク参加券や中銀カプセルNFT、点描データ提供などが用意されています。

クラウドファンディングサイトはこちら。
https://motion-gallery.net/projects/3dda-nakagin

(参考)クラウドファンディングサイト


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