6月3日、株式会社空き家総合研究所が、フルボディトラッキングシステム「MocapForAll」を 2021年6月初旬に発売すると発表しました。価格は 9,999 円(税込)の予定。BOOTHでダウンロード販売されます。
「MocapForAll」は、2台以上のウェブカメラから取得したデータをもとに、幾何学的な計算とAI による画像認識技術を組み合わせ、カメラ内の人物の姿勢等を3Dデータに変換するシステムです。
これにより、体にトラッカーなどの装置を一切装着せずとも、PCと最低2台のウェブカメラさえあれば全身をモーションキャプチャし、VR 空間上にリアルタイムで反映できます。
誰もがお手軽にモーションキャプチャを利用できる、ソフトウェアを開発中です!
最低2台のスマホ等のカメラが、PCに接続されていればOK。VRでのフルボディトラッキングにも利用可能です。近日公開予定。#誰もが気軽に#VR #モーションキャプチャー #フルトラ#UE4#映像作成 pic.twitter.com/h5YzCACQBu— 空き家総研VRラボ -Akiya Research Institute,VRlab- (@Akiya_Souken_VR) May 20, 2021
また「MocapForAll」で作成されたモーションキャプチャのデータは、一般的なPC用VRプラットフォームである SteamVR 等に対応しており、UnrealEngineやUnity、VRChat などでも導入可能です。ウェブカメラの動画をプログラムが処理し、リアルタイムでも30fps以上でモーションキャプチャを出力可能。VR空間でも、問題なく人とコミュニケーションができます。
#UE5 で #MocapForAll 動きました! pic.twitter.com/wFAp9oNIIH
— 空き家総研VRラボ -Akiya Research Institute,VRlab- (@Akiya_Souken_VR) May 27, 2021
#VRChat での #フルトラ 検証結果です。
VR機器に対して、ウェブカメラからの映像に遅延があるため、どうしても足腰がずれる部分がありますが、十分実用レベルと思っています! pic.twitter.com/yFAnbQ2QHf— 空き家総研VRラボ -Akiya Research Institute,VRlab- (@Akiya_Souken_VR) May 24, 2021
開発を手掛けた株式会社空き家総合研究所は、空き家の再生事業に取り組む企業ですが、社員全員が元学生劇団出身で、「自らが演じる」ことの楽しさを体験しており、「演じることの楽しさ」をもっと世の中に広めたいとの思いから、今回のシステムの構想に至ったとのこと。バーチャル空間で「なりたい私」になりきって様々な人と演じ合う「VR演劇システム」が実現すれば、もっと暮らしやすい世の中になるのではないかと説明しています。
「MocapForAll」製品概要
発売開始日:2021 年 6 月初旬予定
価格:9,999 円(税込) (無料体験版あり)
販売方法:BOOTH ページでダウンロード販売予定 (現在非公開)
https://akiya-souken.booth.pm/items/2975114
(参考)プレスリリース