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Meta Quest 2024.02.21

Meta Quest 3向け機能「Wide Motion Mode」がSDKに登場 ハンドトラッキングが動作する範囲がより広く

Meta Quest向けSDK(ソフトウェア開発キット)のV62に、Meta Quest 3向けの「Wide Motion Mode」と呼ばれる機能が実装されました。ハンドトラッキングの位置認識範囲を拡大するためのシステムです。

Meta Questシリーズでは、ハンドトラッキング機能を使うことでVR内のメニュー操作などを手を使って行えます。手の動きはQuestの前面に搭載されたカメラが認識しており、カメラの認識範囲を外れると、ハンドトラッキングは動かなく(動作が反映されなく)なります。

「Wide Motion Mode」は、Quest 3の利用者の上半身を常時トラッキングする機能を活用。手のポジションがカメラの認識範囲を越えても、腕の位置から(現実の)場所を推定してVR内の腕を動かします。

「Wide Motion Mode」で認識する範囲が広がるのは、腕の位置だけに限定されます。カメラの範囲から手が外れている場合、指の動きはVR内に反映されません。またV62SDKで実装された、Multimodal(ハンドトラッキングとコントローラーを同時使用する機能)との併用はできないとのこと。

Meta社は今後、Quest 3以外のヘッドセットでも「Wide Motion Mode」を利用可能にする計画です。現時点では、具体的な実装スケジュールなどは公開されていません。

(参考)UploadVR

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