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業界動向 2023.11.24

Metaが台湾MediaTekとの関係強化、ARグラス用半導体を独占供給

Metaは台湾の半導体メーカーMediaTekと提携し、ARグラス用チップセットの独占供給を受けます。この提携は、MediaTekの年次イベント「MediaTek Summit 2023」で発表されました。当日の模様をテックメディア「Android Central」が報じています。


(出所:Meta)

「Android Central」によれば、11月17日に行われた「MediaTek Summit 2023」にMeta Reality Labs VPのJean Boufarhat氏が出演。共同で登壇したMedia Tek VPのVincent Hu氏とともに、提携を発表しました。Jean Boufarhat氏は、「ARグラスの実現には、新しいシリコンを開発する必要がある」と強調。高性能・低消費電力・低遅延、さらにコンパクトなデザインが必要だとし、MediaTekを「重要なパートナーだ」と語りました。

AI/LLMに加え、ARグラスでも提携

MediaTekは2023年8月に、2023年後半に発表予定の次世代フラグシップモデルとして、Metaの大規模言語モデル「Llama 2」に対応したチップセットを開発すると発表していました。対するMetaは、2022年には半導体メーカー・クアルコムと複数年にわたる戦略提携契約を結んでおり、XRデバイス分野のチップセット供給体制を確立しようと模索しています。

また、MediaTekは2022年からソニーの「PlayStation VR2(PSVR2)」用のチップセットを製造・供給しており、XRデバイス分野における存在感を強めています。

(参考)Android Central, MediaTek


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