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メタバース 2022.04.02

【VRChat】代官山蔦屋書店がモチーフのおしゃれなワールドが公開!“あのメタバース本”を「バーチャル立ち読み」

代官山 蔦屋書店をモチーフとしたワールド「メタバースWith代官山 蔦屋書店」が、VRChatにて公開されました。ワールド制作はVR蕎麦屋タナベさん。現在パブリックで公開されており、誰でも入場できます。

おしゃれな街・代官山に建つ、ハイセンスな本屋として有名な代官山 蔦屋書店。その雰囲気を感じさせる、木目調のあたたかな内装が一面に広がる書店のワールドとなっています。


机の上にも、一面の棚にも広がる本の数々! 見ているだけで楽しい人もいるはずです。

そして、とある本が大きく平積みにされているのが見られます。

実はこのワールドは、メタバース文化エヴァンジェリスト・バーチャル美少女ねむさん初の単著『メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界』の発売を記念して制作されたもの。技術評論社主催で、代官山 蔦屋書店との「メタバースで読書が楽しくなる」コラボレーション企画として生み出されたワールドです。

ねむさんと技術評論社の石井さんによれば、この企画は書籍の執筆が終わった段階で構想が始動。技術評論社より打診を受けた蔦屋書店も前向きだったため、VR蕎麦屋タナベさんへ制作依頼され、曰く「ものすごいスピード」でワールド完成までこぎつけたとのことです。

そして、「メタバース時代の新しい読書の楽しみ方を提案したい」というねむさんのアイデアから生まれたこのワールドでは、「バーチャルな本」を手元に呼び出し、ページをめくることができるというギミックが搭載されています。

実際に自分の手でページをめくって本を読む感覚は、VRで体験してみるととても新鮮です。ここで「立ち読み」できる範囲は序文と目次までで、フラッとワールドに立ち寄った人が一読し、興味を抱いて書店に買いに行く……という流れが想像できます。


書店スペースの外には、イベントスペースが広がっています。落ち着いた雰囲気のラウンジのような空間で、奥には登壇用のステージがあります。

このイベントスペースを活用して、4月22日(金)に書籍発売記念トークショーが開催予定となっています。また、4月2日(土)と4月16日(土)には、バーチャル美少女ねむさんによるサイン会が開催予定となっており、出版記念イベントが全て「VRChat」上で実施されるというユニークな取り組みとなります。

イベント会場として使えるように制作されているものの、代官山の空気すら感じられる心地よい雰囲気は、とても居心地がよいです。コミュニケーション用のペンも設置されているため、友人とおしゃべりするにもちょうどいいワールドでしょう。

「本の著者と気軽に会えて、サインまでもらえるのがメタバースの楽しさです」と語るねむさんは、今後このワールドのPublicインスタンスにもちょくちょく出没予定とのことです。新しい読書の場にも、新しい出会いの場にもなる、そんな「新しい書店」に訪れてみてはいかがでしょうか。

ワールドへのアクセスはこちら(Meta Quest 2、またはPC接続型VRヘッドセット、高スペックPCが必要です)。
https://vrch.at/79hrwqjf

(参考)VRChatプレスリリース


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